ずん
「BS4Kが大爆死してるらしいのだ!でもボク、4Kと2Kの違いすらわからないのだ!」
やきう
「ワイもや。そもそもBSって見ないやろ。国が失敗認めるとか珍しいな。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、国策の失敗でやんすね。民放各局は年間10億円近い赤字を垂れ流してるでやんす。累計数百億円規模の損失でやんす。」
かっぱ
「数百億円ってアホか。そんな金あったら橋でも直せや。」
ずん
「でも4Kってキレイなんでしょ?なんでダメだったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「キレイでやんすが、肝心のコンテンツがテレビショッピングと再放送ばかりでやんす。高画質で通販番組見ても意味ないでやんすよ。」
やきう
「草。包丁が4Kで見えてもしゃーないやろ。誰が得するねん。」
かっぱ
「せやな。むしろ通販のおばちゃんのシワまで見えたら気の毒やわ。」
ずん
「TBSは年間1200万円しか稼げてないのに8.6億円使ってるって...算数できないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「算数はできるでやんす。でも総務省に逆らえなかったでやんすね。国策という名の強制参加でやんす。」
やきう
「ほんまクソ。役人の妄想に付き合わされて数百億ドブに捨てるとか、民放も被害者やんけ。」
かっぱ
「スカパーもWOWOWも逃げたんやろ?民放だけ残されてアホみたいやな。」
ずん
「でも2027年に撤退するなら、あと2年頑張れば解放されるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす。2030年には15億円の設備更新費用が待ってるでやんす。続けるも地獄、辞めるも地獄でやんす。」
やきう
「ワイなら即撤退や。もう十分付き合ったやろ。総務省は謝罪して賠償せえよ。」
かっぱ
「総務省が謝るわけないやん。失敗を認めたら責任取らなあかんからな。」
ずん
「じゃあこれからどうなるのだ?ボクのテレビも4K対応なのに無駄になるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ネット配信にシフトするでやんす。でもそれならそもそもBS使う意味がないでやんすけどね。最初からネット配信すればよかったでやんす。」
やきう
「結局、役人が新技術に飛びついて爆死しただけやん。税金の無駄遣いの教科書や。」
かっぱ
「そういえば8Kも推進してたよな?あれどうなったん?」
でぇじょうぶ博士
「もっと悲惨でやんす。8Kテレビ自体がほとんど売れてないでやんすからね。4Kの二の舞でやんす。」
ずん
「じゃあなんで8Kなんて始めたのだ!?4Kで失敗してるのに!」
やきう
「役人は失敗から学ばんのや。むしろ失敗を認めたくないから突き進むんやで。」
かっぱ
「ほんま税金を何やと思っとるんや。民間なら即クビやで。」
ずん
「でもさ、総務省の人たちは何を考えてたのだ?まさか本気で流行ると思ってたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「技術的には素晴らしいでやんす。でも市場調査を怠ったでやんすね。消費者が何を求めてるか理解してなかったでやんす。」
やきう
「要するに机上の空論やったってことやな。現場の声を無視した結果や。」
かっぱ
「民放も断ればよかったのにな。なんで従ったんや?」
でぇじょうぶ博士
「免許制度でやんすからね。総務省の意向に逆らえば、免許更新で不利になる可能性があるでやんす。」
ずん
「それって脅迫じゃないのだ!?ヤ○ザみたいなのだ!」
やきう
「お上には逆らえんのや。これが日本の現実やで。」
かっぱ
「でもこれ、誰も責任取らんのやろ?そこが一番腹立つわ。」
でぇじょうぶ博士
「残念ながらその通りでやんす。国策の失敗は誰も責任を取らないでやんす。失敗したプロジェクトの担当者は出世してたりするでやんすよ。」
ずん
「マジかよ!失敗しても出世するなんて、ボクも官僚になればよかったのだ!」