# Monotype炎上会議
憧れフォントを奪われた開発者たち
ずん
「えっ、フォントの値段が6万円から300万円になったのだ!?僕の年収より高いじゃないか!」
やきう
「お前の年収が低すぎるだけやろ。まあワイもニートやけどな。」
でぇじょうぶ博士
「これは酷い話でやんすね。フォント一つで年間300万円とは、まるでキャビア食べるのに家一軒売るようなもんでやんす。」
ずん
「でも、そんなにフォントって大事なものなのだ?無料のやつ使えばいいじゃん。」
やきう
「それな。ワイなんてMS明朝で十分やわ。つーか、お前のその発言、クリエイター全員敵に回したで。」
かっぱ
「ちゃうちゃう。フォントってのはな、ゲームの顔なんや。『ペルソナ』のあのカッコええUIも、フォントあってこそやねん。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。この坂本さんは『スキップ』というフォントに憧れて、10年近くプロジェクトを続けてきたでやんす。それが突然使えなくなるとは、まるで結婚式当日に新婦が逃げたようなもんでやんすね。」
ずん
「10年!?そんなに長く作ってるゲームあるのだ?」
やきう
「お前、『デューク・ニューケム・フォーエバー』知らんのか。15年かかったんやで。まあクソゲーやったけどな。」
かっぱ
「おい、話それとるやないか。問題は突然のルール変更や。契約しとった人間を裏切るようなやり方はクソオスのやることやで。」
でぇじょうぶ博士
「しかも、2週間かけてUIを全部作り直したそうでやんす。数千個の文字を一個ずつ入れ替えて、数ピクセルのズレも許されない作業でやんす。おいらなら発狂してるでやんすね。」
ずん
「えっ、そんな細かい作業してるのだ?コピペじゃダメなのだ?」
やきう
「お前、プログラミングどころかコピペすらまともにできんやろ。各UIで文字サイズも配置も違うんやから、全部手作業や。地獄やで。」
かっぱ
「しかも自己資金で作っとるんやろ?パブリッシャーおっても出資受けてへんて書いてあったで。そんな状況で300万円要求されたら、そら諦めるしかないわな。」
でぇじょうぶ博士
「問題なのは、Monotypeが一方的に50倍の値上げを通告したことでやんす。これは契約の信頼性を完全に破壊する行為でやんす。まるで家賃が突然50倍になるようなもんでやんすよ。」
ずん
「でも、企業なんだし値段決めるのは自由なのだ。嫌なら使わなきゃいいじゃん。」
やきう
「お前ほんまにアホやな。すでに開発に組み込んでる人間はどうすんねん。作り直しの時間も金もかかるんやで。」
かっぱ
「しかも『インストールフィー』まで追加されとるやないか。ダウンロード数に応じて費用増えるって、ヒットしたら地獄やん。」
でぇじょうぶ博士
「まさに成功税でやんすね。売れれば売れるほど取られる仕組みでやんす。これではクリエイターは萎縮するしかないでやんす。まるで、才能ある人間の足を引っ張る社会の縮図でやんすよ。」
ずん
「じゃあMonotypeは悪い会社ってことなのだ?」
やきう
「悪いっちゅうか、単に金儲け優先しただけやろ。企業なんてそんなもんや。ワイらニートには関係ないけどな。」
かっぱ
「お前ら、そんな他人事みたいに言うてるけど、これゲーム業界全体の問題やで。大手も含めて影響受けとるんやから。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。Game*Sparkの運営会社も同じ問題に直面してるでやんす。『ウィザードリィ外伝』で使ってたフォントが、年間6万円から数百万円になったそうでやんす。」
ずん
「えっ、じゃあみんな困ってるのだ!Monotypeはどう対応するつもりなんだ?」
やきう
「『日本向けの新プラン発表する』言うてるけど、もう信用ゼロやろ。一回裏切った相手を誰が信じるねん。」
かっぱ
「ほんまそれな。契約延長するって言うても、またいつ梯子外されるかわからへんやん。クリエイターからしたら恐怖やで。」
でぇじょうぶ博士
「この問題の本質は、継続性と信頼性でやんす。現代のゲームは継続的なアップデートが前提でやんすから、フォントライセンスも長期的に安定してる必要があるでやんす。それが崩れたら、誰も使えないでやんすよ。」
ずん
「でも、フォント会社も商売なんだし、儲けないとダメなのだ。みんなワガママすぎるのだ。」
やきう
「お前ほんま空気読めへんな。50倍の値上げがワガママちゃうんか。つーか、お前が一番ワガママやろ。」
かっぱ
「問題は値上げの幅と、事前告知の少なさや。せめて1年前とかに言うてくれたら、クリエイターも対応できたやろうに。」
でぇじょうぶ博士
「まったくでやんす。9月に告知して11月末終了とは、まるで明日地球が滅亡するから今日中に荷物まとめろと言われるようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあ、クリエイターたちはこれからどうするのだ?みんなフリーフォントに移行するのだ?」
やきう
「そうなるやろな。つーか、もうMonotype使う理由ないやん。信頼性ゼロの会社に数百万払うアホおらんで。」
かっぱ
「せやけど、フリーフォントにも限界あるからなぁ。商用利用OKでも、クオリティや種類は有料フォントに劣るし。」
でぇじょうぶ博士
「それに、坂本さんのように『憧れのフォント』が使えなくなった精神的ダメージは計り知れないでやんす。クリエイターにとって、理想のビジョンを実現できないのは、おいらが野球の補欠にされるより辛いでやんすよ。」
ずん
「はかせ、それはちょっと違う気がするのだ...」
やきう
「つーか、お前もう補欠ですらないやろ。ベンチにも入れへんレベルや。」
かっぱ
「お前ら、また話逸れとるやないか。まあ、この問題は簡単には解決せんやろな。業界全体で代替案考えなあかんで。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。フォント業界の健全な競争と、クリエイターの権利保護、両方が必要でやんす。でも現状は、巨大企業が一方的にルールを変えられる構造になってるでやんす。」
ずん
「じゃあ、ボクたちにできることってあるのだ?」
やきう
「お前には何もできへんやろ。ワイらニートに何ができるねん。せいぜいSNSで騒ぐくらいや。」
かっぱ
「いや、実は消費者の声も大事なんやで。ゲーム買う時に、どんなフォント使ってるか意識するだけでも違うで。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。クリエイターを応援する姿勢が、業界全体を変える力になるでやんす。まあ、おいらはモテないから関係ないでやんすけど。」
ずん
「はかせ、それもまた違う気が...あっ、そうだ!ボク、いいこと思いついたのだ!」
ずん
「ボクがフォント会社作るのだ!みんなにタダで配るのだ!これで解決なのだ!」
やきう
「...お前、フォント作るのにどんだけ労力かかると思っとんねん。」
かっぱ
「一文字作るのに何時間もかかるんやで。日本語なら数千文字必要やし。」
でぇじょうぶ博士
「しかもずんには、デザインセンスもスキルも資金も、何一つないでやんす。無から有を生み出すのは神の領域でやんすよ。」
ずん
「むぅ...じゃあボク、MS明朝で我慢するのだ!」