ずん
「40年間取材拒否し続けた芸能界のドンが突然喋り出したのだ!これは業界の闇が暴露される前触れなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ちょっと待つでやんす。長戸大幸氏は確かに寡黙でやんすが、別に逃げ隠れしてたわけじゃないでやんす。単に音楽作りに専念してただけでやんすよ。」
やきう
「ワイもずっとニートしとるけど、別に逃げ隠れしてへんで。専念や専念。」
かっぱ
「専念の意味履き違えとるやろ。まあええわ。それより、この長戸さんが手紙一本で取材OKしたんが興味深いな。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす!田崎氏の父親と同じ滋賀の高校出身という共通点が効いたでやんすね。人間関係というのは、こういう偶然のつながりで変わるもんでやんす。」
やきう
「つまり、コネや。結局世の中コネなんや。実力なんて二の次やで。」
ずん
「それボクにもコネがあれば成功できるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「興味深いのは長戸氏の自己認識でやんす。自分より上手いミュージシャンを集めてバンドを作るも、メンバーだけが引き抜かれて自分は残されたと。これは典型的なプロデューサー気質でやんすね。」
やきう
「要するに二軍やったってことやろ?それを美談にすな。」
ずん
「でも結果的にB'zもZARDも大成功させたのだ。補欠が監督になって日本一になったようなものなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まさにそうでやんす!演奏技術は二流でも、音楽ビジネスの才能は超一流だったということでやんすね。これは非常に示唆に富む話でやんす。」
かっぱ
「滋賀出身いうのも面白いな。東京でも大阪でもなく、ちょうど中間の地域や。京都寄りの柔らかいタッチって評されとるし。」
やきう
「地方出身者が東京の音楽業界を制したんやな。ワイも滋賀出身やったら人生変わっとったかもしれんわ。」
ずん
「やきうは今からでも滋賀に引っ越せばいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「場所の問題じゃないでやんす...。重要なのは長戸氏の戦略でやんすよ。自分が前に出るんじゃなく、才能ある人を見つけて育てる。これは現代のプラットフォームビジネスに通じる発想でやんす。」
かっぱ
「なるほどな。YouTuberをプロデュースする事務所みたいなもんか。自分は表に出んけど、儲けは全部持っていくと。」
やきう
「それ搾取やないか。結局音楽業界も闇深いんやな。」
ずん
「でもB'zが元々AZだったって情報、めちゃくちゃ気になるのだ!なんでBに変えたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく商標の問題か、語感の問題でやんすね。AZだと『エーズ』でエイズを連想させるでやんすし。B'zの方が『ビーズ』で発音しやすいでやんす。」
かっぱ
「確かにな。AZやったら絶対エイズってイジられとったやろな。90年代はエイズが社会問題やったし。」
やきう
「危機回避能力高いやんけ。ワイも人生の重要な選択でこういう判断したかったわ。」
ずん
「やきうの人生、どの時点で間違えたのだ...?」
でぇじょうぶ博士
「話を戻すでやんすが、長戸氏が40年ぶりに取材を受けた理由も興味深いでやんす。年齢的なこともあるでしょうし、自分の仕事を記録に残したいという思いもあったのかもしれないでやんすね。」
かっぱ
「人間、いつか自分の物語を語りたくなるもんやからな。特に成功者はな。」
やきう
「ワイも50年後ぐらいに『ニートの帝王が語る、働かない生き方』って本出すわ。」
でぇじょうぶ博士
「しかし考えてみれば、90年代J-POPブームを作った立役者の一人が、今まで沈黙を守ってきたというのは異例でやんす。普通は成功したら自伝とか出すもんでやんすからね。」
かっぱ
「それだけ音楽制作に集中しとったってことやろ。口より手を動かすタイプやな。尊敬するわ。」
ずん
「目と指だけは動かしてるのだ。スマホでなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「この取材が実現したことで、90年代J-POPの謎が色々解明されるかもしれないでやんすね。あの時代は本当に音楽業界が活気に満ちていたでやんすから。」
かっぱ
「CDが飛ぶように売れた時代やな。今じゃ考えられんわ。」
やきう
「あの頃に戻りたいわ。バブルの余韻があって、みんな金持っとったし。ワイもその時代に生まれたかったで。」
ずん
「やきうが90年代にいても、結局引きこもってたと思うのだ。」
でぇじょうぶ博士
「厳しい指摘でやんすが、的を射ているでやんすね...。それはさておき、長戸氏のような裏方の成功者の話は非常に貴重でやんす。表に出る人だけが成功者じゃないという証明でやんすから。」
かっぱ
「そうやな。むしろ裏で糸を引く方が儲かるし、リスクも少ないかもしれんな。」
やきう
「やっぱプロデューサーが最強なんや。芸能人は使い捨ての駒やで。」
ずん
「でもやきうはその駒にすらなれないのだ...?」
かっぱ
「将棋で例えるなら、盤の外で観戦してるだけの観客やな。」
でぇじょうぶ博士
「おいおい、やきうをいじめるのはこれくらいにするでやんす。それより、この本が出たことで他の芸能界のドンたちも口を開くかもしれないでやんすね。」
やきう
「ジャニーズの件もあったし、もう隠し通せる時代やないんやろな。全部バラされる時代や。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、情報の透明性が高まるのは良いことでやんす。ただし、プライバシーとのバランスは難しいでやんすけどね。長戸氏は自分のタイミングで語ることを選んだわけでやんすから、それは尊重されるべきでやんす。」
ずん
「ボクも将来、『ずん帝国の真実』って暴露本を出すのだ!ベストセラー間違いなしなのだ!」
ずん
「ひどいのだ!!でも印税生活は諦めないのだ!次はB'zみたいに音楽プロデューサーになって、C'zっていうバンドを作るのだ!」