ずん
「やばいのだ!現職が新参者に1万6000票差って、ほぼ同点じゃないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。しかも仙台市では和田氏が全区制覇でやんす。まるで巨人が下位球団に負けそうになったようなもんでやんすね」
やきう
「ワイ、これ見て思ったんやけど、参政党ってマジでやばない?神谷が5回も来るって、もはやストーカーやん」
ずん
「でも聴衆が800人から1300人に増えてるのだ。これって人気が出てるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、数字だけ見ればそうでやんすが、仙台市の人口110万人からすれば0.1%程度でやんすよ。熱狂的な支持層が固まっただけとも言えるでやんす」
やきう
「つまり、ノイジーマイノリティってやつか。でも実際3万票差つけとるやん。これ無視できへんで」
ずん
「そもそも参政党って何者なのだ?怪しい新興宗教みたいに聞こえるのだ」
でぇじょうぶ博士
「ふむ、参政党は2022年の参院選で初議席を獲得した比較的新しい政党でやんす。ワクチン懐疑論や既存メディア批判を掲げて、SNSでの情報発信に長けているでやんすね」
やきう
「要するにネット民に刺さる政党ってことやな。X民31万人フォロワーとか、そらネット選挙強いわ」
ずん
「でも村井さんは6選したのだ。結局負けてるじゃないのだ」
でぇじょうぶ博士
「そこが面白いところでやんす。仙台という都市部では和田氏が圧勝、でも県全体では村井氏が勝った。つまり地方と都市の分断が見えるでやんすね」
やきう
「地方のジジババは現職支持、都市の若者はネット民支持ってことか。まあ典型的な構図やな」
ずん
「じゃあ次の選挙では逆転するってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは早計でやんす。今回の接戦には"デマ対応"という要素もあったでやんすよ。タイトルにある『悪行14選』とかいう怪文書が出回ったらしいでやんす」
やきう
「草。ネガキャンやん。でもそれで防戦一方になるってことは、火のないところに煙は立たんってやつちゃうか?」
ずん
「でも悪行14選って多すぎないのだ?せめて7選くらいにしとけばいいのに、欲張りすぎなのだ」
でぇじょうぶ博士
「...その発想はなかったでやんす」
やきう
「てか和田って元NHKアナやろ?そんなん出てきたら、ワイなら速攻で『NHKの犬』ってレッテル貼るで」
ずん
「でも参院選で落選してるのだ。つまり国政レベルでは通用しなかったってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。参院選での落選組が知事選に流れるのは、まるで二軍落ちした選手が独立リーグで活躍するようなもんでやんすね」
やきう
「おいおい、地方自治舐めんなや。国政より地方の方が生活に直結しとるやろが」
ずん
「じゃあボクも落選したら知事選に出るのだ!...あ、そもそもボク選挙に出たこともないのだった」
でぇじょうぶ博士
「ずん君が出馬したら、『悪行140選』くらい作られそうでやんすね」
やきう
「140って盛りすぎやろ。せいぜい3つくらいやで」
ずん
「3つも思いつかないのだ!ボク超クリーンなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、今回の選挙で分かったことは、既存政党の地盤が揺らいでいるってことでやんす。自民会派の支援があっても盤石じゃなくなってるでやんすよ」
やきう
「そら当然やろ。みんな既存政党に飽き飽きしとるんや。新しいもんに飛びつきたいんやで」
ずん
「でも新しいものが良いものとは限らないのだ。新しいカップ麺が美味しいとは限らないのと同じなのだ」
でぇじょうぶ博士
「その例えは分かりやすいでやんすね。参政党という"新フレーバー"が本当に美味しいのか、それともただの物珍しさなのか。それを見極めるのが有権者でやんす」
やきう
「結局、政治なんて味見できへんからな。食べてから『まずい』って気づくパターンや」
ずん
「じゃあボクは政治に関わらないほうが安全なのだ。傍観者最強説なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それが一番ダメでやんす。傍観者は文句言う資格もないでやんすよ」
やきう
「でも実際、投票行っても変わらんやん。ワイの一票なんて焼け石に水やで」
ずん
「そうなのだ!ボクの一票で世界は変わらないから、寝てたほうがマシなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...今回の1万6000票差を見てもそう言えるでやんすか?一票一票の積み重ねが、まさにこの僅差を生んだんでやんすよ」
ずん
「むむむ...でもボク、投票所まで行くのめんどくさいのだ。郵便投票できないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「期日前投票というものがあるでやんす。平日でも土日でも投票できるでやんすよ」
でぇじょうぶ博士
「おいらは毎回行ってるでやんす。研究の合間に期日前投票を活用してるでやんすよ」
やきう
「マジかよ。ワイも行ったことないわ。だって候補者全員クソやし」
ずん
「そうなのだ!選択肢が全部ダメなら選ばないのが正解なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。白票を投じることも、『該当者なし』という意思表示になるでやんすよ」
やきう
「でも白票って結局、当選者の得票率上げるだけやん。意味ないで」
ずん
「じゃあどうすればいいのだ!?もうボク、政治わかんないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。まず投票に行く。そして自分の生活に一番近い政策を掲げてる候補者に入れる。それだけでやんす」
やきう
「その『生活に一番近い』ってのが分からんねん。みんな耳障りのいいこと言うだけやし」
ずん
「そうなのだ!『増税しません』『福祉充実させます』とか、全部嘘っぽいのだ」
でぇじょうぶ博士
「だからこそ、過去の実績を見るべきでやんす。今回の村井氏は現職として14年の実績があるでやんす。それを評価するのか、変化を求めるのか、それが問われたんでやんすよ」
やきう
「14年も同じやつが続けるって、それもうヤバない?権力の腐敗待ったなしやん」
ずん
「ボクの中学高校大学時代ずっと同じ知事だったってことなのだ...考えたら怖いのだ」
でぇじょうぶ博士
「まあ、多選の弊害は確かにあるでやんすね。でも安定を求める声も大きいんでやんす。特に地方では『変化=リスク』と捉える層が多いでやんすから」
やきう
「要するに、『悪魔でも知ってる方がマシ』理論やな」
ずん
「でも今回は僅差だったのだ。次はどうなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは誰にも分からないでやんす。ただ、参政党のようなネット発の政治勢力が地方選でも無視できない存在になりつつあるのは確かでやんすね」
やきう
「ネット民が政治動かす時代とか、終わってんな。みんなデマに踊らされとるだけやん」
でぇじょうぶ博士
「結局のところ、情報リテラシーの問題でやんす。何が真実で何がデマか、自分で見極める力が必要なんでやんすよ」
ずん
「それが一番難しいのだ!もうボク、何も信じられないのだ!」