**ずん**
「シール帳がブームって、昭和かよ!令和にもなってシール交換とか、時代が逆行してるのだ!」
**でぇじょうぶ博士**
「いやいや、これは逆行じゃなくてリバイバルでやんす。デジタル疲れした現代人が、物理的なコレクションに回帰してるんでやんす」
**やきう**
「900万枚も作って足りんとか、どんだけ飢えとんねん。ワイが子どもの頃なんか、ビックリマンチョコのシール1枚で命懸けやったで」
**ずん**
「偽物まで出回ってるって、シールごときで犯罪するとか頭おかしいのだ」
**でぇじょうぶ博士**
「おいおい、『ごとき』とは何でやんすか。需要があるところには必ず偽造品が生まれるでやんす。これは経済学の基本でやんすよ」
**やきう**
「クーリアの担当者は『うれしい悲鳴』とか言うとるけど、ただ単に生産計画が甘かっただけやろ。在庫切れはビジネスの失敗やで」
**ずん**
「でもさ、大人もハマってるってヤバくないのだ?子どもの遊びに大人が本気出すとか」
**でぇじょうぶ博士**
「むむむ、それは偏見でやんす。大人の収集癖は子どもより遥かに強力でやんす。可処分所得も購買力も段違いでやんすからね」
**やきう**
「つまり、大人が本気出したせいで子どもが買えへんくなっとるってことやな。最低やん」
**ずん**
「結局、転売ヤーの餌食になってるんじゃないのだ?メルカリとか見たら高額で売られてそう」
**でぇじょうぶ博士**
「その通りでやんす。レアシールは既に投機対象になってるでやんす。まるで仮想通貨やNFTみたいなもんでやんすね」
**やきう**
「シールに投資とか、もう終わりやろこの国。株でも買えや」
**ずん**
「じゃあボクもレアシール買い占めて大儲けするのだ!」
**でぇじょうぶ博士**
「バカでやんす。そんなことしたら、ただの転売ヤーでやんす。しかも偽物掴まされるのがオチでやんすよ」
**やきう**
「ていうか、シール帳って何がそんなに楽しいんや?ただ貼るだけやろ?」
**ずん**
「それな!デジタルでコレクションした方が場所取らないし便利なのだ」
**でぇじょうぶ博士**
「そこが違うんでやんす。物理的なコレクションには『所有する実感』があるでやんす。デジタルデータは所詮、電子の海に浮かぶ幻でやんすからね」
**やきう**
「哲学者か、お前は。ただのシールやで」
**ずん**
「でも900万枚も出荷してるのに足りないって、日本の人口考えたらおかしくないのだ?」
**でぇじょうぶ博士**
「いい質問でやんす。これは一人が何枚も買ってるってことでやんす。コレクターの執着心は恐ろしいでやんすからね」
**やきう**
「つまり、中毒性があるってことやな。ガチャと一緒やん。これ実質ギャンブルやろ」
**ずん**
「なるほど!子どもにギャンブル教えてるってことなのだ!これは社会問題なのだ!」
**でぇじょうぶ博士**
「まあ、否定はできないでやんすね。ランダム性のある収集要素は、確かに射幸心を煽るでやんす」
**やきう**
「しかも偽物まで出回っとるとか、もはや治安が悪い。シール界の修羅の国や」
**ずん**
「偽物と本物の見分け方とか、もう鑑定士が必要なレベルなのだ」
**でぇじょうぶ博士**
「実際、コレクター界隈では真贋を見極める目利きが重宝されてるでやんす。まるで骨董品市場でやんすね」
**やきう**
「骨董品...シールが骨董品扱いとか、価値観バグっとるやろ」
**ずん**
「でもさ、結局これってただの一過性のブームじゃないのだ?半年後には誰も覚えてないやつなのだ」
**でぇじょうぶ博士**
「それは分からないでやんす。ビックリマンシールは今でも価値があるでやんすからね。文化として定着する可能性もあるでやんす」
**やきう**
「ビックリマンと一緒にすな。あれはチョコというオマケがあったやろ。こっちはただのシールや」
**ずん**
「じゃあボクもシール作って売ったら儲かるのだ?」
**でぇじょうぶ博士**
「甘いでやんす。ヒット商品を作るには、デザイン、マーケティング、流通、全てが噛み合わないとダメでやんす。ずんには無理でやんす」
**やきう**
「っていうか、クーリアって会社、この機会逃したらアカンで。今のうちに増産体制整えな」
**ずん**
「でも増産しすぎたら希少価値なくなって、ブーム終わった時に在庫の山になるのだ」
**でぇじょうぶ博士**
「おお、ずんにしては珍しくまともな経済分析でやんす。その通り、供給量のコントロールが肝でやんすね」
**やきう**
「ワイが経営者やったら、わざと品薄にして煽るけどな。希少性こそが価値やからな」
**でぇじょうぶ博士**
「いやいや、これはマーケティングの基本でやんす。ダイヤモンドだって実際は希少じゃないのに、供給を絞って高値で売ってるでやんす」
**やきう**
「結局、騙されとるのは消費者ってことやな。資本主義の闇や」
**ずん**
「じゃあボクたちは何のためにシール集めてるのだ...?」
**でぇじょうぶ博士**
「ずんはシール集めてないでやんすよね?」
**ずん**
「でもさ、偽物が出回るほど人気ってことは、本物の価値がめちゃくちゃ上がってるってことなのだ?」
**でぇじょうぶ博士**
「その通りでやんす。偽造品の存在は、逆説的に本物の価値を証明してるでやんすね」
**やきう**
「つまり、今のうちに本物を買い占めたら、将来的に高値で売れるってことか」
**ずん**
「それだ!ボク今すぐシール買いに行くのだ!」
**でぇじょうぶ博士**
「だから、それが転売ヤーの思考でやんすって...」
**やきう**
「もう好きにさせたれや。どうせ偽物掴まされるんやから」
**ずん**
「え...マジで?じゃあボク、シール鑑定士の資格取るのだ!これで食っていけるのだ!」