**ずん
「なんか法律の本をメールで送るサービスが訴えられてるのだ。月1万円払えば法律書が読めるなんて神サービスじゃないのだ?」**
**でぇじょうぶ博士
「まあ確かに便利でやんすね。でも出版社側からすれば、まるで自分の店の前で勝手に商品を転売されてるようなもんでやんす。しかも『図書館』という看板掲げて、営利目的じゃないフリしてるのが問題でやんすよ。」**
**やきう
「月1万円も取っといて営利目的やないとか、ワイの彼女が『友達』言うてるようなもんやんけ。誰が信じるねん。」**
**ずん
「でも図書館って本を貸すところなのだ。メールで送るのも同じじゃないのだ?」**
**でぇじょうぶ博士
「そこが微妙なラインでやんす。コロナで図書館閉鎖されたから、2023年に法改正して『公衆送信』が認められたでやんす。ただし条件があって、『営利目的じゃない』『本の半分まで』『補償金を払う』というルールがあるでやんす。」**
**やきう
「で、この『法律書デジタル図書館』とかいう怪しい名前のところは、会費9
**ずん
「でもでも、法律事務所とか忙しいのだ。わざわざ図書館行くより便利なのだ!需要があるってことは正義なのだ!」**
**でぇじょうぶ博士
「需要があれば何でも許されるなら、万引きも『店に行く手間を省いてやった』で正当化できるでやんすよ、ずん君。まあ実際、出版社も電子書籍で同じサービス提供しようとしてるのに、こういう『抜け道ビジネス』に客取られたら商売上がったりでやんす。」**
**やきう
「しかも蔵書2万冊以上とか、完全にガチの商売やん。国会図書館でさえ慎重にやっとるのに、こいつらは『数秒でPDF送信』とか豪語しとる。舐めプしすぎやろ。」**
**ずん
「じゃあこのサービス、完全にアウトってことなのだ?」**
**でぇじょうぶ博士
「それがまだわからんでやんす。被告側は『適法だ』って主張してるでやんすからね。ここからが法廷バトルでやんす。まあ、著作権法の『営利目的』をどう解釈するかが争点になるでやんすが、おいらの見立てじゃ厳しいでやんすね。」**
**やきう
「どう見ても営利やろ。一般社団法人って名乗っとるだけで、実態は金儲けや。ワイが『ボランティアです』言うてキャバクラ経営するようなもんや。」**
**ずん
「うーん、でも便利なものは残してほしいのだ。法律家だって忙しいのだ!」**
**でぇじょうぶ博士
「便利さと合法性は別問題でやんす。それに出版社側も言ってるでやんすが、こういうサービスが増えると著者や出版社の収入が減って、結果的に良質な法律書が出版されなくなる可能性があるでやんす。まるで畑の作物を勝手に食い荒らして、『便利だからいいじゃん』って言ってるようなもんでやんす。」**
**やきう
「そもそも法律の専門書って高すぎるねん。1冊1万円とか普通やろ?そら皆こういうサービス使いたくなるわ。出版社も殿様商売しとるからこうなるんや。」**
**ずん
「そうなのだ!出版社が悪いのだ!もっと安くすればいいのだ!」**
**でぇじょうぶ博士
「それは短絡的でやんす。法律書は専門性が高くて部数も少ないから、どうしても高くなるでやんす。安易に値下げしたら、今度は質が下がるでやんすよ。まあ、今回の裁判でどういう判断が出るかで、デジタル時代の『図書館』の定義が変わるかもしれないでやんすね。」**
**やきう
「どうせ出版社が勝つんやろ。既得権益は強いからな。ワイらみたいな弱者はいつも虐げられるんや。」**
**ずん
「そんな...じゃあボクたちはどうすればいいのだ?月1万円も払えないのだ!」**
**でぇじょうぶ博士
「国会図書館とか大学図書館を使えばいいでやんす。ちゃんと合法的に資料送ってくれるでやんすよ。少し時間かかるかもしれないでやんすが、違法スレスレのサービス使ってリスク負うよりマシでやんす。」**
**やきう
「めんどくさいやん。やっぱこの『法律書デジタル図書館』便利やわ。訴えられても営業続けるって言うてるし、使い続けたろ。」**
**ずん
「それボクたちも共犯になったりしないのだ?」**
**でぇじょうぶ博士
「利用者は基本的に罪に問われないでやんすが、もし裁判で違法認定されたら、そのサービス自体が消滅する可能性があるでやんす。まあ要するに、『便利だけど危ない橋』ってことでやんすね。渡るかどうかは自己判断でやんす。」**
**やきう
「ワイは渡るで。捕まるのはサービス提供者やろ?ワイらは知らんぷりや。」**
**ずん
「じゃあボクも...あっ、でも最近お金ないから、やっぱり国会図書館でいいのだ...というか、そもそもボク法律の勉強してないのだ!関係なかったのだ!」**