ずん
「専業主婦になった途端に夫が豹変するって、完全にホラー映画なのだ!結婚って契約詐欺じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。結婚前は『まじめで穏やか』だったのに、出産後から『してやった』連発でやんす。まるでジキル博士とハイド氏でやんすよ。」
やきう
「ワイ、この旦那の気持ちわかるわ。外で働いとるんやから家のことは任せたいやろ。」
かっぱ
「お前アホか。共働きのときは折半やったんやで?専業主婦になったからって『俺をアテにするな』って、じゃあ誰をアテにすんねん。」
ずん
「しかも『子育てを手伝ってやんないぞ』って...手伝うってなんなのだ?お前の子供でもあるだろうが!」
でぇじょうぶ博士
「そこでやんすよ。この夫は『手伝う』という言葉を使っている時点で、育児を妻の仕事だと認識してるでやんす。これは典型的な『手伝ってやってる症候群』でやんすね。」
やきう
「でも実際、銀行員やめて専業主婦になったんやから、家事育児は妻の仕事やろ?」
かっぱ
「お前、結婚したことないやろ。人間は家政婦ちゃうんやで。しかも『俺に家事をやらせるな』って命令口調やん。」
ずん
「ボク思ったんだけど、この旦那って最初から本性隠してたんじゃないのだ?結婚詐欺で訴えられるレベルなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんす、ずん君。心理学的には『パワーバランスの変化』が関係してるでやんす。共働きのときは対等な立場だったでやんすが、専業主婦になった瞬間、経済的依存関係が生まれたでやんす。」
やきう
「つまり金持っとる方が強いってことやな。資本主義の基本やん。」
かっぱ
「お前、人間関係を経済でしか測れんのか。この女性、涙が出るまで追い詰められとるんやで。」
ずん
「でも結局、この女性は言い返せないって書いてあるのだ。なんで黙ってるのだ?ボクならブチギレるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それが難しいんでやんすよ。DVとは違って、言葉による支配は外から見えにくいでやんす。しかも『けんかをしたくない』という心理が働いて、どんどん自分を抑圧していくでやんす。」
やきう
「でも熟年離婚率23.5%って、4組に1組は離婚しとるんやろ?みんなもっと早く別れればええのに。」
かっぱ
「お前、息子の大学進学を前にしとるって書いとるやろ。子供のこと考えたら簡単に離婚できへんのや。」
ずん
「あ!そうか!息子が大学入ったら離婚するつもりなのだ?完全に卒婚待ちパターンなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やんすね。多くの熟年離婚は『子供の自立』がトリガーになるでやんす。今まで子供のために我慢していた不満が、一気に噴出するでやんすよ。」
やきう
「でも旦那からしたら、いきなり離婚切り出されて『聞いてないんやけど』ってなるやろな。」
かっぱ
「当たり前や。『俺をアテにするな』言うてたくせに、離婚後の生活は誰をアテにすんねん、自分やろ。」
ずん
「ちょっと待つのだ!この女性、銀行員やめちゃったから経済的に自立できないんじゃないのだ?離婚したら詰むのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そこが熟年離婚の最大の問題でやんす。専業主婦期間が長いと再就職は困難でやんす。でも年金分割制度や財産分与があるでやんすから、完全に無一文というわけではないでやんすけどね。」
やきう
「結局、金かいな。離婚も金、結婚も金。全部金やんけ。」
かっぱ
「お前、人生の全てを金で測るなや。この女性は『自然体でいられる』思って結婚したんやで。それが今や『言い返せない』関係になっとるんや。」
ずん
「でもさ、『寿退社する女性が多かった』って書いてあるけど、この女性は働き続けたのだ。それって正解だったのだ?不正解だったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「難しい質問でやんすね。働き続けていれば経済的自立は保てたでやんすが、心身ともに疲弊していたでやんす。辞めれば夫の態度が豹変したでやんす。どちらも地獄でやんすよ。」
やきう
「つまり詰んどるやんけ。女性は結婚した時点で詰みってことか。」
かっぱ
「いや、詰んどるのは『まじめで穏やか』な仮面を被っとったクソ旦那の方やろ。こんな奴、離婚されて当然や。」
ずん
「でもでも!もし旦那がこの記事読んだら『俺のことか!』ってなるのだ?それとも『うちの嫁も同じこと思ってるんかな』ってなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく『俺は違う』と思うでやんすよ。こういうタイプは自己認識能力が欠如してるでやんすからね。自分が加害者だという自覚がないでやんす。」
やきう
「ワイも『俺は違う』思ったわ。あ、でもワイ結婚しとらんかったわ。」
かっぱ
「お前、一生せんでええわ。誰も不幸にならんで済むからな。」
ずん
「ねえねえ、この旦那って定年後はどうなるのだ?『俺に家事をやらせるな』とか言ってたのに、一日中家にいることになるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。定年後に妻から三行半を突きつけられる『熟年離婚予備軍』の典型でやんす。『外で働いてる人だけが偉い』という価値観が崩壊する瞬間でやんすよ。」
やきう
「でも妻も『口には出せなかった』って書いとるやんけ。コミュニケーション不足やろ、これ。」
かっぱ
「お前、『俺をアテにするな』『俺に家事をやらせるな』って命令口調で言われて、コミュニケーション取れるか?一方的やろ。」
ずん
「あ!ボクわかったのだ!この旦那、実は家事できないから『やらせるな』って予防線張ってるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「するどいでやんす、ずん君!『やらない』んじゃなくて『できない』可能性が高いでやんす。だから高圧的な態度で誤魔化してるでやんすね。」
やきう
「でも実際、仕事で疲れて帰ってきてまで家事やりたくないやろ。気持ちはわかるで。」
かっぱ
「共働きのときは折半やったんやから、専業主婦になっても多少は手伝えや。完全に『俺様』モードになっとるやんけ。」
ずん
「しかもこの女性、『一汁三菜』『午後9時までに寝かせる』とか、めっちゃ頑張ってるのだ!それなのに『してやった』って恩着せがましいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。『お風呂を洗ってやった』『運転してやった』という言葉の裏には、『本来は俺の仕事じゃない』という意識があるでやんす。これが積み重なると、女性は『自分がすり減っていく』状態になるでやんすね。」
やきう
「でも『大好きな読書に使える時間もない』って、みんなそんなもんやろ。甘えんなや。」
かっぱ
「お前、『甘え』とか言うけどな、人間には息抜きが必要なんや。それすらできひん状況って、完全にブラック企業やんけ。」
ずん
「ねえねえ、結局この女性はどうすればいいのだ?離婚するべきなのだ?我慢するべきなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは本人が決めることでやんすが、少なくとも現状は健全とは言えないでやんす。カウンセリングや第三者の介入が必要な段階でやんすね。」
やきう
「でも息子の大学進学を前にして離婚とか、タイミング悪すぎやろ。学費どうすんねん。」
かっぱ
「だから悩んどるんやろ。子供のために我慢するか、自分の人生を取り戻すか。どっちも地獄や。」
ずん
「ボク思ったんだけど、この旦那って『まじめで穏やか』だったのに豹変したんじゃなくて、最初から本性隠してただけなんじゃないのだ?結婚前にもっとよく見極めるべきだったのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは結果論でやんす。恋愛中は相手の良い面しか見えないもんでやんす。それに、本当の性格は『生活』という日常の中でしか見えてこないでやんすからね。」
やきう
「つまり結婚はギャンブルってことやな。当たりを引くか、ハズレを引くか。」
かっぱ
「お前、またそういう言い方するか。人間関係をギャンブルにすんなや。」
ずん
「でもさ、熟年離婚率23.5%って、4組に1組は『ハズレ引いた』って思ってるってことなのだ?それって結構な確率なのだ!ボク、結婚するの怖くなってきたのだ!」
でぇじょうぶ博士
「いや、ずん君の場合は相手が見つからないから心配無用でやんす。」
ずん
「...(なんでそこでボクが傷つけられるのだ?)でもでも!ボクみたいな独身貴族が最強ってことなのだ!」