ずん
「これ、もはや人権問題なんじゃないのだ?60代で1回千円って、ボクのランチ代より安いのだ!」
やきう
「ワイのすき家の牛丼並盛りと同じ値段やんけ。こんなん経済学の教科書に載せるべき市場の失敗やろ」
でぇじょうぶ博士
「価格破壊でやんすね。でも彼女の場合、そもそも30歳で店から追い出されたのが転落の始まりでやんす。風俗業界の年齢差別は、まるでプロ野球のドラフトみたいに露骨でやんすからね」
かっぱ
「いや待てや。携帯も持ってへんって、どないして娘と連絡取んねん。公衆電話か?もう絶滅危惧種やぞ」
ずん
「それより気になるのは、ネカフェのナイトパックで暮らしてるってことなのだ。つまり毎日家賃払ってるようなものじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす!仮に1泊2000円としても月6万円。それなら都営住宅のほうが安いでやんすが、住民票もない彼女には申し込めないでやんすね。貧困の罠とはこのことでやんす」
やきう
「しかも公園と階段を数時間ごとに移動って、もう営業戦略とかそういうレベルちゃうやろ。単に警察の職質避けとるだけやん」
かっぱ
「30年間立ちんぼって、普通のサラリーマンより長いキャリアやん。でも退職金もボーナスもあらへん。社会保険?知らんがな」
ずん
「でも娘さんは独立したんでしょ?なら生活保護とか受けられないのだ?なんでわざわざこんな...」
でぇじょうぶ博士
「そこが闇の深いところでやんす。生活保護を受けるには住所が必要でやんすが、彼女にはそれがない。まるで存在しないことになってるでやんすね。行政の目からは透明人間でやんす」
やきう
「つーか、公衆トイレで本番て。衛生観念どないなっとんねん。ワイ、もう新宿の公衆トイレ使えへんわ」
ずん
「それにしても、最後に娘と連絡取ったのが4年前って...ボク、この記事読んで初めて親孝行したくなったのだ」
でぇじょうぶ博士
「ずんが親孝行...?それは太陽が西から昇るくらいあり得ない話でやんすが、まあ悪いことではないでやんすね」
やきう
「で、結局この問題、どないしたらええんや?NPOとか行政とか、なんかせえへんのか?」
かっぱ
「行政は『自己責任』言うて逃げるんやろなぁ。日本の福祉制度って『助けて』言えた人だけ助ける仕組みやから」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。彼女のような『見えない貧困層』は統計にも出てこない。おいらの計算では、同じような境遇の女性が全国に数千人はいるはずでやんす」
ずん
「数千人!?ってことは、ボクが今日見かけたおばあちゃんも、もしかして...なんか怖くなってきたのだ」
やきう
「お前、そもそも引きこもりやから外でおばあちゃん見かけへんやろ」
かっぱ
「まあでも、この記事の意義は大きいわ。普段見えへん社会の底辺を可視化しとるんやから」
でぇじょうぶ博士
「でやんすね。でもおいらが一番驚いたのは、彼女が娘の安否を気にかけてるところでやんす。どんなに落ちぶれても母親は母親。これは生物学的にも興味深い現象でやんす」
ずん
「うーん、なんか社会派な話になってきたのだ。そろそろボクの得意分野じゃなくなってきたのだ」
やきう
「お前の得意分野て何やねん。逃げることか?」
ずん
「違うのだ!ボクの得意分野は...その...えーと...」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ。でも今回の記事で分かったのは、セーフティネットから零れ落ちた人は、もう這い上がる術がほとんどないということでやんす。彼女の30年は、そのまま日本社会の縮図でやんすね」
ずん
「じゃあボクたちに何ができるのだ?募金?ボランティア?」
やきう
「お前、金も時間もあらへんやろ。というか関心持つだけでもマシやと思うわ。大半の人は『見えない』で終わりやからな」
かっぱ
「せやな。この記事読んで『大変やなぁ』で終わるんやなくて、『なんでこうなってんねん』て考えるのが大事やわ」
でぇじょうぶ博士
「おいらとしては、風俗業界の年齢差別と、住所のない人への行政サービスの欠如、この2点を改善すべきだと思うでやんす。でも政治家は票にならないことはやらないでやんすけどね」
ずん
「なんか絶望的な結論になってきたのだ...でもボク、思ったのだ。この久美さん、携帯持ってないから、逆にSNSの誹謗中傷とか受けなくて済んでるんじゃないのだ?」
かっぱ
「というか、それ完全にお前の価値観やん。携帯ないことのメリットがそれて」
ずん
「えっ、違うのだ?だってボク、スマホ見るたびストレス溜まるし、むしろ久美さんのほうがメンタル安定してるんじゃないかと思ったのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん、お前本当にバカでやんすね」
ずん
「あっ、でもボク気づいたのだ!久美さん、30年間も同じ仕事続けてるってことは、ボクよりよっぽど根性あるってことなのだ!ボク、バイト3日で辞めたことあるし!」
ずん
「というわけで結論なのだ!ボクも久美さんを見習って、これから30年間、エリート会社員として頑張るのだ!...あっ、でも今日は疲れたから明日からにするのだ!」