ずん
「年収550万から300万に落ちるとか、もはや人生のバンジージャンプなのだ!紐なしで飛んでるようなものなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。でも実はこれ、日本の中年男性の3割が経験する『ミッドライフクライシス』の典型例でやんす。まるで人生のゲームでセーブポイントを見つけられないまま、ボス戦に突入しちゃった感じでやんすね」
やきう
「ワイの会社にもおったわ。50過ぎて契約社員に落ちたオッサン。見とって痛々しかったで」
ずん
「でも43歳で3回も転職してたら、そりゃ警戒されるのだ。ボクだって採用しないのだ」
かっぱ
「お前何様やねん。自分も無職のくせに偉そうに言うなや」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、でも企業側の気持ちも分からんでもないでやんす。転職回数が多いと『またすぐ辞めるんじゃないか』って思われるでやんすからね。日本の雇用慣行では、転職は『裏切り』みたいに捉えられがちでやんす」
やきう
「結局、新卒カードを無駄にしたんがアカンかったんやろ。証券会社入ったんならそこで我慢しとけばよかったんや」
ずん
「でも我慢し続けて心壊れたら元も子もないのだ!やる夫みたいになっちゃうのだ!」
でぇじょうぶ博士
「実はそこが問題の核心でやんす。日本では『石の上にも三年』とか言って我慢を美徳とする文化があるでやんすが、それが結果的に中高年の選択肢を狭めてるでやんす。転職市場が硬直化してるでやんすね」
かっぱ
「警備の仕事を6年も続けて管理職までなったのに、再開発で放り出されるとか酷い話やな」
やきう
「そこは仕方ないやろ。ビジネスなんやから。センチメンタルになっとる場合ちゃうで」
ずん
「ウーバーイーツの配達おじさんをやってたって書いてあるけど、『嫌だった』って正直すぎるのだ...」
でぇじょうぶ博士
「そこに中年男性のプライドの問題が見え隠れするでやんす。かつてはホワイトカラーだった自分が、今は自転車で配達してる。そのギャップに耐えられなかったんでやんすね」
かっぱ
「でもな、働いとるだけマシやろ。プライドで飯は食えんで」
やきう
「ハローワークに内緒でやっとったんやろ?それバレたらアウトやんけ。失業手当の不正受給や」
ずん
「あっ!それアウトなのだ!?でも生活のためには仕方ないと思うのだ...」
でぇじょうぶ博士
「そこがまさに制度の歪みでやんす。失業手当をもらいながら副業したら不正だけど、実際には生活できないから働かざるを得ない。矛盾してるでやんすね」
かっぱ
「年収300万で子ども2人大学行かせるとか、無理ゲーやろ。奥さんが看護師で助かったな」
やきう
「看護師の嫁さんがおらんかったら完全に詰んどったな。ある意味、嫁ガチャSSRやで」
ずん
「でもこの人、なんでこんなに転職繰り返したのだ?記事には理由が書いてないのだ」
でぇじょうぶ博士
「そこが気になるでやんすよね。証券会社から消費者金融会社というキャリアパスも謎でやんす。おそらく各職場で何か問題があったか、あるいは運が悪かったか...でも3回も転職するとなると、本人にも何か原因があったと疑われても仕方ないでやんす」
かっぱ
「年齢制限って建前上は違法やけど、実際はみんなやっとるからなぁ」
やきう
「50過ぎのオッサン雇うより、若い奴雇った方がコスパええもん。当たり前やろ」
ずん
「でもそれって年齢差別なのだ!許されないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「理想論ではそうでやんすが、現実には企業も慈善事業じゃないでやんすからね。まるでゲームで低レベルキャラを最終ダンジョンに連れて行くようなもんでやんす。企業側も二の足を踏むでやんす」
かっぱ
「でもこの人、アベノミクスの時代に職探しが厳しかったって言うとるやん。あの時って求人倍率上がっとったんちゃうんか?」
やきう
「それは若者の話や。中高年の転職市場は別もんやで。むしろ若者の取り合いで、オッサンはますます要らん子扱いされとったんや」
ずん
「じゃあボクも将来こうなるのだ...?怖いのだ...」
でぇじょうぶ博士
「可能性はゼロではないでやんすね。特に今の20代30代は終身雇用が崩壊した時代に生きてるでやんすから、誰もが河島さんのようになり得るでやんす」
かっぱ
「結局、日本の雇用システムが時代に合ってないんちゃうか?新卒一括採用で、転職したらペナルティみたいな扱いやもん」
やきう
「でも欧米みたいにバンバン首切られる社会がええんか?それはそれで地獄やで」
ずん
「どっちも地獄なのだ!人間として生きるのが難しすぎるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まぁ、河島さんのケースで学べることは、『転職は慎重に』『スキルは常にアップデート』『貯金は大事』この3点でやんすかね。特に40代以降の転職は、よほどの専門性がない限りリスクが高いでやんす」
かっぱ
「でも専門性なんて、どうやって身につけるんや?日々の仕事で手一杯やろ」
やきう
「そこで差がつくんやで。できる奴は忙しくても勉強しとる。できん奴は文句ばっか言うて何もせん」
ずん
「やきうの言い方はムカつくけど、正論なのだ...悔しいのだ...」
でぇじょうぶ博士
「でも一番の問題は、日本社会が『やり直し』を許さない文化なんでやんす。一度レールを外れたら戻れない。まるで人生が一本道のRPGみたいでやんす。バッドエンド一直線でやんす」
かっぱ
「せやな。アメリカとかやと何回も起業失敗してもまたチャンスあるけど、日本やと一回失敗したらもう終わりや」
やきう
「まぁ、それが日本の良さでもあったんやけどな。安定してたし」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。今の日本は『安定のない不寛容社会』という最悪の組み合わせになってるでやんす。河島さんはその犠牲者とも言えるでやんすね」
かっぱ
「結局、この人これからどうなるんやろな。53歳で年収300万て...」
やきう
「子どもが独立したら少しはマシになるんちゃう?でも老後資金なんて貯められへんやろな」
ずん
「もう考えるだけで憂鬱なのだ...ボク、今日から真面目に働くのだ...いや、明日からにするのだ」