ずん
「資さんうどんがPayPay切ったって話なのだ!前日告知とか、店員さんめっちゃキレられてそうなのだ。」
やきう
「ワイも昨日、資さん行って会計でPayPay出したら『使えません』言われて恥かいたわ。客ナメとんのか。」
かっぱ
「でもこれ、めっちゃ腹括った決断やで。シェア1位の決済切るとか、ふつうありえへんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「まさにそうでやんす。外食の営業利益率は2〜5%程度。うどん1杯600円で決済手数料が2%違えば、利益の2〜3割が消し飛ぶ計算でやんす。」
ずん
「つまり、PayPayの手数料がえぐすぎて、儲けが全部持ってかれちゃうってことなのだ?」
やきう
「それただのボッタクリやんけ。PayPayが悪の組織みたいになっとるやん。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、PayPayは圧倒的なユーザー数を持ってるから交渉力が強いだけでやんす。市場原理でやんすよ。」
かっぱ
「でもすかいらーく本体ではPayPay使えるんやろ?資さんだけハブられとるやん。」
ずん
「あっ、それボクも気になってたのだ!同じグループなのになんで差がつくのだ?」
でぇじょうぶ博士
「単価と回転率の問題でやんす。ガストは安くて回転が速いから薄利多売でも成立する。でも資さんは600〜700円の単価帯で、こだわりに投資してるから条件が合わなかったでやんす。」
やきう
「なるほどな。つまり資さんは『ワイらの味に価値があるんやから、PayPay無くても客は来るやろ』って自信満々なわけや。」
かっぱ
「実際、関東進出で連日行列できとるしな。強気に出れる理由はあるわ。」
ずん
「でもボクみたいに現金持ってない人間は困るのだ!これからの時代、キャッシュレスが当たり前なのだ!」
やきう
「お前が現金持ってないのは、キャッシュレス文化のせいやなくて単に金が無いだけやろ。」
ずん
「ぐぬぬ...でも前日告知はひどすぎるのだ!せめて1ヶ月前に言ってほしかったのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それが逆に交渉の緊迫度を物語ってるでやんす。ギリギリまで条件交渉してたけど決裂したんでやんしょうね。むしろ『やむを得ず』じゃなくて『覚悟を決めた』という表現が正しいでやんす。」
かっぱ
「つまり、顧客の利便性より利益構造を守ることを選んだわけやな。冷徹やけど、経営判断としては筋が通っとる。」
やきう
「でもこれ、客離れのリスクあるやろ。『PayPay使えんなら行かん』ってなる奴絶対おるで。」
ずん
「ボクもそう思うのだ!便利さを捨てたら客も離れるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ところがそうでもないでやんす。資さんうどんには『行列してでも食べたい』という強力な商品力があるでやんすからね。PayPayが使えなくても『じゃあ現金で払うわ』ってなる客層を見込んでるでやんす。」
かっぱ
「まあ確かに、肉ごぼ天うどんと締めのぼた餅は他では食えへんしな。あの味のためなら現金出すわ。」
やきう
「それって結局、プラットフォーマーと加盟店の力関係の話やんな。PayPayが『使わせてやってる』立場から、店側が『別にお前じゃなくてもええわ』って逆転したわけや。」
ずん
「でもこれ、他のお店にも影響するのだ?資さんがPayPay切ったら、みんな真似するのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは商品力次第でやんす。資さんレベルのブランド力がなければ、真似しても客離れのリスクの方が大きいでやんす。」
かっぱ
「つまり『俺の店には価値がある』って言い切れる店だけが取れる戦略ってことやな。」
やきう
「ワイ的には、この判断は外食業界全体への挑戦状やと思うで。『手数料払い続けて利益削るんか、それとも商品力で勝負するんか』っていう。」
ずん
「すごい話になってきたのだ...でも結局、ボクみたいな庶民はどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「現金を持つか、他の決済手段を使うか、資さんを諦めるかの三択でやんす。極めてシンプルでやんすよ。」
かっぱ
「まあ、北九州では昔から現金文化やったし、地元民は別に気にせんのちゃうか。」
やきう
「でも関東進出組は困るやろな。首都圏民なんてほぼ全員PayPayやし。」
ずん
「じゃあ関東の店舗だけPayPay復活とかありえるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それやったら最初から停止しないでやんす。全店一律での判断だからこそ、『本気の構造改革』として意味があるでやんすよ。」
かっぱ
「なるほどな。中途半端な対応やったら『結局PayPayに屈した』って見られるわけか。」
やきう
「ほんで、この判断が成功するかどうかは、客が『不便でも資さんに行く』って選ぶかどうかやな。」
ずん
「でもボク思ったのだ。手数料削った分、うどんの値段下げてくれたりしないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは甘い考えでやんす。削った分は品質維持や人材投資に回すと明言してるでやんす。値下げじゃなくて、長期的なブランド価値向上に使うでやんす。」
かっぱ
「まあそれが正解やろな。値下げしたら『結局安売り路線か』って思われるし。」
やきう
「つまり資さんは『俺らは安売り競争には参加せんで。価値で勝負や』って宣言しとるわけやな。」
ずん
「カッコいいこと言ってるけど、結局ボクの財布には優しくないのだ...」
かっぱ
「お前の財布に優しい店なんか最初からファミレスくらいやろ。」
やきう
「しかもお前、さっき『現金ない』言うてたやん。資さん行く以前の問題やろ。」
ずん
「うっ...そういえばそうだったのだ...じゃあボク、PayPay使える吉野家行くのだ!」