ずん
「朝日新聞がまた訂正記事出してるのだ!これって結構ヤバくないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ふむふむ、今回は萩生田幹事長代行の発言を間違えて報道したでやんすね。実際は他の党幹部の発言だったと」
やきう
「ワイ、これ見て思ったんやけど、取材源が複数おったら誰が何言うたかわからんくなるんか?メモも取れんのか?」
でぉじょうぶ博士
「非公開の研修会でやんすからね。録音もできず、複数の関係者から話を聞く中で情報がごっちゃになったんでやんすよ」
ずん
「でもさぁ、『語気を強めた』とか『見逃さなかった』とか、めっちゃ具体的に書いてるのだ。適当に盛ってたってことなのだ?」
やきう
「草。それな。まるで現場におったかのような臨場感やったのに、実は又聞きの又聞きってことやろ?小説かよ」
でぇじょうぶ博士
「おいらに言わせれば、これは報道のジレンマでやんすね。読者は臨場感ある記事を求めるでやんすが、非公開の場の情報は推測や伝聞に頼らざるを得ないでやんす」
ずん
「じゃあ最初から『関係者によると』みたいにぼかしておけばよかったのだ!」
やきう
「せやな。でも『関係者によると』ばっかりの記事って、便所の落書き以下やんけ。誰が言うたかわからん情報に価値あるんか?」
でぇじょうぶ博士
「まさにそこが難しいところでやんす。具体性を追求すれば誤報のリスクが高まり、安全策を取れば情報価値が下がるでやんす」
ずん
「でもさ、萩生田さんって結構重要人物なのだ。名前間違えるって、サッカーの試合でメッシとロナウド間違えるようなもんじゃないのだ?」
やきう
「ワイもそう思うで。しかも『語気を強めた』って、キレてる人物を間違えるとかヤバすぎやろ。これ名誉毀損にならんのか?」
でぇじょうぶ博士
「実際に訂正とお詫びを出してるでやんすから、法的リスクも考慮したんでやんすよ。誤報は避けられなくても、迅速に訂正すれば傷は浅くなるでやんす」
ずん
「でも訂正記事って、元の記事より全然目立たないのだ。間違った情報のほうが拡散されちゃうのだ」
やきう
「せやねん。デマは光速で広がるけど、訂正は亀の歩みや。しかもこの訂正記事、たった数行やんけ。元記事はもっと長かったはずやで」
でぇじょうぶ博士
「これは『訂正の非対称性』と呼ばれる現象でやんす。誤報は大々的に報道されるでやんすが、訂正は小さく扱われる。まるでゴジラの足跡を猫の肉球で消そうとするようなもんでやんすね」
ずん
「じゃあ結局、間違った情報が一人歩きしちゃうってことなのだ?新聞って信用できないのだ?」
やきう
「ワイはもともと信用しとらんで。新聞なんて所詮は企業の広報誌や。読むのは競馬予想とテレビ欄だけで十分やわ」
でぇじょうぶ博士
「やきう君、それは極端でやんすよ。確かに誤報はあるでやんすが、訂正を出すだけマシでやんす。ネットの匿名情報なんて訂正すらないでやんすからね」
ずん
「でもさぁ、他の党幹部って誰なのだ?そこまで明かさないと意味ないのだ!」
やきう
「ほんまそれ。『他の党幹部』ってぼかしてたら、また間違えてましたってオチになるんちゃうか?学習能力ゼロやん」
でぇじょうぶ博士
「そこは取材源の秘匿という問題があるでやんす。誰が情報を提供したか明かすと、今後情報が取れなくなるでやんすからね」
ずん
「うーん、複雑なのだ。でも読者としては、誰が何を言ったのか正確に知りたいのだ」
やきう
「結局、新聞記者も人間やからミスするってことやろ。でもな、プロとして金もらってんねやから、素人の言い訳は通用せんで」
でぇじょうぶ博士
「おっしゃる通りでやんす。ただ、非公開の場の取材は本質的に困難でやんす。完璧を求めるなら、全ての会議を公開するしかないでやんすね」
ずん
「それいいのだ!全部公開すればいいのだ!透明性が大事なのだ!」
やきう
「バカか。全部公開したら本音で喋れんくなるやろ。建前だけの茶番劇になるわ」
でぇじょうぶ博士
「これは民主主義の根本的なジレンマでやんすね。透明性と実効性のバランスをどう取るか。まるで裸で会議するようなもんでやんす」
やきう
「てか、この訂正記事自体が間違ってたらどうすんねん。訂正の訂正とか出すんか?」
でぇじょうぶ博士
「理論上はあり得るでやんすね。実際、過去には訂正記事を訂正した事例もあるでやんす。無限ループに陥る可能性もあるでやんすよ」
ずん
「なにそれ怖いのだ。新聞って不確実性の塊なのだ?」
やきう
「せや。だからワイは最初から信用しとらんねん。全部疑ってかかるのが正解や」
でぇじょうぶ博士
「しかし、全てを疑うのも非生産的でやんす。ある程度の信頼がなければ、社会は成り立たないでやんすよ」
ずん
「じゃあどうすればいいのだ!?ボク、何を信じればいいのだ!?」
やきう
「簡単や。複数のソースを比較して、自分で判断するんや。朝日だけやなく、読売も毎日も見るんやで」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。メディアリテラシーが重要でやんすね。一つの情報源に依存せず、多角的に検証するでやんす」
ずん
「でもそれって時間かかるのだ。ボク忙しいのだ」
やきう
「お前、毎日ゲームばっかしとるやんけ。時間ないとか言うな」
ずん
「ゲームは大事な情報収集なのだ!攻略サイト読むのだって勉強なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ。とにかく、今回の訂正記事は報道の難しさを示す良い事例でやんすね」
やきう
「難しさって言えば聞こえはええけど、要は手抜きやろ。ちゃんと確認せんかった結果や」
でぇじょうぶ博士
「確かに確認不足は否めないでやんすが、報道のスピードとの兼ね合いもあるでやんす。遅い正確な情報と、速い不正確な情報、どちらが良いでやんすかね?」
やきう
「そんなもんあるかボケ。お前、ラーメン屋で『早くて美味くて安い店』求めてるようなもんやぞ」
でぇじょうぶ博士
「まさにトリレンマでやんすね。速さ、正確さ、コストの三つを同時に満たすのは不可能でやんす」
ずん
「じゃあ新聞社はどうすればいいのだ?このまま誤報を垂れ流し続けるのだ?」
やきう
「AIに記事書かせたらええねん。人間みたいにミスせんやろ」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす。AIも学習データに偏りがあれば誤った情報を生成するでやんす。ゴミを入れればゴミが出てくるでやんすよ」
ずん
「じゃあもう誰も信用できないのだ!ボクは自分だけを信じて生きるのだ!」
やきう
「お前が一番信用できんわ。昨日も『明日から本気出す』言うてたやんけ」
でぇじょうぶ博士
「結局のところ、完璧な報道は存在しないでやんす。大事なのは誤りを認めて訂正する姿勢でやんすね」
ずん
「でも訂正が小さすぎて誰も気づかないのだ!もっと大きく訂正すべきなのだ!」
やきう
「せやな。一面トップで『すまんかった』って謝罪文載せるべきやわ」
でぇじょうぶ博士
「それは現実的ではないでやんす。新聞社も企業でやんすから、イメージを守る必要があるでやんす」
やきう
「きれいごと言うな。企業は利益出さな潰れるんやで」
でぇじょうぶ博士
「おっしゃる通りでやんす。理想と現実のバランスが難しいでやんすね」
ずん
「じゃあボクが新しい新聞社作るのだ!誤報ゼロの完璧な新聞なのだ!」
やきう
「お前、明日になったら忘れとるやろ。三日坊主の王様が何言うてんねん」