ずん
「万博終わったけど、入場者数が想定届かなかったらしいのだ。これって大失敗ってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、想定に届かなかったというのは、目標を高く設定しすぎたとも言えるでやんす。夢洲という辺鄙な場所でやったのも影響してるでやんすね。」
やきう
「辺鄙とか言うな。ワイの地元ディスってんのか?まあ確かにクソ遠いけどな。」
ずん
「でも184日もやってたのだ。それでダメだったら相当ヤバいんじゃないのだ?」
かっぱ
「半年近くやっとったんやな。それで想定届かんって、そもそも想定がアホみたいに高かったんちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。当初は2800万人という強気な目標を掲げていたでやんす。これは1日平均15万人以上という計算でやんす。東京ディズニーランド並みの集客力を期待していたということでやんすね。」
やきう
「ディズニーと比べるなや。ミッキーマウスと万博のマスコットキャラ、どっちが人気あると思っとんねん。」
でぇじょうぶ博士
「詳細な数字は発表されていないでやんすが、恐らく2000万人前後ではないかと推測されるでやんす。つまり目標の7割程度でやんすね。」
かっぱ
「7割もあったら十分やん。むしろ頑張った方ちゃうか?」
やきう
「甘いわ。税金何千億もぶち込んどいて7割とか、民間企業なら担当者全員クビやで。」
ずん
「そんなにお金使ったのだ!?ボクの税金返してほしいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君が払ってる税金なんて、万博の予算から見たら鼻くそみたいなもんでやんす。気にする必要ないでやんすよ。」
やきう
「で、結局何が見られたんや?この万博って。」
でぇじょうぶ博士
「各国のパビリオンや、最新技術の展示などがあったでやんす。特に『空飛ぶクルマ』の実演なんかは話題になったでやんすね。」
かっぱ
「お前、行かんかったんかい。文句言う前に行けや。」
やきう
「ワイも行ってへんわ。だって万博って要するに『展示会』やろ?金払ってまで見たいもんあるか?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、そういう意見も理解できるでやんす。特に若い世代には『わざわざ現地に行かなくてもネットで情報が得られる』という感覚があるでやんすからね。」
かっぱ
「お前、さっき見たかったって言うたやんけ。」
やきう
「それにしても『相互理解と対話の促進』とか『国際交流の道しるべ』とか、綺麗事並べとるけど、結局金の無駄遣いやったんちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「厳しい意見でやんすが、一理あるでやんす。ただ、万博というイベント自体が、経済効果や技術革新のきっかけになることもあるでやんすからね。長期的な視点で見る必要があるでやんす。」
かっぱ
「長期的って、具体的にどんな効果があんねん?」
でぇじょうぶ博士
「例えば、インフラ整備でやんす。万博のために道路や鉄道が整備されれば、その後も地域の発展に寄与するでやんす。ただ、夢洲の場合は...うーん、今後どう活用されるかが課題でやんすね。」
やきう
「カジノ作る予定やったんちゃうんか?それも頓挫しそうやけど。」
ずん
「カジノ!?それなら万博より絶対そっちの方が儲かるのだ!」
かっぱ
「お前、ギャンブル依存症になるタイプやな。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、万博の成功・失敗は、入場者数だけで測れるものではないでやんす。文化的な価値や、参加した人々の経験も重要でやんすからね。」
やきう
「綺麗事抜きで言うたら、赤字やろ?税金の無駄遣いや。」
ずん
「やっぱりそうなのだ!ボクの税金を返すのだ!」
でぇじょうぶ博士
「何度も言うでやんすが、ずん君の税金なんて微々たるもんでやんす。それより、万博で得られた知見や技術が今後どう活かされるかが重要でやんすよ。」
かっぱ
「せやな。ただ批判するだけやなくて、次にどう繋げるかが大事や。」
やきう
「次?また万博やる気か?懲りんやつらやな。」
ずん
「次の万博はボクが企画するのだ!入場無料で、全部VRで見られるようにするのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君のアイデアは斬新でやんすが、VRだけでは『体験』が得られないでやんす。万博の本質は、実際に足を運んで、五感で感じることにあるでやんすからね。」
やきう
「五感で感じるって、汗だくになりながら長蛇の列に並ぶことか?それやったら家でエアコン効かせてゲームしとる方がマシやわ。」
ずん
「そうそう!ボクもそう思うのだ!やきうと意見が合うなんて珍しいのだ!」
かっぱ
「お前ら、引きこもりすぎやろ。たまには外出ろや。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、価値観は人それぞれでやんす。ただ、万博のような大規模イベントは、経済的な側面だけでなく、社会的な意義も考慮する必要があるでやんす。例えば、国際協力の場としての役割とか。」
やきう
「国際協力って、具体的に何したんや?各国がパビリオン出して『うちの国すごいやろ』ってアピールしただけちゃうんか?」
でぇじょうぶ博士
「確かにそういう側面もあるでやんすが、万博を通じて各国の文化や技術を知ることができるのは意義があるでやんす。特に子供たちにとっては、世界を知る良い機会になるでやんすからね。」
やきう
「結局、万博って『昭和の遺物』なんちゃうか?もう時代に合ってへんと思うわ。」
でぇじょうぶ博士
「辛辣でやんすが、一理あるでやんす。確かに、情報化社会の現代において、万博のような『見本市』形式のイベントが果たす役割は変わってきているでやんす。」
ずん
「じゃあもう万博やめればいいのだ!税金の無駄なのだ!」
かっぱ
「極端やな。改善する方向で考えたらええやん。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。例えば、もっとデジタル技術を活用して、オンラインとオフラインを融合させるとか、テーマをより現代的な課題に絞るとか、工夫の余地はあるでやんす。」
やきう
「で、結局今回の万博で何が残ったんや?建物は全部解体するんやろ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。ほとんどのパビリオンは仮設でやんすから、解体される予定でやんす。残るのは経験と記憶、そして莫大な赤字くらいでやんすかね。」
ずん
「最悪じゃないか!やっぱり大失敗だったのだ!」
やきう
「次の選挙で万博推進派の政治家は落選させなあかんな。」
ずん
「そうするのだ!...あ、でもボク選挙行ったことないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ。万博に対する評価は人それぞれでやんすが、こうして議論することも民主主義の一部でやんす。大事なのは、今回の経験を次にどう活かすかでやんすよ。」
ずん
「同感なのだ!その予算でボクに給付金配ってほしいのだ!」