ずん
「ねえねえ、自衛隊が『1佐』から『大佐』になるらしいのだ。やっとカッコよくなるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ、ずん君は相変わらずでやんすね。これは単なる名称変更じゃないでやんす。」
やきう
「ほんまや。今まで『1佐』とか『2尉』とか、まるでロボットの型番みたいやったもんな。」
ずん
「え、そうなの?ボクはカッコいいと思ってたのだ。」
でぇじょうぶ博士
「ずん君の美的センスはさておき、これは戦後日本の大転換でやんす。自衛隊は軍事色を薄めるために、わざわざ変な階級名を使ってきたでやんすからね。」
やきう
「要するに『軍隊じゃないでーす』って言い訳してきたわけやな。」
ずん
「じゃあ今度は『軍隊でーす』って認めるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そう単純でもないでやんすが、まあ国際標準化という名の開き直りでやんすね。諸外国と共同訓練する時、いちいち『これは1佐で...』と説明するのが面倒だったんでやんす。」
やきう
「ワイからしたら、今更かよって感じやけどな。海外行ったら普通に『Colonel』って呼ばれとったやろ。」
ずん
「でもさ、『大佐』って響き、めちゃくちゃカッコいいのだ!アニメみたいなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君のそういう安直な発想が、まさに政府が期待している国民の反応でやんすよ。士気高揚と地位向上が狙いでやんすからね。」
やきう
「つまり、給料は上がらんけど名前だけカッコよくするって魂胆か。ブラック企業の『課長代理』みたいなもんやな。」
ずん
「え、給料上がらないの?じゃあ意味ないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「むしろ予算は変わらないのに、名前だけ変えて満足させようという、まるで貧乏な家庭が子供に『今日は特別な日だから』と言って普通のご飯を豪華に見せるようなもんでやんす。」
やきう
「でもな、これ国際標準化言うてるけど、結局は憲法改正の布石やろ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんすね、やきう君。名は体を表すという言葉があるでやんす。『大佐』『大尉』という呼称を使えば、自然と『軍隊』という認識が広まるでやんすからね。」
ずん
「むむむ...じゃあこれって危険なことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「危険かどうかは立場次第でやんす。ただ、戦後80年近く守ってきた建前を、法律一本で変えるというのは、まるでベジタリアンが突然焼肉屋を始めるようなもんでやんすね。」
やきう
「ワイ的には、どうせ変えるなら『将軍』とか『元帥』も復活させたらええんちゃうか。」
ずん
「おお!それカッコいいのだ!『ずん将軍』...響きがいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君が将軍...?それこそ国の危機でやんす。敵が攻めてくる前に味方が全滅するでやんすよ。」
やきう
「そもそも、これで自衛官のモチベーション上がるんか?名前変わっただけやで。」
でぇじょうぶ博士
「そこが面白いところでやんす。人間は肩書きに弱い生き物でやんすからね。『1佐』と呼ばれるより『大佐』と呼ばれた方が、確かに気分は上がるでやんす。」
ずん
「じゃあボクも明日から『ずん社長』って名乗るのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...従業員ゼロの会社の社長でやんすか。それは単なる無職でやんすよ、ずん君。」
やきう
「でも正直、来年度中の法改正って早すぎひんか?何かあったんか?」
でぇじょうぶ博士
「台湾情勢の緊迫化や、日本周辺の安全保障環境の変化でやんすね。まるで火事場で家を建て替えるようなもんでやんす。スピード感はあるでやんすが、国民的議論が置いてけぼりという懸念もあるでやんす。」
ずん
「むずかしいのだ...で、結局ボクたちの生活に影響あるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「直接的にはないでやんす。でも、これが憲法改正への第一歩になる可能性はあるでやんすね。階級名が変われば、次は組織名、その次は憲法...というドミノ倒しでやんす。」
やきう
「まあ、どっちにしろワイらには関係ない話やけどな。」
ずん
「そうなのだ?じゃあボクは気にしなくていいのだ。ところで、『ずん大将』ってどうなのだ?『将軍』より偉そうなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君の場合は『ずん二等兵』が精一杯でやんす。それも訓練初日に脱走しそうでやんすけどね。」
ずん
「ひどいのだ!でもボク、戦争は嫌なのだ。平和が一番なのだ。階級名なんてどうでもいいから、みんな仲良くすればいいのだ!」