**ずん
** 「利上げするのに円安が止まらないって、日銀って無能なのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「むむむ、それは短絡的でやんす。利上げを『する』と『した』では、まるで告白前と付き合った後くらい違うでやんす。」
**かっぱ
** 「つまり、市場は『ホンマに上げんのか?』って疑っとるわけやな。」
**ずん
** 「でも、長期金利は上がってるって書いてあるのだ。矛盾してないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「そこが面白いとこでやんす。長期金利は市場の『期待』で動くでやんす。でも為替は『信用』で動くでやんす。日本の財政赤字を見て、投資家は『この国、大丈夫か?』と思ってるでやんすよ。」
**かっぱ
** 「要するに、利上げしても『焼け石に水』やと思われとるんやろ?ほんで円を買う気にならんと。」
**ずん
** 「じゃあ、日銀はもっとガンガン利上げすればいいのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「それが難しいでやんす。利上げしすぎると、企業や家計が借金返せなくなって経済が死ぬでやんす。まるで病人に劇薬を盛るようなもんでやんす。」
**かっぱ
** 「ほな、どないせぇっちゅうねん。八方塞がりやんけ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「だから日銀は『利上げを続ける道筋』を示す必要があるでやんす。つまり、市場に『おいらは本気でやんす!』ってアピールせにゃならんでやんす。でも、言葉だけじゃ誰も信じないでやんすからね。」
**ずん
** 「でも、円安が続いたら輸入品が高くなって、ボクの生活が苦しくなるのだ!これは由々しき事態なのだ!」
**かっぱ
** 「お前、『由々しき』なんて言葉知っとったんか。感心したで。」
**ずん
** 「バカにするなのだ!ボクだって賢いエリートなのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「まあまあ、落ち着くでやんす。確かに円安は輸入インフレを引き起こすでやんす。石油も食料も高くなるでやんす。でも、輸出企業は儲かるでやんすよ。経済ってのは、常に誰かが得して誰かが損するゼロサムゲームでやんす。」
**かっぱ
** 「ほな、ワイらみたいな庶民は損する側ってことか。クソやな。」
**ずん
** 「じゃあ、ボクは外貨預金でもするのだ!ドル建てで資産を持てば円安でも安心なのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「お、ずんにしては賢い考えでやんす。でも、為替手数料とか税金とか考えると、そんなに簡単じゃないでやんすよ。それに、いざという時に円に戻せなかったら意味ないでやんす。」
**でぇじょうぶ博士
** 「正直、庶民にできることは限られてるでやんす。節約するか、収入を増やすか、投資のリテラシーを高めるかでやんす。まあ、最後のは一番難しいでやんすけどね。」
**ずん
** 「むぅ...じゃあ、ボクは節約するのだ。毎日もやしだけ食べて生きるのだ!」
**ずん
** 「えぇー!?じゃあ、空気だけ吸って生きるのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「...それはもう生きてるとは言わんでやんす。」
**かっぱ
** 「つまり、円安はワイらの生活を『呼吸困難』にするっちゅうことやな。うまいこと言うたわ、ワイ。」
**ずん
** 「全然うまくないのだ!で、結局、日銀はいつ本気出すのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「それがわかれば、おいらはもう大富豪でやんす。市場ってのは、神様でも予測できない生き物でやんすからね。ただ、日銀が『本気』を見せない限り、円安は続くでやんす。」
**かっぱ
** 「つまり、ワイらはしばらく地獄を見るってことやな。ほな、覚悟決めるしかないわ。」
**ずん
** 「むぅ...じゃあ、ボクは日銀総裁になって自分で利上げするのだ!誰か推薦してくれなのだ!」