ずん
「ファミマが涙目シールを無料配布し始めたのだ!これは日本の食品ロス問題が深刻化している証拠なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、そうとも言えるでやんすね。日本の食品ロス年間523万トン。これは東京ドーム約4.2杯分でやんす。」
やきう
「ワイ、その涙目シール見たことあるで。あれ貼ってあると逆に買いたくなるんや。」
ずん
「え?安くなってるから買いたくなるってことなのだ?」
やきう
「違うわ。涙目で訴えてくるから、放っておけへんねん。まるで捨て猫みたいやろ。」
でぇじょうぶ博士
「それは感情的マーケティングの一種でやんす。消費者の罪悪感を刺激して購買行動を促すでやんすね。」
ずん
「じゃあボクも涙目で上司に残業代アップを訴えればいいのだ!」
やきう
「お前の涙目なんか誰も同情せえへんわ。むしろキモがられるだけやで。」
でぇじょうぶ博士
「今回パンや肉、魚のキャラも追加されたでやんす。おむすびだけじゃ対応しきれなくなったんでやんすね。」
やきう
「お前、理科の授業寝てたんか?魚に涙腺なんてないやろ。」
でぇじょうぶ博士
「正確には、魚類には涙腺がないでやんすが、粘液を分泌する細胞はあるでやんす。まあ、このシールは擬人化でやんすけどね。」
ずん
「フリー素材化ってことは、ボクのブログにも使えるのだ?」
やきう
「お前、ブログなんてやってたんか。どうせ三日坊主やろ。」
でぇじょうぶ博士
「フリー素材化の狙いは、食品ロス削減の取り組みを社会全体に広げることでやんす。企業の枠を超えた戦略でやんすね。」
やきう
「まあ、コンビニ業界も食品ロスで叩かれまくってたからな。イメージ戦略やろ。」
ずん
「でも涙目シール貼られた商品って、本当に売れるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「データによると、値引き商品の購買率は通常価格の約2.3倍でやんす。特に夜間帯は顕著でやんすね。」
やきう
「ワイの近所のファミマ、夜8時過ぎたら涙目シール祭りやで。まるでバーゲン会場や。」
ずん
「じゃあボクも夜8時以降に買い物すればお得なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「食品ロス削減は重要でやんすが、根本的には需要予測の精度を上げることが大切でやんす。AIを活用した発注システムなど、技術的解決策も進んでるでやんすよ。」
やきう
「結局、作りすぎなければええだけの話やんけ。シンプルやろ。」
でぇじょうぶ博士
「そう単純でもないでやんす。欠品リスクとのバランスでやんすからね。品切れしたら機会損失でやんす。」
ずん
「むむむ...難しいのだ。じゃあボクはどうすればいいのだ?」
やきう
「お前は涙目シール商品買うて、家で泣きながら食えばええんちゃう?」
ずん
「それって結局ボクが泣いてるだけじゃないのだ!食品は泣いてないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、消費者一人ひとりの意識が大事でやんすね。賞味期限間近でも問題なく食べられるでやんすから。」
ずん
「でもさ、涙目シールって逆効果になることはないのだ?『これ古いんだ』って思われたりとか。」
やきう
「お前、たまにええこと言うやんけ。確かにその可能性はあるな。」
でぇじょうぶ博士
「その懸念はあるでやんすが、データでは好意的な反応が多いでやんす。むしろ『助けてあげたい』という心理が働くでやんすね。」
ずん
「じゃあ次は『土下座シール』とか作ればもっと売れるんじゃないのだ?」
やきう
「それはやりすぎやろ...って、ちょっと面白いかもしれへんな。」
でぇじょうぶ博士
「やんやん...倫理的にどうかと思うでやんすが、確かにインパクトはあるでやんすね。」
ずん
「『命乞いシール』とか『懇願シール』とかもいいのだ!どんどんエスカレートさせるのだ!」
やきう
「お前、発想が完全にサイコパスやんけ。食品に何させる気や。」
ずん
「えへへ、ボク天才なのだ!これで食品ロス問題も解決なのだ!...って、あれ?これって結局、食品を擬人化して罪悪感煽ってるだけなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。でも、それが効果的なら手段として悪くないでやんすよ。目的は食品ロス削減でやんすからね。」
やきう
「哲学的な話になってきたな。食品に感情があると思い込ませて買わせるって、ある意味洗脳やろ。」
ずん
「うーん...じゃあボクたちは洗脳されてるのだ?」
やきう
「お前は普段から洗脳されやすそうやけどな。」
ずん
「ひどいのだ!でも確かにボク、涙目の食品見たら買っちゃいそうなのだ...」
でぇじょうぶ博士
「消費者心理を理解したマーケティングでやんす。善意を利用してると言えばそうでやんすが、結果的に食品ロスが減るなら社会的には良いことでやんす。」
ずん
「なんか複雑な気持ちなのだ。助けたいけど、操られてる気もするのだ。」
やきう
「お前、珍しく深いこと考えてるやんけ。熱でもあるんか?」
ずん
「失礼なのだ!ボクだって真面目に考えることもあるのだ!...でもやっぱり、涙目のおにぎり見たら買っちゃうと思うのだ。だってかわいそうなのだ。」