# e-Gov IEモード問題
行政手続きのデジタル化が生んだ皮肉な事態
**キャラクター紹介**
- **でぇじょうぶ博士**
技術オタクの天才研究者
- **ずん**
ずん
「なんかさぁ、e-Govで公文書が見れなくなってるらしいのだ。デジタル庁とかいってDX推進してるくせに、これはどういうことなのだ?」
やきう
「草。令和の世にIEモードって何やねん。まだInternet Explorer使っとるんか、この国は。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、これは深刻でやんすねぇ。最新のEdge 141.0.3537.57で『Internet Explorerモードで再度読み込む』メニューが表示されないという事象でやんす。」
ずん
「IEモードって何なのだ?ボクそんなの知らないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「簡単に言えば、古い技術で作られたシステムを動かすために、最新ブラウザの中に化石を飼っているようなもんでやんす。」
やきう
「つまり、最新技術で過去の遺物を無理やり動かしとるわけやな。まるでワイの人生みたいやん。」
ずん
「え、やきうって過去の栄光にすがってるタイプなのだ?」
やきう
「黙れ。ワイには輝かしい過去なんてないわ。」
でぇじょうぶ博士
「話を戻すでやんす。この問題の本質は、行政システムが20年前の技術で構築されていることでやんす。まるで江戸時代の参勤交代を新幹線でやろうとするようなもんでやんすね。」
ずん
「でもさぁ、なんで今更そんな古い技術使ってるのだ?税金の無駄遣いじゃないのだ?」
やきう
「そら、システム刷新するのに何百億もかかるからやろ。お役所仕事やし、誰も責任取りたくないんや。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。しかも、システムを作った会社しか保守できない『ベンダーロックイン』という地獄の契約に縛られてるでやんすからね。まるで悪魔との契約でやんす。」
ずん
「じゃあもう、紙に戻せばいいんじゃないのだ?デジタル化なんてやめちゃえばいいのだ!」
やきう
「お前アホか。それこそ退化やろ。むしろ問題は中途半端にデジタル化したことや。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の言う通りでやんす。デジタル化というのは、単にシステムを導入すれば終わりじゃないでやんす。運用、保守、人材育成、全てが必要でやんす。でもこの国はシステムだけ買って満足してるでやんすからね。」
ずん
「むぅ...じゃあ今回の問題はどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「FAQに書いてある手順を実行するしかないでやんすね。具体的には、Edgeの設定からIEモードを手動で有効化する必要があるでやんす。まるで秘密の呪文を唱えるようなもんでやんす。」
やきう
「それ、一般人できるんか?ワイのオカンとか絶対無理やぞ。」
ずん
「ボクも無理っすよ。めんどくさいし、そもそもやりたくないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが問題でやんすね。デジタル弱者切り捨てになってるでやんす。行政サービスのデジタル化は、全ての国民が使えて初めて意味があるでやんすからね。」
やきう
「結局、e-Govって何のために作ったんや?税金の無駄遣いやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、理念は素晴らしいでやんす。24時間365日、自宅から行政手続きができるというのは革命的でやんす。問題は実装が20年前の技術で止まってることでやんすね。」
ずん
「じゃあさぁ、もっと簡単なシステムに作り直せばいいじゃんなのだ。」
やきう
「そんな簡単にいくかボケ。システム刷新には何年もかかるし、その間も古いシステムは動かし続けなアカンのや。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。しかも、新システムに移行する際のデータ移行が地獄でやんす。まるで引っ越しの荷造りを10年分まとめてやるようなもんでやんす。」
ずん
「うわぁ...考えただけで気が遠くなるのだ。」
やきう
「ワイなら途中で投げ出すわ。つーか、そもそもなんでIEモードなんて中途半端なもん使っとるんや?」
でぇじょうぶ博士
「それは、Microsoftが2022年にInternet Explorerのサポートを終了したからでやんす。でも、世界中で古いシステムが動いてるから、Edgeに互換モードを残したでやんすね。まるで博物館の展示品を実用品として使ってるようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあ、これからもずっとこの問題は続くってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながらそうでやんすね。根本的な解決には、システム全体の刷新が必要でやんす。でもそれには数年と莫大な予算が必要でやんすから、当分は対症療法でしのぐしかないでやんす。」
やきう
「つまり、ワイらはこれからもFAQ見ながら呪文唱え続けなアカンわけやな。クソゲーすぎるやろ。」
ずん
「もう嫌なのだ!ボク、行政手続きしないで生きていくのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、それは前回の議論で学んだはずでやんす。税金から逃れることはできないでやんすよ。」
ずん
「むぅ...じゃあボク、代行業者に頼むのだ!お金で解決するのだ!」
やきう
「結局金かよ。お前、さっきまで税金払いたくないとか言っとったやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「実は、行政書士などの専門家に依頼するのは一つの解決策でやんす。彼らは業務用のシステムを使ってるので、こういう問題には遭遇しにくいでやんすからね。」
やきう
「でもそれって、デジタル化の意味なくなってへん?結局、専門家頼りやし。」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。本来のデジタル化の目的は、国民が直接手続きできるようにすることでやんすからね。でも現状は、専門家しか使いこなせないシステムになってるでやんす。まるで、一般道を走るのに大型免許が必要なようなもんでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「現状では、FAQの手順に従ってIEモードを手動で有効化するしかないでやんす。具体的には、Edgeの設定から『既定のブラウザー』→『Internet Explorerの互換性』→『Internet Explorerモードでサイトの再読み込みを許可』をオンにする必要があるでやんす。」
やきう
「それ、普通の人には意味不明やろ。おばあちゃんとか絶対できへんわ。」
ずん
「ボクもできないのだ。だってめんどくさいし。」
でぇじょうぶ博士
「だからこそ、デジタルディバイドが深刻化してるでやんす。使える人と使えない人の格差が広がってるでやんすね。」
やきう
「結局、この国のデジタル化って見せかけだけやったんやな。中身は昭和のままや。」
ずん
「じゃあさぁ、ボクたち若者が革命起こして、新しいシステム作ればいいんじゃないのだ?」
やきう
「お前みたいな怠け者が革命とか笑わせんな。第一、システム作るの何年かかると思っとるんや。」
でぇじょうぶ博士
「でも、ずん君の言うことも一理あるでやんす。若い世代がこの問題を認識して、将来的に改善していくことは重要でやんす。」
ずん
「おぉ!博士が褒めてくれたのだ!じゃあボク、今からシステムエンジニアになるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、ずん君がエンジニアになるのは、おいらが結婚するより難しいでやんす。」
ずん
「博士、それ自分でハードル上げてるのだ...」
でぇじょうぶ博士
「正直なところ、数年単位でかかる可能性があるでやんす。e-Govの完全リニューアルが必要でやんすからね。その間は、利用者が工夫して使うしかないでやんす。」
ずん
「えぇ...それまでずっと呪文唱えなきゃいけないのだ?」
やきう
「お前、行政手続きなんて年に何回するんや。そんな頻繁にやらへんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「それが問題の本質でやんす。頻繁に使わないから、手順を忘れて毎回つまずくでやんすね。まるで年に一度しか会わない親戚の名前を忘れるようなもんでやんす。」
やきう
「例えが妙に生々しいな。経験者は語るってやつか?」
でぇじょうぶ博士
「...おいらの私生活には触れないでほしいでやんす。」
ずん
「じゃあさぁ、もう諦めて、窓口に直接行けばいいんじゃないのだ?デジタルなんて最初から無かったことにするのだ!」
やきう
「それこそ本末転倒やろ。窓口行ったら行ったで、待ち時間クソ長いし、平日の昼間しかやっとらんし。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。デジタル化の目的は、そういった不便を解消することでやんすからね。諦めるのではなく、改善を求めていくことが大切でやんす。」
ずん
「でも博士、ボクたち一般人に何ができるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まずは、こういった問題があることを認識して、周りの人に伝えることでやんす。そして、使いにくい点があればフィードバックを送ることでやんす。システムは使う人の声で改善されていくでやんすからね。」
やきう
「フィードバック送ったところで、お役所が聞くわけないやろ。どうせ無視されるわ。」
でぇじょうぶ博士
「確かに即座には反映されないかもしれないでやんす。でも、声を上げ続けることで、少しずつ変わっていくでやんす。まるで水滴が岩を穿つように、でやんすね。」
ずん
「むぅ...博士の言うことはもっともらしいけど、ボクは今すぐ解決してほしいのだ!」
やきう
「我慢を知らんガキやな。世の中そんな都合よくいかへんのや。」
でぇじょうぶ博士
「でも、ずん君の気持ちもわかるでやんす。技術的には今すぐにでも解決できる問題でやんすからね。ただし、それには政治的な決断と予算が必要でやんす。」
やきう
「お前、選挙行っとるんか?投票もせんやつが文句言う資格ないで。」
ずん
「...行ってないのだ。だってめんどくさいし。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。民主主義というのは、参加してこそ意味があるでやんす。投票しないで文句を言うのは、レストランで注文せずに料理に文句つけるようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあみんな行ってないなら、ボクが行かなくてもいいじゃんなのだ!」
やきう
「その理論はおかしいやろ。みんながやってへんからって、お前もやらんでええわけちゃうで。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、話が脱線してきたでやんす。元の議題に戻すでやんす。」
ずん
「あ、そうだったのだ。で、結局この問題はどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「当面の対策としては、FAQの手順に従ってIEモードを設定することでやんす。そして、e-Gov側のシステム改修を待つしかないでやんすね。」
やきう
「つまり、解決策なんてないってことやな。クソシステムに付き合うしかないと。」
ずん
「えぇ...それじゃあボク、行政手続きできないのだ...」
でぇじょうぶ博士
「諦めるのは早いでやんす。実は、スマートフォンアプリ版のe-Govなら、この問題は発生しないでやんすよ。」
やきう
「ほんまや。PC使わんでスマホでやればええやんけ。なんで最初に教えへんかったんや。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、スマホ版にも制約があるでやんす。全ての手続きができるわけじゃないでやんすし、画面が小さくて見づらいでやんすからね。」
ずん
「むぅ...結局どっちも完璧じゃないってことなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。だからこそ、状況に応じて使い分ける必要があるでやんす。簡単な手続きはスマホで、複雑な手続きはPCでIEモードを設定してやる、という感じでやんすね。」
やきう
「めんどくさすぎるやろ。なんでこっちが工夫せなアカンねん。」
でぇじょうぶ博士
「お二方の気持ちはよくわかるでやんす。でも、現状ではこれが最善の方法でやんすからね。文句を言っても始まらないでやんす。」
やきう
「文句言わな何も変わらへんやろ。黙って従っとったら、ずっとこのクソシステム使わされるだけや。」
でぇじょうぶ博士
「確かに一理あるでやんす。建設的な批判は必要でやんすね。ただし、批判するだけでなく、代替案を提示することも大切でやんす。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、代替案でやんすか。技術的には、モダンなWebフレームワークを使ってシステムを一から作り直すのが理想でやんす。React、Vue.js、Angularなどを使えば、ブラウザ依存の問題は解決できるでやんすからね。」
やきう
「それ、何年かかるんや?その間、ずっと今のクソシステム使い続けなアカンのやろ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながらそうでやんす。大規模システムの刷新には、最低でも3〜5年はかかるでやんすからね。」
やきう
「お前、そもそも行政手続きなんてそんなにせえへんやろ。何焦っとるんや。」
ずん
「...確かにそうなのだ。でも、いざという時に困るじゃんなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君の不安もわかるでやんす。でも、本当に困った時は、行政書士などの専門家に頼めばいいでやんす。餅は餅屋でやんすからね。」
ずん
「でもお金かかるんでしょ?ボク、そんな余裕ないっすよ。」
やきう
「お前、さっき自分のことエリート会社員言うとったやんけ。どっちやねん。」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。実は、e-Govには無料の電話サポートもあるでやんすよ。わからないことがあれば、そこに電話すれば教えてくれるでやんす。」
ずん
「電話...?それめんどくさいのだ。チャットとかないのだ?」
やきう
「お前、ほんまに怠け者やな。電話一本かけるのもめんどいんか。」
でぇじょうぶ博士
「実は、チャットボットもあるでやんすよ。ただし、複雑な質問には答えられないでやんすけどね。」
ずん
「じゃあ結局、電話するしかないってことなのだ...」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。でも、電話サポートの人は親切に教えてくれるでやんすよ。おいらも何度か利用したことがあるでやんすけど、とても丁寧に対応してくれたでやんす。」
やきう
「博士、お前そんなにe-Gov使っとるんか。何の手続きしとるんや。」
でぇじょうぶ博士
「それは...おいらのプライバシーでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「...別に怪しいことはしてないでやんす。ただの研究費の申請とかでやんす。」
やきう
「なんや、つまらんな。もっとヤバいことしとるんかと思ったわ。」
でぇじょうぶ博士
「...おいらに何を期待してたでやんすか。」
やきう
「まあええわ。で、結局この問題はいつ解決するんや?」
でぇじょうぶ博士
「正直なところ、明確な時期は不明でやんす。e-Gov側も認識はしてるようでやんすけど、システム全体の改修が必要なので、時間がかかるでやんすね。」
やきう
「だから、それじゃ意味ないやろ。デジタル化の意味が。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。諦めずに、少しずつでも前進していくことが大切でやんす。完璧なシステムなんて存在しないでやんすからね。」
やきう
「お前、何も してへんやろ。何が疲れたや。」
ずん
「考えるの疲れたのだ!もう難しいこと考えたくないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。でもずん君、これが現代社会でやんすよ。複雑なシステムと付き合っていかなきゃいけないでやんす。」
ずん
「じゃあボク、山奥で自給自足の生活するのだ!そうすれば行政手続きとか関係ないのだ!」
やきう
「お前、山で三日も持たんわ。第一、山で暮らすのにも許可いるし、税金も払わなアカンで。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の言う通りでやんす。現代社会から完全に逃れることは不可能でやんす。どこにいても、行政とは付き合っていかなきゃいけないでやんすからね。」
ずん
「むぅ...じゃあボク、どうすればいいのだ...」
やきう
「とりあえず、FAQの手順を保存しとけ。そしたら次に困った時にすぐ見れるやろ。」
ずん
「おぉ!それいい案なのだ!やきう、たまにはいいこと言うのだ!」
やきう
「たまにはって何や。ワイはいつもええこと言うとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、確かにFAQをブックマークしておくのは良い案でやんすね。それと、スマホ版のe-Govアプリもインストールしておけば、いざという時に便利でやんす。」
ずん
「わかったのだ!じゃあ博士、そのFAQのURL教えてほしいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「e-Govの公式サイトに掲載されてるでやんす。『XMLファイル形式の公文書ファイルを開く方法』というFAQを探せばいいでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、そういう態度だと、いつまで経っても成長しないでやんすよ。自分で調べる習慣をつけることが大切でやんす。」
ずん
「むぅ...わかったのだ。じゃあ今度から自分で調べるのだ...多分...」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。まあ、少しずつでも前進していけばいいでやんす。完璧を求めすぎると、何もできなくなるでやんすからね。」
やきう
「博士、お前も完璧主義やのに、よう言うわ。」
でぇじょうぶ博士
「...おいらは研究に関してだけ完璧主義でやんす。日常生活はむしろグダグダでやんすからね。」
やきう
「まあええわ。で、結論としては、今回の問題はFAQ見て自力で解決するか、サポートに電話するか、スマホアプリ使うかの三択ってことやな。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。完璧な解決策ではないでやんすけど、当面はこれで対処するしかないでやんすね。」
ずん
「わかったのだ!じゃあボク、とりあえずスマホアプリ入れてみるのだ!...明日...」
ずん
「だって今日はもう疲れたのだ...明日やるのだ...多分...」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君、『明日やる』は永遠に来ないでやんすよ。」
ずん
「失礼なのだ!ボクは自称エリートなのだ!ちゃんと...いつかは...多分...やるのだ!」