ずん
「ねえねえ、維新がまたやらかしたって本当なのだ?国保逃れって何なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ふむふむ、これは興味深い事案でやんすね。簡単に言えば、フリーランスが一般社団法人の理事に名義上なって、本来払うべき国民健康保険料より安い社会保険料で済ませる手口でやんす。」
やきう
「ワイもフリーランスやけど、国保クッソ高いからな。気持ちはわかるで。でも維新の議員が関わってるってマジなんか?」
でぇじょうぶ博士
「占部府議の指摘によれば、この手法を勧誘する際に『維新の議員も多く利用している』と説明されたらしいでやんす。しかも法人の代表理事が維新の衆議院議員の元公設秘書で、理事660名の中に維新議員と同姓同名の方が複数いるとのことでやんす。」
ずん
「えっ、それって完全にクロじゃないのだ!吉村知事は何て言ってるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「吉村知事は『違法性の判断はしかねる』と煮え切らない回答でやんすね。まあ、自分が代表の党の疑惑でやんすから、歯切れが悪いのも無理はないでやんすが。」
やきう
「『脱法だが違法ではない』って、どっかで聞いたセリフやな。維新お得意の逃げ口上やんけ。」
ずん
「でもさ、そもそもこの手法って本当に問題なのだ?賢い節税術じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが問題の核心でやんす。確かに制度の抜け穴を突いているだけで、厳密には違法とは言い切れないグレーゾーンでやんす。しかし、実態のない法人で形式的に理事になるだけで保険料を大幅に削減できるというのは、制度の趣旨を逸脱した『脱法行為』と言えるでやんす。弁護士からも違法の可能性が指摘されているでやんすよ。」
やきう
「つまり、ルールの穴を見つけてズルしてるってことやな。しかも政治家がそれを率先してやっとるとか、ギャグかよ。」
ずん
「でも660人も理事がいるって、めちゃくちゃ大規模な組織なのだ!そんなのバレないわけないじゃん。」
でぇじょうぶ博士
「それがバレなかったから今まで続いていたんでやんすよ。ネット広告でも堂々と募集していたらしいでやんす。『社会保険に加入して節約できる』と明記していたというから、もはや開き直りでやんすね。」
やきう
「ワイ、この手法知らんかったわ。もっと早く教えてくれや。今からでも間に合うか?」
でぇじょうぶ博士
「バカモノ...じゃなくて、やきう君、今から参加したら完全にアウトでやんす。このニュースが出た時点で、監視の目は厳しくなるでやんすよ。それに、キャバクラ代を政治資金で払った奥下議員の件に続いてこれでやんすから、維新への風当たりは相当強くなるでやんす。」
ずん
「なるほどなのだ。でもさ、維新って『身を切る改革』を掲げてるんじゃなかったのだ?むしろ身を肥やしてるじゃん。」
やきう
「身を切る改革(自分の懐は痛めない)ってことやろ。ほんま、政治家なんて口だけや。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、政治資金の使途についても問題が指摘されていた矢先にこれでやんすからね。『脱法だが違法ではない』という言い訳が通用するかどうか、世論の反応次第でやんすね。」
ずん
「でもさ、これって維新だけの問題なのだ?他の政党の議員もやってるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんすね、ずん君。実際、この手法自体は維新に限った話ではなく、フリーランス界隈では知る人ぞ知る手法だったようでやんす。ただし、今回問題なのは、勧誘時に『維新の議員も利用している』という権威付けに使われ、さらに実際に維新関係者が法人の運営に関わっている可能性が指摘されている点でやんす。つまり、単なる利用者ではなく、このスキームの推進者側にいる疑惑があるでやんす。」
やきう
「なるほどな。ただの客と店の経営者じゃ、話が全然違うわな。これ、組織的にやってたら完全にアウトやん。」
ずん
「じゃあこれからどうなるのだ?維新は終わりなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは調査次第でやんすね。もし組織的な関与が明らかになれば、年金未払い問題どころの騒ぎではなくなるでやんす。関係議員の辞職も避けられないでやんすよ。ただし、維新側が『個人の判断でやったこと』『党としては関知していない』と切り捨てる可能性もあるでやんす。」
やきう
「トカゲの尻尾切りってやつやな。政治家の十八番や。」
ずん
「うーん、結局のところ、ボクたち一般人はどうすればいいのだ?高い国保料金を払い続けるしかないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「正攻法としては、適切な控除を活用する、法人化を検討する、など合法的な節税方法を取るべきでやんす。今回のような脱法スキームに手を出せば、後で痛い目を見る可能性が高いでやんすよ。特に今回のように問題が表面化すれば、遡って資格取り消しや追徴金のリスクもあるでやんす。」
やきう
「結局、真面目に払ってる奴が馬鹿を見る世の中ってことやな。クソみたいな話や。」
ずん
「じゃあボク、政治家になって制度を変えるのだ!そうすれば合法的に...」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、その発想がすでに危険でやんす。」
ずん
「え、何がダメなのだ?ボクは賢いから政治家に向いてると思うのだ。」
やきう
「お前が政治家になったら、国保逃れどころか国そのものが逃げ出すわ。」
ずん
「ひどいのだ!でもまあ、政治家より楽な仕事を探すのだ。国保も払わなくていい仕事ってないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...それは無職というでやんす。」
ずん
「それだ!ボク、今日から無職を目指すのだ!これぞ究極の社会保険料削減術なのだ!」