ずん
「博士、この記事めっちゃ面白いんだけど、結局『知性』って何なのだ?ボクにもあるのだ?」
やきう
「お前に知性?カップ麺にトリュフ求めるようなもんやで。」
でぇじょうぶ博士
「知性とは個人の属性じゃなくて、集団で発揮されるものでやんす。つまり、ずんが一人で考えてる時点で知性的じゃないでやんすね。」
ずん
「ひどいのだ!じゃあボクが誰かと喋れば知性的になるってことなのだ?」
やきう
「甘いで。お前が喋ると周りがシーンと黙り込むやろ?それ最も知性から遠い状態や。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。誰かの発言に刺激されて、みんなが『あ、これ言いたい!』ってなる状態が知性的でやんす。ずんの話は逆に場をフリーズさせるでやんす。」
ずん
「むぅ...でも最近の学生って、授業後に『これで合ってますか?』って確認しに来るらしいのだ。ボクと同じなのだ!」
やきう
「それ褒められてへんで。複雑なことを複雑なまま受け止められへん、知的貧困の証拠や。」
でぇじょうぶ博士
「記事によると、陰謀論の構造を教えたら『ユダヤ人が世界を支配してると知りました』ってレポート出した学生がいたでやんす。授業の内容を180度誤解してるでやんす。」
ずん
「えぇ...でも『よく分かりました!』って言われたら教師は嬉しいんじゃないのだ?」
やきう
「逆や逆。森本先生は『腑に落ちました』言われると『え、ちょっと待てよ』って思うらしいで。」
でぇじょうぶ博士
「教師は混乱させるために授業してるでやんす。モヤモヤを抱え込ませて、自分で考えさせるのが仕事でやんす。シンプルな正解ならAIで十分でやんすからね。」
ずん
「じゃあAIにエッセイ書かせたらダメなのだ?」
やきう
「そこやねん。AIは正解っぽいもん吐き出すだけや。お前みたいに混乱も成長もせえへん。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。さらに記事では、保守系運動家のチャーリー・カークのディベート手法が批判されてるでやんす。相手を論破して『俺の間違い証明してみろ』方式でやんす。」
ずん
「それって頭良さそうに見えるのだ!YouTubeでよく見るのだ!」
やきう
「それが一番知性から遠いんやて。しかも、エリート大学生が高卒のカークを軽蔑する態度が映ると、『鼻持ちならない知的エリート』って印象になって、反知性主義を煽るんや。」
でぇじょうぶ博士
「知性ってのは相手を打ち負かすことじゃなくて、集団全体のパフォーマンスを上げることでやんす。論破系YouTuberは真逆でやんすね。」
ずん
「でもボク、モヤモヤしたまま終わるの嫌なのだ。スッキリしたいのだ。」
やきう
「それが反知性主義の入り口や。お前、見事に現代の病理を体現しとるな。」
でぇじょうぶ博士
「森本先生は『訳がわからなくなったら、その後自分で勉強するじゃないですか』と言ってるでやんす。でもずんは調べもせずに適当な結論出して終わるでやんす。」
ずん
「うぅ...じゃあボクはどうすればいいのだ...?」
やきう
「まず、自分に知性がないことを受け入れるところからやな。それがスタートや。」
ずん
「受け入れたくないのだ!ボクは賢いエリートなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...その思い込みこそが反知性主義の根っこでやんす。陰謀論信じる人も『自分だけが真実を知ってる』って思ってるでやんすからね。」
ずん
「じゃあコンサルはどうなのだ?記事タイトルに『コンサルは消滅する?』ってあったのだ!」
やきう
「コンサルなんて、クライアントが欲しがる『スッキリした答え』を高値で売りつける商売やからな。AIで十分や。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。でも本当に価値あるコンサルは、クライアントを混乱させて、自分で考えさせるでやんす。そういう人は生き残るでやんすね。」
ずん
「むぅ...結局、正解を求めちゃダメで、混乱したまま考え続けろってことなのだ?めんどくさいのだ!」
やきう
「だから反知性主義が蔓延すんねん。お前みたいな奴が増えた結果や。」
ずん
「じゃあボク、AIに全部任せて楽するのだ!これからはAI様の時代なのだ!これ正解なのだ?」