ずん
「これ完全にホラー映画の展開なのだ!骨が発見される前に『骨はティナのもの』って電話がかかってくるとか、犯人バレバレじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そう思うでやんすよね。でもこれがまさに未解決事件の恐ろしさでやんす。犯人が自ら情報を小出しにしているのに、警察は手も足も出ないでやんす。まるでチェスで王手をかけられているのに、どの駒を動かせばいいかわからない状態でやんすね」
やきう
「ワイに言わせりゃ、警察がアホすぎるんや。160キロも離れた場所に骨を運んで、わざわざ電話までかけてくるとか、犯人はドヤ顔で挑発しとるやんけ」
かっぱ
「せやけど12歳の女の子の証言だけが頼りってのもキツイな。寝ぼけ眼で見た2人組の男、金縁メガネに長髪と短髪...ほんまにそんな奴おったんかいな」
ずん
「でも子供の証言って意外と正確だって聞いたことあるのだ!大人より変な先入観がないから、見たままを言うのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。ただ、ジャスティンちゃんは当時7歳。しかも夜中に目が覚めて、母親が知らない男2人と口論している異常事態を目撃したでやんす。そのショックとストレスを考えると、記憶の信憑性には疑問符がつくでやんすね」
やきう
「そもそも論やけど、この事件おかしいとこだらけやろ。なんで母親のグレナだけ殺されて、ティナだけ連れ去られたんや?他の子供らは無事やったんやろ?」
かっぱ
「ほんまやな。計画的犯行なら、目撃者の子供も始末するやろし、衝動的犯行なら全員やられとるはずや。中途半端すぎるんちゃうか」
でぇじょうぶ博士
「そこがこの事件の核心でやんす。警察も当初は怨恨による計画的犯行と見ていたでやんすが、証拠が何も出てこない。それで『行きずりの変質者説』に舵を切ったでやんすが、これもまた矛盾だらけでやんす」
ずん
「変質者なら、わざわざ100マイルも離れた場所に骨を運ばないよね...車で2時間以上かかるのだ。めんどくさすぎるのだ」
やきう
「ワイの推理やけどな、この事件には絶対に『内部犯行説』があるんや。記事には『不倫相手が犯人』って新証言も出てきたらしいやんけ」
かっぱ
「おっ、鋭いやんけやきう。せや、グレナには不倫相手がおったんかもしれんな。その男が嫉妬に狂って一家を襲ったとか」
でぇじょうぶ博士
「なるほど、ラブトライアングルでやんすか。しかしそれなら、なぜティナだけを連れ去ったのか説明がつかないでやんす。不倫相手なら、グレナの子供全員に危害を加えるか、逆に全員を見逃すかのどちらかでやんすね」
ずん
「もしかして、ティナは犯人の子供だったとか?だから連れ去ったのだ!」
やきう
「おお、それやったら辻褄が合うな!でも結局殺されとるやんけ。意味ないやろ」
かっぱ
「いや待てや。頭蓋骨の『一部』しか見つかってへんのやろ?もしかしたら、ティナはまだ生きとるんちゃうか?別の子の骨をすり替えた可能性もあるで」
でぇじょうぶ博士
「それは流石に陰謀論でやんす。DNA鑑定もされているでやんすし...あ、待つでやんす。この事件は1981年でやんすね。DNA鑑定が実用化されたのは1985年以降でやんす。つまり骨の鑑定は、歯型か骨格の比較程度でやんすね」
ずん
「ええっ!じゃあ本当にティナじゃない可能性もあるってことなのだ!?」
やきう
「これ、完全にサスペンス映画の展開やんけ。犯人が別の子の骨を用意して、わざと発見させたってことか?」
かっぱ
「せやとしたら、この犯人めちゃくちゃ頭ええやんけ。警察を翻弄しまくっとるがな」
でぇじょうぶ博士
「そう考えると、匿名電話の意味も変わってくるでやんす。あれは犯人の自己顕示欲ではなく、警察に『間違った方向』へ捜査させるためのミスリードだった可能性があるでやんすね」
ずん
「怖すぎるのだ...でも、40年も経ってるのに未解決ってことは、もう真相は闇の中なのだ?」
やきう
「残念やけどな、コールドケースってのは大体そういうもんや。証拠は散逸するし、証人は死ぬし、記憶は薄れるしな」
かっぱ
「けどな、最近はDNA鑑定の技術が進化しとるから、過去の証拠を再鑑定して犯人が見つかるケースもあるんやで。諦めるのはまだ早いんちゃうか」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。実際、アメリカでは1970年代の未解決事件が、最新のDNA技術で解決した例もあるでやんす。ただし、この事件の場合、肝心のティナの遺体が頭蓋骨の一部しか見つかっていないのが痛いでやんすね」
ずん
「じゃあ、もし今この事件を解決するとしたら、何から調べればいいのだ?」
やきう
「決まっとるやろ。匿名電話の発信元や。今なら通話記録から電話ボックスの位置特定して、周辺の防犯カメラ映像を...あ、40年前やから無理か」
かっぱ
「せやな。でもワイやったら、まず『なんで160キロも離れた場所に骨を捨てたか』を考えるわ。その場所に犯人との接点があるんちゃうか」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。実際、連続殺人犯の多くは、自分の行動圏内で犯行を行う傾向があるでやんす。つまりビュート郡のキャンプ場に土地勘がある人物、もしくはそこに何らかの理由で通う必要があった人物が犯人の可能性が高いでやんすね」
ずん
「なるほど!じゃあ当時ケディからビュート郡まで定期的に通っていた人をリストアップすれば...」
やきう
「ちょ、待てや。40年前の移動記録なんか残っとるわけないやろ。お前ほんまに頭悪いな」
ずん
「むぅ...じゃあもう無理ゲーなのだ。諦めて次の事件調べた方がいいのだ」
かっぱ
「お前な、被害者家族の気持ち考えろや。40年経っても真相を知りたいと思っとるんやで」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。未解決事件の一番の悲劇は、被害者家族が一生『なぜ』という疑問を抱えたまま生きなければならないことでやんす。心理学的には、これは『曖昧な喪失』と呼ばれ、通常の喪失よりも深刻なトラウマを引き起こすでやんす」
ずん
「それは辛すぎるのだ...でもボクが家族だったら、真相がわかっても『なぜうちの家族が狙われたのか』ってまた新しい疑問が生まれそうなのだ」
やきう
「お前、たまにはええこと言うやんけ。せやな、犯人が捕まっても動機が『なんとなくムシャクシャしてた』とかやったら、余計に救われへんかもな」
かっぱ
「ほんまやな。犯罪心理学者とかは、こういう事件をどう分析しとるんやろな」
でぇじょうぶ博士
「この手の事件は『機会的犯行』と『計画的犯行』の境界線が曖昧なケースでやんす。山小屋という隔離された場所、複数の被害者、しかし一人だけ連れ去るという選択性...全てが矛盾しているでやんすね。まるでパズルのピースが、どうやっても嵌まらない状態でやんす」
ずん
「パズルのピースが足りないんじゃなくて、余計なピースが混ざってるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おお、いい例えでやんす!そう、警察が集めた証拠や証言の中に、犯人が意図的に紛れ込ませた『偽の証拠』が含まれている可能性があるでやんす。だから捜査が迷宮入りしたとも考えられるでやんすね」
やきう
「なるほどな。つまり、匿名電話も似顔絵の証言も、全部が全部信用できへんってことか」
かっぱ
「待てや。もし全部が嘘やとしたら、唯一の真実は『4人が殺されて、1人が行方不明になった』という事実だけやんけ。それだけで犯人見つけるとか無理ゲーすぎるわ」
ずん
「じゃあもしかして、この事件は永遠に解決しないのだ...?そう考えると、犯人は今も普通に生活してるかもしれないのだ。怖すぎるのだ!」
やきう
「しかも40年前やろ?犯人が当時30歳やったとしても、今は70歳のジジイや。のうのうと年金もらいながら孫と遊んどるかもしれんのやで」
かっぱ
「胸糞悪すぎるな...。でもな、ワイが思うに、こういう凶悪犯は一回だけで終わらへんと思うんや。絶対に他にも何かやっとるはずやで」
でぇじょうぶ博士
「統計的には、その可能性は高いでやんす。FBIの分析によると、複数の殺人を計画的に実行できる人物は、多くの場合連続犯でやんす。つまり、この事件の前後に似たようなケースがあるかもしれないでやんすね」
ずん
「じゃあ他の未解決事件と照合すれば、犯人のパターンが見えてくるってことなのだ!」
やきう
「お前、さっきまで諦めモードやったのに、急にやる気出すなや。でもまあ、それが一番現実的な捜査方法かもしれんな」
かっぱ
「せや、確か最近アメリカで、遺伝子データベースを使って昔の事件を解決したってニュースあったやろ?」
でぇじょうぶ博士
「ああ、『遺伝子系図学』でやんすね。犯人のDNAから親族を特定して、そこから犯人にたどり着く方法でやんす。ただしこの事件の場合、犯人のDNAが採取できているかどうかが問題でやんすね」
ずん
「もしDNAがあれば、今からでも解決できる可能性があるってことなのだ!?」
やきう
「理論上はな。でも40年前の証拠品がちゃんと保管されとるかどうかも怪しいけどな」
かっぱ
「それにしても、この事件で一番気になるのは『なんでティナだけ連れ去られたか』やな。他の子供らは全員無事やったんやろ?これが最大の謎やと思うわ」
でぇじょうぶ博士
「そこでやんすよね。可能性としては、①ティナが特定のターゲットだった、②ティナが偶然その場にいた、③ティナが自ら犯人について行った、の3つが考えられるでやんす」
ずん
「③はないのだ!だって12歳の女の子が、母親を殺した犯人についていくわけないのだ!」
やきう
「いや待てや。もし犯人がティナの知り合い、例えば父親の友人とかやったら?『君を安全な場所に連れて行く』とか言われたら、パニック状態で従うかもしれへんで」
かっぱ
「なるほど...そう考えると、やっぱり『顔見知りの犯行』説が濃厚やな。完全な部外者やったら、そんな言葉で子供を連れ出せへんやろ」
でぇじょうぶ博士
「ふむふむ、興味深い推理でやんす。しかし警察は怨恨関係を徹底的に調べて何も出てこなかったでやんす。つまり、もし顔見知りの犯行だとしても、表面的には何の接点もない人物ということになるでやんすね」
ずん
「表面的には接点がないけど、実は裏で繋がっていた...?これ完全にサスペンスドラマの展開なのだ!」
やきう
「お前な、現実とドラマ混同すんなや。でもまあ、この匿名電話かけてきた奴が一番怪しいのは確かやな。普通の人間は、骨が発見される前にそんな電話せえへんやろ」
かっぱ
「ほんまやな。これ、犯人が『俺を捕まえてみろ』って警察を挑発しとるようにしか見えへんわ」
ずん
「でもさ、挑発するってことは、捕まりたくない一方で、誰かに自分の犯行を認めてほしいって気持ちもあるってことだよね?矛盾してるのだ」
でぇじょうぶ博士
「素晴らしい洞察でやんす、ずん!それこそが『自己顕示型犯罪者』の特徴でやんす。自分の知能を誇示したい、でも捕まりたくない。この二律背反が、匿名電話という行動に現れているでやんすね」
やきう
「つまり、この犯人はナルシストのサイコパスってことか。最悪やんけ」
かっぱ
「そういう奴ほど、いつか自分からボロ出すもんやけどな。40年経っても捕まってへんってことは、よっぽど用心深いか、もう死んどるかやな」
ずん
「死んでたら永遠に真相はわからないままなのだ...。それって、犯人の勝ち逃げってことになるのだ?納得いかないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「人生は必ずしも公平ではないでやんすからね。ただ、仮に犯人が死んだとしても、真相が明らかになれば被害者家族には一定の癒しになるでやんす。『誰がやったのか』を知ることは、『なぜやられたのか』を理解する第一歩でやんすから」
やきう
「でもよ、この事件みたいに動機が全くわからんケースって、知ったところで余計に不幸になるんちゃうか?『理由もなく殺された』って事実が一番残酷やろ」
かっぱ
「せやな...。ワイも家族やったら、むしろ知りとうないかもしれんわ」
ずん
「うーん、でもボクは知りたいのだ。だって、知らないまま一生過ごすなんて、モヤモヤしすぎて夜も眠れないのだ!...あ、でもボクはすぐ寝られるタイプだったのだ」
ずん
「むむむ...とにかく!未解決事件ってこんなに辛いものなんだって初めて知ったのだ。犯人が捕まらないって、こんなにもモヤモヤするものなのだ!...そうだ、ボクが名探偵になって事件を解決すればいいのだ!」