ずん
「720億ドルって...ボクの生涯年収の何倍なのだ?つーか、これ独占じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おいおい、ずんの生涯年収なんて誤差でやんす。まあ、動画配信市場で30%超のシェアを持つNetflixが、HBO Maxなどのコンテンツを抱えるワーナーを飲み込むわけでやんすからね。これは巨大ピラニアがサメを丸呑みするようなもんでやんす。」
やきう
「ワイ、ワーナー好きやったんやけどな。ハリポタとかDCコミックスとか。これ全部Netflixのもんになるんか?クソみたいな値上げくるで、絶対。」
かっぱ
「せやな。それよりトランプが『問題になり得る』とか言うとるけど、お前が問題やろがい。」
ずん
「でもさ、独占禁止法って実際に機能するのだ?結局、大企業は何でもやりたい放題な気がするのだ。」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんすね、ずん。実は反トラスト法の審査には6ヶ月以上かかることもあるでやんす。その間に政権が変わったり、ロビー活動で骨抜きになったりするでやんすからね。法律なんてのは金持ちの玩具でやんす。」
やきう
「株式市場が冷淡な反応示してるってのが全てやろ。投資家どもは『こんなん成立せえへん』て見透かしとるんや。720億ドルも出して失敗したら、Netflix終わるで。」
かっぱ
「ほんまやな。Disneyプラスも、Amazon Primeもおるし、そもそも配信市場自体がもう飽和状態やんけ。みんなサブスク疲れしとるわ。」
ずん
「じゃあさ、この買収が通ったら、ボクたちの月額料金はどれくらい上がるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おいらの試算では、現在1490円のスタンダードプランが2000円超えは確実でやんす。コンテンツの独占が進めば、他に選択肢がなくなるでやんすからね。まるで水道が一社独占になって、水が金より高くなるようなもんでやんす。」
やきう
「ワイはもう海賊版サイトに戻るわ。合法的にボッタくられるより、非合法で節約する方がマシや。」
かっぱ
「お前、それアカンやろ...。でも気持ちはわかるで。月に何千円も払って、結局観たいもんがないとかザラやもんな。」
ずん
「でもさ、Netflixってオリジナルコンテンツ強いじゃん?イカゲームとか。それにワーナーのコンテンツが加わったら最強なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす、ずん。コンテンツが増えれば質は下がるでやんす。これは物理法則でやんす。質より量になった瞬間、クソみたいな作品が大量生産されるでやんすよ。まるで回転寿司チェーンが高級寿司店を買収するようなもんでやんす。」
やきう
「結局、消費者が損するだけやんけ。選択肢減って、値段上がって、質も下がる。資本主義の末路や。」
かっぱ
「トランプはんも口だけやろな。『問題になり得る』とか言うて、結局は献金もろてOK出すんちゃうか?」
ずん
「じゃあボク、これからどうすればいいのだ?Netflix解約すべきなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「解約しても他に行く場所がないのが問題でやんす。Disney+、Amazon Prime、Apple TV+...全部契約したら月1万円超えでやんす。これはもう、テレビに戻った方が安いでやんすよ。」
やきう
「いや、テレビもNHKがクソうざいやろ。『閉じられないメッセージ』とか出しよるし。逃げ場ないやんけ。」
かっぱ
「そういえば、この買収でワーナーの社員はどうなるんや?大量リストラちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「当然でやんす。Netflixのビジネスモデルは効率重視でやんすからね。ワーナーの伝統的な映画製作部門なんて真っ先に切られるでやんす。まるでAIが人間の仕事を奪うような、資本主義の縮図でやんす。」
ずん
「うわぁ...なんか暗い話ばっかりなのだ。いいことないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「強いて言えば、HBO Maxの優良コンテンツがNetflixで観られるようになることでやんすかね。ただし、値上げと広告まみれになった後でやんすけど。」
やきう
「広告な。Netflix、最近広告プラン推しとるやろ。結局、テレビと同じになるんや。何のための配信やねん。」
かっぱ
「ほんまやな。『広告なし』が売りやったのに、今じゃ『広告あり割安プラン』とかアホちゃうか。詐欺やんけ。」
でぇじょうぶ博士
「Netflix の経営陣と、ワーナーの大株主だけでやんす。庶民のおいらたちは、高い金払って低品質なコンテンツを観る権利を得るだけでやんす。まるで奴隷が鎖を買わされるようなもんでやんす。」
やきう
「もう全部YouTubeでええわ。無料やし、広告スキップできるし。」
かっぱ
「お前、YouTube Premiumの値上げ知らんのか?あれもえぐいで。結局どこも同じや。」
ずん
「むむむ...じゃあボク、本でも読むのだ。活字最高なのだ!...あれ?でも積読してるの思い出したのだ。これは人類の怠惰が加速している証拠なのだ!...ん?待てよ、ボクはお金がないから買収されないのだ!つまり、ボクは自由なのだ!貧乏バンザイなのだ!」