ずん
「ダイソーがロボット掃除機を500円で売り出したのだ!これは革命なのだ!」
やきう
「革命?ただの電動雑巾やんけ。吸引もせんのに掃除機名乗るとか詐欺やろ」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、これは画期的でやんす。クイックルワイパーに自我を与えたようなもんでやんすよ」
かっぱ
「自我って...ただグルグル回ってるだけやん。認知症のおばあちゃんの徘徊と変わらんで」
ずん
「でも500円でロボットが買えるって凄くないのだ?人類の科学力の勝利なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「むしろ『ロボット』の定義崩壊でやんす。単三電池3本で動くモーターに布つけただけでやんすからね」
やきう
「ワイの初任給で買えるロボット掃除機が200台や。資本主義ここに極まれりって感じやな」
ずん
「ベッド下の掃除に使えるって話なのだ!画期的なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「でもベッド下で電池切れしたら、地獄の始まりでやんすよ。手の届かないところで永眠するでやんす」
やきう
「それ、掃除機やなくて新たなゴミの誕生やんけ。本末転倒すぎて草生える」
かっぱ
「猫のおもちゃにええって意見もあるけど、猫がビビって逃げるだけちゃうか」
ずん
「じゃあぬいぐるみ乗せて動かすのはどうなのだ?可愛いと思うのだ」
でぇじょうぶ博士
「それはもう掃除を諦めてるでやんす。完全に観賞用でやんすね。500円の動くぬいぐるみ台でやんす」
やきう
「結局これ、掃除機の皮を被った別の何かやろ。『掃除機とは吸引するもの』って裁判起こされそうや」
かっぱ
「拭き掃除だけでもありがたいって意見もあるけどな。現代人、そこまで疲れとんのか」
ずん
「でもこれ、稼働時間どれくらいなのだ?3分とかだったら悲しすぎるのだ」
でぇじょうぶ博士
「おそらく10〜15分程度でやんす。その間、延々と同じところをグルグル回り続けるでやんすよ」
やきう
「効率悪すぎて笑うわ。人間が雑巾持って拭いた方が100倍早いやろ」
かっぱ
「でも人間は疲れるやん。こいつは文句言わんし、休憩も要らん。ブラック企業の理想の社員やで」
ずん
「なるほど...つまりこれは人類の怠惰の結晶ということなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。文明の進歩とは、いかに楽をするかの歴史でやんすからね」
やきう
「でも壁際や隅っこは掃除できへんのやろ?結局人間が仕上げせなあかんやん」
かっぱ
「それな。『ロボットに掃除させてる間にワイが隅掃除』って、本末転倒すぎるわ」
ずん
「じゃあこれ、結局何のために買えばいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「500円で科学技術の限界と人類の諦めを同時に体感できる、哲学的商品でやんすよ」
やきう
「哲学って...ただの欠陥品を高尚に語るなや。詐欺師の論法やんけ」
かっぱ
「でもな、ダイソーが『これでええやろ』って開き直って売ってるところは評価できるで」
ずん
「つまり、掃除道具としてではなく、エンターテイメントとして買えということなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「正解でやんす。ペットに見せて反応を楽しむとか、そういう使い方が正しいでやんすね」
やきう
「それもう掃除機やないやん。完全におもちゃカテゴリやろ。詐欺やんけ」
かっぱ
「まあ500円やし、ネタで買うにはちょうどええ価格設定やな。ダイソーもわかっとるわ」
でぇじょうぶ博士
「まあ、そういうことでやんすね。期待値を下げれば下げるほど満足度が上がる商品でやんす」
やきう
「それって褒めてるんか貶してるんかわからんわ。お前の解説、いつもそうやな」
ずん
「ボク、これにマリオのコスプレさせてウロウロさせるのだ!完璧なのだ!」