ずん
「装丁で本を選ぶって、見た目で人を判断するのと同じで浅いと思うのだ!」
やきう
「ワイは中身で勝負や。表紙なんて飾りやで。」
でぇじょうぶ博士
「待つでやんす!その考えは大きな誤りでやんす。装丁というのは、作品と読者を繋ぐ最初の握手でやんすよ。」
でぇじょうぶ博士
「メタファーでやんす!例えば『人間人形時代』は本の真ん中に穴が貫通してるでやんす。読みにくさを超越した芸術性があるでやんす!」
やきう
「穴開いとる本とか、メルカリで即返品案件やろ。」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす!装丁とは本の内容を物理的に表現する編曲のようなものでやんす。『いい音がする文章』のデザイナーが言うように、ビートを何倍にも跳ねさせる力があるでやんす。」
ずん
「音楽と本は別物なのだ。ボク、騙されないのだ。」
やきう
「ワイもや。どうせ高い本売りつけたいだけやろ。」
でぇじょうぶ博士
「実際、『その本はまだルリユールされていない』という作品では、装丁が大切な想いを綴じ込む媒体として描かれてるでやんす。本の結婚式というシーンもあるでやんす。」
やきう
「本が結婚できるなら、ワイも結婚できるはずやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「話を戻すでやんす。『英国本屋めぐり』のような美しい装丁は、読者の購買意欲を刺激するでやんす。イギリスまで行けないのが難点という声もあるでやんすが。」
ずん
「それって装丁が良すぎて現実逃避したくなるってことなのだ?」
やきう
「装丁で海外旅行したくなるとか、どんな洗脳やねん。」
かっぱ
「まあでも、綺麗な本は手に取りたくなるのは事実やな。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす!『カフェーの帰り道』なんかは、珈琲を飲みながら純喫茶で読みたくなる装丁でやんす。没入感が倍増するでやんす。」
ずん
「じゃあ家で読んだら価値半減なのだ?コスパ悪いのだ!」
やきう
「喫茶店代も考えたら、電子書籍の方が安上がりやで。」
でぇじょうぶ博士
「装丁の価値を理解できないのは、まるで音痴が音楽の良さを理解できないようなものでやんす。『作者不詳 ミステリ作家の読む本』のファンは、装丁が素晴らしいから何回も買うと言ってるでやんす。」
ずん
「同じ本を何回も買うとか、それ完全に金の無駄なのだ!」
やきう
「ワイもそう思うわ。一回読んだらメルカリ行きや。」
かっぱ
「せやけど、お気に入りの装丁は手元に置きたくなるもんやで。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす!『一年前の猫』のように、ハードカバーで美しい装丁にステッカー付きなんて、コレクター心をくすぐるでやんす。」
ずん
「ステッカー?それって子供騙しなのだ。ボクは大人なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「装丁というのは、本というメディアが持つ最後の砦でやんす。電子書籍では味わえない、物理的な美しさと手触りがあるでやんす。」
ずん
「でも電子書籍なら場所取らないし、暗闇でも読めるのだ。装丁とか時代遅れなのだ!」
やきう
「せやせや。ワイのKindleには5000冊入っとるで。」
でぇじょうぶ博士
「積読の話はさておき、装丁は本の顔でやんす。『硝子の塔の殺人』のような印象的な装丁は、書店で手に取る決め手になるでやんす。」
ずん
「でもボク、ネット通販で買うから装丁とか関係ないのだ。」
やきう
「Amazon最強や。レビュー見て買うのが正解やで。」
でぇじょうぶ博士
「本屋での出会いというのは、偶然性が生む奇跡でやんす。装丁に惹かれて手に取った本が、人生を変えることもあるでやんす。」
ずん
「人生変えるって大げさなのだ。たかが本なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「装丁が持つ力は、単なる美しさだけじゃないでやんす。『あいたくて ききたくて 旅にでる』のように、内容と装丁が一体となって読者の心に残るでやんす。」
ずん
「でもさ、結局中身が面白くなかったら意味ないのだ!装丁だけ良くても詐欺なのだ!」
やきう
「せやな。中身スカスカで装丁だけ豪華とか、詐欺やで。」
でぇじょうぶ博士
「確かにそういうケースもあるでやんす。でも優れた装丁は、作品の世界観を的確に表現してるもんでやんす。デザイナーも内容を理解した上で作ってるでやんす。」
ずん
「じゃあボクが本を出す時は、超派手な装丁にするのだ!金色でキラキラさせるのだ!」
ずん
「...ボク、SNSで毎日投稿してるのだ!それも立派な執筆活動なのだ!実質作家なのだ!」