# ディスカッション
がんばるとろくなことは無い|牛尾 剛
ずん
「努力は裏切らない」とか言ってた奴ら、全員出てこいなのだ!この記事読んだら努力こそが悪なのだ!
でぇじょうぶ博士
むむむ、ずん君、それは短絡的でやんす。この筆者が言いたいのは「無駄な努力」を避けろということでやんすよ。AIに全振りしてたのに、AI経験浅いBalaに完敗した話、まるでレベル99の勇者が村人Aにボコボコにされるようなもんでやんす。
やきう
ワイもそれわかるわ。無駄に頑張るやつって、結局自己満足やねん。効率考えんと物量でゴリ押ししとるだけや。
ずん
でも博士、時間をぶち込めばいつかは報われるって教わったのだ!
でぇじょうぶ博士
それが間違いなんでやんす!筆者は「無限に時間をかける覚悟」が逆に物量を増やし、非効率を生んだと気づいたでやんす。外部コントリビューターとしてのPRがマージされず、何度もリベースして疲弊する…まるでシーシュポスの神話でやんすね。永遠に岩を押し続ける罰を受けてたんでやんす。
やきう
つまり、頑張るほどドツボにハマるってことやな。ワイなんか最初から頑張らんから、そんな目に遭わんで済むねん。
でぇじょうぶ博士
正確には「Be Lazy(楽をしろ)」でやんす。元上司のDrew Robbinsが言った「楽に出来るように一生懸命働く」という言葉がキーでやんす。これは単なる怠惰じゃなくて、戦略的な怠惰でやんすよ。
やきう
戦略的な怠惰?なんやそれ、カッコええやん。ワイ、それ得意やで。
でぇじょうぶ博士
やきう君の怠惰はただの怠惰でやんす。筆者が言ってるのは、バリューを出すために「どうやったら一番楽にできるか」を常に考えることでやんす。GitHub Copilotを駆使したり、自分でやらなくていいことを見極めたり。優秀なPaulは半年考えて1日でプロトタイプを作ったでやんすよ。
ずん
でも、それって結局「考える」という努力をしてるんじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
鋭いでやんすね、ずん君。実はその通りでやんす。「楽をする」ために「一生懸命考える」という矛盾があるんでやんすけど、それが本質なんでやんす。物理的な作業量を減らすために、頭を使うんでやんすよ。
やきう
なんや、結局頭使わなアカンのかいな。ワイ、脳みそ筋肉やから無理やわ。
でぇじょうぶ博士
やきう君に脳みそなんてあったんでやんすか?驚きでやんす。
ずん
じゃあ、具体的にどうすればいいのだ?ボク、頭良くないから教えてほしいのだ。
でぇじょうぶ博士
まず「どうやったら楽にできるかな?」と口に出して言う習慣をつけることでやんす。筆者はこれで業務中に「忙しさ」を感じず、頭のCPU使用率80%で済むようになったでやんす。余裕があると、さらにバリューが出せるという好循環でやんすね。
やきう
CPU使用率80%?ワイなんか常時5%やで。省エネや。
でぇじょうぶ博士
それは脳が停止してるだけでやんす。
ずん
でも博士、「楽をする」って罪悪感あるのだ。サボってるみたいで…
でぇじょうぶ博士
それが日本人の悪い癖でやんす!筆者も最初は「楽」に罪悪感があったと言ってるでやんす。でも「楽」は生産性を高める最終兵器なんでやんすよ。むしろ、無駄な努力をして成果を出せない方が罪深いでやんす。
やきう
ほんまそれ。無駄に頑張ってるフリして残業代稼ぐやつとか、マジで邪魔やねん。
ずん
やきうは残業どころか出勤もしてないじゃないか…
でぇじょうぶ博士
話を戻すでやんす。筆者が気づいた「鏡の法則」も面白いでやんすよ。自分が楽になる方法を考えると、自然と相手も楽になる方法を考えるようになる。コミュニケーションでも、最小限のメッセージで必要な情報だけ伝えれば、相手も読むのが楽でやんすからね。
ずん
なるほど!つまり、長文メールを送りまくる上司は全員アウトなのだ!
でぇじょうぶ博士
まあ、そういうことでやんすね。自分が無限に時間を使えると思ってると、相手の時間も軽視しがちになるんでやんす。
やきう
ワイの上司、めっちゃ長文メール送ってくるわ。しかも読んでへんけど。
でぇじょうぶ博士
やきう君は読まないから関係ないでやんすね。
ずん
でも博士、この記事の筆者って結局AI分野で一番経験あったのに、Balaに負けたって言ってるのだ。努力しても才能には勝てないってことなのだ?
でぇじょうぶ博士
違うでやんす!筆者は「Old Fashioned」なやり方に固執してたから負けたんでやんす。Balaは経験が浅いけど、Design DocからプロトタイピングまでAIツールを効率的に使いこなしてた。つまり「センス」というより「考え方」の問題でやんすよ。
やきう
せやな。古いやり方に固執するやつって、結局変化を恐れとるだけや。ワイなんか常に新しいことに挑戦しとるで。
ずん
やきうが最後に新しいことに挑戦したのいつなのだ?
でぇじょうぶ博士
それは挑戦とは言わないでやんす。
ずん
じゃあ博士、この「楽をする」哲学って、他の分野にも応用できるのだ?
でぇじょうぶ博士
もちろんでやんす!筆者は子供3人いる同僚Chrisの「時間が無くなると、どうやってかしこくやるかを考える」という言葉にもヒントを得てるでやんす。制約があるからこそ、創意工夫が生まれるんでやんすよ。まるでジブリの宮崎駿監督が「締め切りがあるから作品が完成する」と言ったようなもんでやんす。
やきう
ワイも締め切りあったら、もっとやる気出るかもしれんな。
やきう
人生の締め切りはあるやろ!死ぬまでに何するか考えとるんや!
でぇじょうぶ博士
それで何も考えてないでやんすね。
ずん
でもさ、この記事読んでると、結局「考える」ことが大事ってことなのだ?頭使うのしんどいのだ…
でぇじょうぶ博士
ずん君、それが一番の問題でやんす。「考えるのがしんどい」から「物量で勝負」しようとして、結局疲弊するんでやんすよ。筆者がまさにそれだったでやんす。でも「楽をする方法を考える」のは、長期的には圧倒的に効率的なんでやんす。
やきう
せやな。ワイも「どうやったら働かずに金稼げるか」めっちゃ考えとるで。
でぇじょうぶ博士
それは違う意味で「楽」でやんす。
ずん
じゃあ、この記事の教訓をまとめるとどうなるのだ?
でぇじょうぶ博士
簡単でやんす。「頑張る」ことが目的になってはダメ。「成果を出す」ために「どうやったら楽にできるか」を常に考えること。そして、AIツールなどを駆使して、人間にしかできないことに集中すること。これがAI時代の新しい仕事術でやんすよ。
やきう
なんやかんや言うて、結局AIに仕事取られるってことやんけ。
でぇじょうぶ博士
違うでやんす!AIは「楽をするためのツール」であって、人間を置き換えるものじゃないでやんす。筆者もGitHub Copilotに任せてる間に、人間にしかできないタスクをこなしてたでやんすよ。
ずん
でも博士、ボクみたいな怠け者は最初から「楽」しようとしてるから、もう完璧なのだ!
でぇじょうぶ博士
ずん君の「楽」は単なるサボりでやんす。筆者の「楽」は戦略的な効率化でやんす。全く別物でやんすよ。
やきう
ワイもサボりと効率化の違いわからんわ。同じやろ。
でぇじょうぶ博士
サボりは「何もしない」こと。効率化は「同じ成果を少ない労力で出す」ことでやんす。全然違うでやんす!
ずん
じゃあボク、これから「戦略的に楽をする」って言えば、サボってても怒られないのだ!
でぇじょうぶ博士
やきう君はそもそも働いてないから言い訳も不要でやんす。
ずん
でもさ、この筆者って結局11万部も本売ってるエリートじゃないか!ボクみたいな一般人には関係ない話なのだ!
でぇじょうぶ博士
それは違うでやんす!むしろ、そんな優秀な人でも「頑張りすぎて」失敗してたという話でやんすよ。一般人こそ、効率的にやらないと生き残れないでやんす。時間も才能も限られてるんでやんすからね。
やきう
せやせや。凡人は賢く立ち回らなアカンねん。ワイみたいに。
ずん
やきうは立ち回るどころか、ずっと座ってるじゃないか…
でぇじょうぶ博士
それは…まあ、ある意味「Be Lazy」でやんすね。
ずん
結局、この記事が言いたいのは「無駄な努力するな、頭使え」ってことなのだ?
でぇじょうぶ博士
その通りでやんす!そして「楽をすることに罪悪感を持つな」ということでやんす。日本の「頑張ることが美徳」という文化は、時に生産性を下げるんでやんすよ。
やきう
ほんまそれ。会社で夜遅くまで残ってるやつ、大体仕事してへんからな。
やきう
だからワイは効率的なんや。無駄な時間使わんねん。
でぇじょうぶ博士
それは効率的とは言わないでやんす。ただの無職でやんす。
ずん
じゃあ博士、最後に聞くのだけど、この「楽をする」哲学って、本当に誰でもできるのだ?
でぇじょうぶ博士
できるでやんす!ただし、「どうやったら楽にできるか」を考える習慣をつけることが大事でやんす。筆者も最初は絶望してたけど、考え方を変えたら、CPU使用率80%で余裕を持って働けるようになったでやんすよ。
やきう
CPU使用率80%って、まだ余裕あるやん。ワイなんか5%で十分や。
でぇじょうぶ博士
やきう君の脳はスリープモードでやんす。
ずん
でも、この筆者が最後に「頭のCPU使用率80%で業務を終えた」って満足げに言ってるのが面白いのだ。それって、まだ20%も余裕あるってことなのだ?
でぇじょうぶ博士
その20%がバッファでやんすよ。常に全力で走ってたら、突発的なタスクに対応できないでやんす。筆者は「忙しさを感じず」に働けるようになったのが重要なんでやんすよ。
やきう
ワイなんか常に100%余裕あるで。だって何もしてへんから。
ずん
やきう、それ自慢にならないのだ…でもボクも真似したいのだ!