ずん
「東京と埼玉の境目にある秋津駅って、急行も特急も通過するのに利用客がめちゃくちゃ多いらしいのだ。これって矛盾してないのだ?」
やきう
「矛盾も何も、そんなん単なる駅の設計ミスやろ。鉄道会社の無能っぷりが露呈しとるだけや。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、それは違うでやんす。秋津駅は西武池袋線と、JR武蔵野線の新秋津駅が徒歩連絡できる乗り換え駅でやんす。だから利用者が多いんでやんすよ。」
かっぱ
「なんや、ただの乗り換え客が多いだけかいな。それで7万人超えって、みんな乗り換えに必死やな。」
ずん
「でも、乗り換え客が多いなら、なんで急行止めないのだ?その方が便利じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そこが鉄道会社の計算でやんす。急行を止めると所沢までの所要時間が延びて、全体の速達性が落ちるでやんす。秋津は各駅停車で十分カバーできるという判断でやんすね。」
やきう
「要するに、秋津の客なんて二の次ってことやろ。所沢様のために犠牲になっとるだけや。弱者切り捨ての典型やんけ。」
かっぱ
「まあ確かに、乗り換え専用駅みたいな扱いやもんな。駅も小さいし、急行止めへんし。ほんま不憫やわ。」
でぇじょうぶ博士
「でも実は秋津駅、西武鉄道全体で乗降客数トップ10に入ってるでやんす。これは立派な主要駅の証拠でやんすよ。隠れた実力者でやんす。」
ずん
「トップ10!?それなのに急行通過って、完全に過小評価されてるのだ。これは秋津駅がかわいそうなのだ!」
やきう
「かわいそうも何も、そんなん鉄道会社からしたら『黙って乗り換えとけ』ってことやろ。客なんて金づるにしか見えてへんねん。」
かっぱ
「でも考えてみいや。急行止めたら所沢民が文句言うやろ?『なんで秋津なんかに止まるんや』ってな。結局、どっちかが損するんやで。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。鉄道のダイヤは常にトレードオフでやんす。全員を満足させることは不可能でやんすから、より多くの利益を生む選択をするしかないでやんす。」
ずん
「じゃあ、秋津駅はずっとこのまま『謎の通過駅』として扱われ続けるのだ?なんだか切ないのだ...。」
やきう
「切ないも何も、お前も普段から『急行乗りたい』とか言うてるやろ。秋津に急行止まったら『遅い!』って文句言うくせに。」
かっぱ
「ほんまそれな。結局、みんな自分の都合しか考えてへんねん。秋津駅も同じや。乗り換え客が多いだけで、地元民は少ないんちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「実際、秋津駅周辺は住宅地が少なく、乗降客の多くは乗り換え客でやんす。だから駅自体は小さいままでやんすね。まるで空港のトランジット専用ターミナルみたいなもんでやんす。」
ずん
「なるほど...つまり秋津駅は『通過点』としての価値しか認められてないってことなのだ。これは現代社会の縮図なのだ!」
やきう
「縮図も何も、ただの乗り換え駅やろ。お前、大げさすぎるわ。そんなん言い出したら、世の中の乗り換え駅全部が『通過点』やんけ。」
かっぱ
「まあでも、秋津駅がなかったら武蔵野線との連絡できへんし、それなりに重要な役割は果たしてるやろ。地味やけどな。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。秋津駅は『縁の下の力持ち』的存在でやんす。目立たないけど、首都圏の鉄道ネットワークには欠かせない駅でやんすよ。」
ずん
「じゃあ、ボクも秋津駅みたいに『目立たないけど重要な存在』を目指すのだ!」
やきう
「お前の場合、目立たへんし重要でもないから、ただの空気やぞ。」
ずん
「ひどいのだ!でも、まあ秋津駅も空気みたいな存在だし、ボクと気が合いそうなのだ。今度乗り換えついでに降りてみるのだ!」