**ずん
** これ、現代だったら完全に炎上案件じゃね?35歳の尼さんが19歳の大学生と駆け落ちって、昭和は攻めすぎなのだ!
**やきう
** 炎上どころか、これ令和なら即座にネットニュースのトップやろ。ワイの推しVtuberの卒業配信より伸びるで。ただの不倫やなくて門跡の失踪やからな。
**でぇじょうぶ博士
** 実はこの事件、当時の社会構造を考えると極めて興味深いでやんす。門跡というのは皇族や華族の子女が継ぐ特権階級の座。それを捨てるということは、現代で言えば上場企業の社長令嬢が全てを捨てて駆け落ちするようなものでやんす。
**かっぱ
** でもなぁ、35歳やろ?別に恋してもええやんけ。尼さんにも人権あるんやで。
**ずん
** いや待てよ、そもそも茶道の弟子って何なのだ?お茶飲んでたらいつの間にか恋に落ちてたってこと?抹茶にはそんな催淫効果があるのか!?
**やきう
** お前アホか。茶道は精神統一の場や。むしろ欲を抑える修行やんけ。それでも落ちたんやから、これはガチの恋やな。ワイには一生縁のない話や。
**でぇじょうぶ博士
** 興味深いのは、当時の報道の仕方でやんす。「人間性に目覚めた」という表現は、それまで彼女が「人間ではなかった」ことを暗示してるでやんす。つまり、門跡という立場は人間を超えた存在として扱われていたということでやんすね。
**かっぱ
** それ、めっちゃ息苦しいやん。35年間ずっと「人間じゃない」扱いされてたんやろ?そら逃げ出したくもなるわ。
**ずん
** でもさ、16歳下の大学生って、完全に年の差カップルじゃん。今なら「歳の差婚」でバズるやつなのだ。当時はどう見られてたんだろ?
**やきう
** 当時は今よりもっとアカンかったやろな。しかも相手は「茶道の弟子」や。師弟関係で恋愛とか、完全にパワハラ案件やんけ。令和なら即座に文春砲くらうで。
**でぇじょうぶ博士
** 面白いのは、彼女が「お高祖頭巾」を被って逃げ出したという描写でやんす。これは江戸時代の防寒具で、当時でさえ時代遅れのアイテム。つまり彼女は、最後まで「伝統」に縛られながら逃げ出したんでやんすね。
**かっぱ
** なんか切ないな。自由になりたくても、最後まで「らしく」振る舞わなアカンかったんやろな。
**ずん
** じゃあさ、この人たち結局どうなったの?ハッピーエンドだったのか気になるのだ!
**やきう
** それが一番気になるとこやな。記事には「九州の母の実家に向かった」とあるけど、その後の消息は不明や。もしかしたら、どこかで幸せに暮らしとるかもしれんし、結局別れたかもしれん。
**でぇじょうぶ博士
** この事件が示すのは、個人の自由と社会的責任の葛藤でやんす。彼女は1400年の歴史を持つ寺の門跡という立場と、一人の女性としての幸せの間で板挟みになっていたでやんす。そして彼女は、後者を選んだということでやんす。
**かっぱ
** でもな、79歳の前門跡が病状悪化したって書いてあるやん。これ、めっちゃ責任感じるやろな。自分のせいで先輩が倒れたんやから。
**ずん
** うわぁ...それは辛いな。自由を求めて逃げ出したのに、結局罪悪感に苛まれるって、結局どっちに転んでも地獄じゃん。
**やきう
** これが現実や。恋愛脳で全部解決するわけないやろ。ワイみたいに最初から諦めとけば、こんな苦労せんで済むんやで。
**でぇじょうぶ博士
** 興味深いのは、当時の新聞が「愛人」という言葉を使っている点でやんす。これは「恋人」ではなく「不倫相手」を意味する言葉。つまり、最初から彼女の行動は「不道徳」なものとして報じられていたんでやんす。
**かっぱ
** マスコミって昔から変わらんのやな。人の不幸でメシ食うって、ほんまクソやわ。
**ずん
** でもさ、これって結局「女性の自由」の話じゃない?35歳で恋愛したらダメなの?尼さんは一生独身でいろってこと?それって完全に人権侵害なのだ!
**やきう
** お前、急にフェミニストみたいなこと言い出すやん。でもな、彼女は自分で門跡になることを選んだんやろ?それとも強制されたんか?
**でぇじょうぶ博士
** そこが問題の核心でやんす。おそらく彼女は「選ばされた」んでやんす。皇族・華族の出身という生まれながらの立場が、彼女の人生を決定づけていた。それに35年間、誰も疑問を持たなかったんでやんす。
**かっぱ
** それって、現代でも同じことあるんちゃうか?家業を継がなアカンとか、親の期待に応えなアカンとか。形を変えて続いてるやろ。
**ずん
** うーん、深いな...でもボク思ったんだけど、この大学生もすごくない?35歳の尼さんを落とすって、どんなテクニック使ったんだろ。ボクにも教えてほしいのだ!
**やきう
** お前、話の流れ完全に無視しとるやん。でもな、確かにこの大学生、ある意味レジェンドやで。1400年の伝統を破壊した男として、歴史に名を残しとるんやからな。
**でぇじょうぶ博士
** むしろおいらが気になるのは、彼女がその後どう生きたかでやんす。全てを捨てて手に入れた自由で、彼女は幸せになれたのか。それとも、失ったものの大きさに苦しみ続けたのか...
**かっぱ
** 知りたいけど、知らん方がええこともあるんやで。彼女には彼女の人生があるんやから、そっとしといたれや。
**ずん
** でもさ、もし彼女が今生きてたら100歳超えてるじゃん。孫とか曾孫に囲まれて幸せに暮らしてるといいな...って思うのはボクだけなのだ?
**やきう
** 珍しくええこと言うやん。でもな、もし不幸やったとしても、それは彼女が選んだ道や。誰も責められへんで。
**でぇじょうぶ博士
** この事件が教えてくれるのは、人生に「正解」はないということでやんす。伝統を守ることも、自由を選ぶことも、どちらも正しくて、どちらも間違ってるでやんす。
**かっぱ
** 結局、人間ってそういうもんやろ。完璧な選択なんてないんや。後悔のない選択もない。それでも生きていかなアカンのや。
**ずん
** なんか今日、めっちゃ哲学的な話になったな...でもボクが一番気になるのは、あの大学生が今どう思ってるかなのだ。「俺、昔尼さんを口説き落としたことあるんだぜ」って自慢してるのかな?それとも「若気の至りで申し訳ないことをした」って反省してるのかな?
**やきう
** お前、またそっち方向かよ。でもまあ、確かに気になるわ。もし生きてたら90歳超えとるやろうけど、孫に自慢話してたら面白いな。「おじいちゃんな、昔めっちゃモテたんやで」って。
**でぇじょうぶ博士
** 興味深いのは、この事件以降、門跡制度がどう変化したかでやんす。おそらくこの事件をきっかけに、より柔軟な運用が求められるようになったはずでやんす。ある意味、彼女は制度改革の先駆者だったのかもしれないでやんすね。
**かっぱ
** 結局、誰かが犠牲にならな変わらんのやな、社会って。彼女が全部背負って逃げ出したから、後の人は少し楽になったんやろ。
**ずん
** うーん、なんか複雑だな...でもボクが思うに、結局一番大事なのは「自分の気持ちに正直に生きる」ことなのだ!たとえ1400年の伝統を破壊しても、自分の人生は自分で決めるべきなのだ!...あれ、ボクもう会社辞めて自由に生きていいってことなのだ?