ずん
「車の維持費が40年で2倍とか、もう車持つの無理ゲーなのだ!」
やきう
「お前、そもそも免許持っとるんか?持ってへんやろ。」
ずん
「そ、そんなことないのだ!...いや、まあ、教習所は途中で辞めたけど。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...では解説するでやんす。1985年は月9092円だったのが、今や1万6891円でやんす。まるで成長期の子供の食費のように膨れ上がってるでやんすねぇ。」
かっぱ
「9000円が17000円て...ワイの晩酌代より高いやんけ。」
ずん
「じゃあもう車なんて贅沢品なのだ!みんな自転車に乗ればいいのだ!」
やきう
「アホか。田舎じゃスーパー行くだけで片道30キロとかあるんやぞ。お前、その距離チャリで行けるんか?」
でぇじょうぶ博士
「実は、この維持費増加には複数の要因があるでやんす。ガソリン代、部品代、保険料...全てが値上がりしてるでやんす。まるでRPGの敵の能力が全パラメータ強化されたようなもんでやんすねぇ。」
かっぱ
「それで政府はガソリン減税するんやろ?ええことやん。」
やきう
「甘いな。減税しても焼け石に水や。そもそも穴埋め財源どっから持ってくるんや?結局別の形で取られるだけやろ。」
ずん
「じゃあ意味ないじゃん!もう全部電動キックボードにしちゃえばいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「電動キックボードでやんすか...確かに維持費は安いでやんすが、雨の日はどうするんでやんす?びしょ濡れで会社に着くつもりでやんすか?」
やきう
「ワイの知り合い、電キックで転んで前歯全部折ったで。それでも乗り続けとるけどな。」
でぇじょうぶ博士
「実はでやんすねぇ、統計を見ると都市部では車を手放す世帯が増えてるでやんす。カーシェアやレンタカーで十分という考え方でやんす。まるで所有から利用へのパラダイムシフトでやんすねぇ。」
かっぱ
「都会もんはええな。田舎じゃそんなん無理やで。」
やきう
「田舎は一人一台が当たり前やからな。高校生でも原付乗っとるし。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。原付でも保険、税金、ガソリン代は必要でやんす。ただし車よりは圧倒的に安いでやんす。年間3〜5万円程度で済むでやんすからね。」
かっぱ
「それでも年3万かぁ...ワイの1ヶ月の河童巻き代やで。」
ずん
「じゃあさ、自動車メーカーは何やってるのだ?もっと安い車作ればいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それが難しいんでやんすよ。最近の車は安全装備が義務化されてて、昔みたいなシンプルな車は作れないでやんす。まるで無添加食品を作ろうとしたら、法律で添加物を入れないといけないと言われてるようなもんでやんすねぇ。」
やきう
「それに加えて円安や。部品の多くは輸入に頼っとるから、コストが跳ね上がっとるんや。」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。実は電気自動車の普及で、長期的には維持費が下がる可能性もあるでやんす。ガソリン代がゼロになり、エンジンオイル交換も不要でやんすからね。」
やきう
「そもそもEVは車体価格がクソ高いしな。元取るのに何年かかるんや。」
でぇじょうぶ博士
「ずん君はそもそも運動不足でやんすから、10キロも漕げないでやんすよ。」
かっぱ
「現実見ろや。お前、駅まで5分も歩いたらゼェゼェ言うてるやろ。」
やきう
「結局、地方在住者は車を手放せんし、都会もんは最初から持ってへん。格差がさらに広がるだけやな。」
ずん
「むむむ...じゃあボクはどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ずん君の場合、まず免許を取ることから始めるべきでやんすねぇ。教習所の入所金がまた値上がりする前に...」
かっぱ
「今30万くらいするんやろ?昔は20万やったのにな。」
やきう
「それも維持費みたいなもんやな。車持つまでの初期投資がエグい。」
ずん
「ぐぬぬ...じゃあボクは一生電車でいいのだ!満員電車で毎日揉まれるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それはそれで地獄でやんすねぇ...まるで缶詰のイワシのような生活でやんす。」
かっぱ
「というか、お前在宅ワークやろ。そもそも通勤してへんやん。」
ずん
「じゃあボクが払ってる税金で、みんなの車の維持費を補助してるってことなのだ...?これはもう...搾取なのだ...!」