ずん
「自民党が公明党の選挙区に候補立てるとか、完全に喧嘩売ってるのだ!これ政治の世界では普通なのか?」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。これは政治学で言う『焦土作戦』でやんす。自分が勝てなくても相手を潰す。まるで別れ話の最中に元カノのSNSを晒すような所業でやんすよ。」
やきう
「ワイから言わせりゃ、公明が先に家出したんやから当然やろ。裏切り者には報復や。」
ずん
「でも記事には『極左の技法』って書いてあるのだ。自民党って右翼じゃなかったっけ?」
でぇじょうぶ博士
「そこが面白いところでやんす。馬蹄理論というのがあって、極右と極左は円じゃなくて馬蹄型に並んでるから、端っこ同士は実は近いでやんすよ。」
やきう
「つまり、右も左も突き詰めればクソってことやな。」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、そういう解釈もできるでやんすね。革マル派や中核派は仲間割れした相手を後ろから襲う戦術を使ってたでやんすが、今回の自民もそれに似てるでやんす。」
ずん
「じゃあ自民党は極左になっちゃったのだ?右なのに左なのだ?」
やきう
「お前、頭悪すぎやろ。イデオロギーと手法は別モンや。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。高市総裁は『一方的に離脱を伝えられた』と言ってるでやんすが、公明側は『麻生氏への不信感』や『公明軽視の人事』が原因だったでやんすよ。」
ずん
「要するに、お互いに『お前が悪い!』って言い合ってるだけなのだ?」
やきう
「ガキの喧嘩と一緒やん。こんなんで国運営してるとか終わっとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「しかも自民は維新に連携を呼びかけてるでやんす。まるで浮気相手に『前の彼女と別れたからよろしく』と言ってるようなもんでやんすよ。」
ずん
「でも維新って、公明より過激そうなイメージなのだ。」
やきう
「そら維新は『第二自民党』やからな。思想的には近いんや。公明は創価学会バックやから、宗教票が強いけど政策は中道寄りやし。」
でぇじょうぶ博士
「問題は、公明が『人物本位で地域ごとに自民議員を支援する』と言ってる点でやんす。つまり全面対決じゃなくて、選択的協力の可能性を残してるでやんすよ。」
ずん
「それなのに自民が独自候補立てたら、その可能性も潰れちゃうのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。予算審議や法案成立でも協力が得にくくなるでやんす。まるで『もう別れたんだから連絡すんな』と言った後に、元カノの職場に押しかけるようなもんでやんすよ。」
やきう
「でも自民からしたら、公明の議席を奪わんと過半数取れへんのやろ?背に腹は代えられんわ。」
でぇじょうぶ博士
「どっちも間違ってるでやんす。政治に正しいも何もないでやんすよ。あるのは勝つか負けるか、それだけでやんす。」
やきう
「ワイ、この混乱で一番得するのは野党やと思うで。自民と公明が潰し合ってる間に漁夫の利や。」
ずん
「でも立憲とか国民民主も、自民と組むか組まないかでモメてるって記事に書いてあったのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。首相指名選挙が『極めて複雑な状況』になるでやんすよ。まるで合コンで全員が違う人に告白してるような地獄絵図でやんす。」
やきう
「それで初の女性首相が高市早苗とか、日本終わったわ。」
やきう
「失礼も何も、こんな泥沼の中で首相になるとか罰ゲームやろ。誰がやっても詰みや。」
でぇじょうぶ博士
「確かに、連立崩壊後の初首相というのは歴史的にも厳しい立場でやんすね。支持基盤が弱い中で、野党との調整も必要でやんす。」
ずん
「じゃあ、この先どうなるのだ?自民は単独で政権運営できるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「数学的には不可能でやんす。衆議院で過半数を取れなければ、どこかと組まざるを得ないでやんす。維新か国民民主、あるいは無所属議員の取り込みでやんすね。」
やきう
「要するに、自民は強がってるだけで実は詰んでるってことやな。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、そういうことでやんす。公明に独自候補ぶつけるのは、強さのアピールじゃなくて弱さの裏返しかもしれないでやんすね。」
ずん
「なんか、みんな意地張ってるだけで国民のこと考えてない気がするのだ。」
やきう
「今更かよ。政治家なんて最初から国民のこと考えてへんわ。自分の議席と金が全てや。」
でぇじょうぶ博士
「シニカルでやんすが、ある意味真実でやんすね。今回の騒動も、結局は権力闘争の一環でやんす。」
ずん
「じゃあボクたち有権者はどうすればいいのだ?」
やきう
「諦めて寝ろ。どうせ誰に投票しても一緒や。」
でぇじょうぶ博士
「それは極論でやんす。選挙で意思表示することは民主主義の基本でやんすよ。たとえ政治家がクソでも、投票しないのはもっとクソでやんす。」
ずん
「でも自民も公明も維新も、みんなが喧嘩してるだけじゃん。誰に入れても同じな気がするのだ。」
やきう
「せやから白票でええやん。『お前ら全員アカン』っていう意思表示や。」
でぇじょうぶ博士
「白票は無効票としてカウントされるだけで、意思表示にはならないでやんす。むしろ棄権と同じでやんすよ。」
ずん
「じゃあどうすりゃいいんだよ!もう政治なんてどうでもいいのだ!!」
やきう
「それが一番アカンねん。無関心こそが政治家を増長させるんや。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。今回の自公分裂劇も、結局は国民が監視してないから好き放題やってるでやんすよ。」
ずん
「...じゃあボク、次の選挙では『自民にも公明にも維新にも入れない党』を作るのだ!」
やきう
「お前が立候補する気かよ。供託金300万円払えんのか?」
ずん
「えっ...そんなにかかるのだ...?じゃあやっぱり寝るのだ...」