ずん

「クマが出ても猟師さんたちが駆除を拒否できるようになるって、これどういうことなのだ？なんか複雑そうな話なのだ。」

でぇじょうぶ博士

「これは“砂川事件”という出来事が発端でやんす。ヒグマ駆除中に跳弾事故が起きて、その責任を問われたハンターの銃所持許可が取り消された事件でやんすね。この判決に怒った猟友会は、駆除要請への対応を拒否する方針を打ち出したわけでやんす。」

やきう

「いやいや待てや。跳弾ってそんな頻繁に起こるもんなんか？ワイのFPSゲームでもそんなミスせえへんぞ？」

でぇじょうぶ博士

「現実はゲームとは違うでやんすよ、やきう氏。斜面や障害物の多い山間部では、予測不能な跳弾リスクが常につきまとうでやんす。それに加えて、法律的にも技術的にもハンターには非常に厳しい条件が課されているでやんす。」

ずん

「でもさ、それならもっと安全な方法とかないのかな？ドローンとかレーザーとか未来っぽい感じの！」

でぇじょうぶ博士

「理論上は可能性はあるでやんす。ただし、コストと技術的な制約、それから現場の即応性を考えると、まだまだ実用化には程遠い状況でやんすね。」

やきう

「ほーら見ろ。結局、人力頼みかいな。でもさ、このままじゃ誰もクマ退治したくなくなるわな。命懸けて罰金食らうとかアホらしい話や。」

ずん

「それってつまり、“クマ vs 人類”みたいな戦争になっちゃうってことなのだ？」

でぇじょうぶ博士

「その通りでやんす！しかもこの戦争では、人類側の兵士＝ハンターが減少しているという深刻な問題もあるでやんす。若手育成も進まず、高齢化が進む一方…絶滅危惧種なのはヒグマだけじゃないという皮肉な状況なんです。」

ずん

「じゃあもうこうするしかない！ボクたち全員筋トレして、自分たちでクマと戦えるようになるしかないのだ！」