ずん
「高市さんが総理になるのだ!これ、日本初の女性総理大臣誕生ってことで、歴史的瞬間なのだ!」
やきう
「いや待てや。女性総理とかどうでもええわ。ワイが気になるんは、維新が入閣せえへんのに連立って何やねん。結婚してるのに同居せえへんカップルかよ。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。これは政治学的には『閣外協力』という形態でやんす。維新は責任は取らないけど口は出す、まるでモンスターペアレンツのような立ち位置でやんすよ。」
ずん
「えっ、じゃあ維新は美味しいとこ取りってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。閣僚になれば失敗したら責任を取らされるでやんすが、閣外協力なら政策に関与しつつ、問題が起きたら『おいらたち知らんでやんす』と逃げられるでやんす。まるでグループワークで名前だけ書いて何もしない学生のようでやんすね。」
やきう
「クソズルやんけ。でも遠藤敬を首相補佐官にするって、結局人は送り込むんやろ?それって実質入閣みたいなもんちゃうん?」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんすね、やきう君。首相補佐官というのは閣僚ではないでやんすが、首相に直接意見できる立場でやんす。つまり維新は、表向きは距離を置きながら、実際には首相の耳元でささやき続けることができるでやんす。まるで天使と悪魔が両肩に乗ってる状態でやんすね。」
ずん
「なるほどなのだ...でも議員定数削減とか消費税ゼロとか、維新の要求をかなり飲んでるみたいなのだ。自民党、弱み握られてるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「弱みというより、算数の問題でやんす。自民は197議席しかなく、過半数の233に全然届かないでやんす。維新の35議席がないと政権が成り立たないでやんすから、ある程度の要求は飲まざるを得ないでやんすね。まるで借金取りに追い詰められたギャンブル依存症のようでやんす。」
やきう
「でも消費税ゼロって、『努力する』だけやろ?それって『検討します』の親戚みたいなもんで、結局やらへんってことやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。政治用語で『努力する』というのは『やる気はあるけどやらない』の婉曲表現でやんす。『ダイエット頑張ります』と言いながらラーメン二郎に通うようなものでやんすね。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、維新も百も承知でやんす。彼らの真の目的は『改革政党』というイメージを維持することでやんす。実際に実現するかどうかより、『おいらたちは庶民の味方でやんす』というポーズが取れればいいでやんすからね。まるでSNSで筋トレ風景だけ投稿して満足する人のようでやんす。」
やきう
「なんや、結局みんな茶番やっとるだけかいな。有権者をバカにしとんのか。」
でぇじょうぶ博士
「バカにしてるというより、政治とはそういうものでやんす。有権者は選挙で一票を投じた時点で、4年間は黙って見守るしかないでやんすからね。まるでガチャを回した後に『このキャラ使えねぇ』と文句を言うようなものでやんす。」
ずん
「むぅ...でも高市さんが総理になったら、何か変わるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが面白いところでやんすね。高市氏は保守派の重鎮でやんすが、維新というリベラル寄りの改革政党と組むわけでやんす。これは思想的には水と油でやんすが、政治的には『敵の敵は味方』理論でやんす。まるでベジタリアンと肉食主義者が焼肉屋で待ち合わせするようなものでやんすね。」
やきう
「ほんで、この連立政権はいつまで持つんや?ワイの予想では半年やな。」
でぇじょうぶ博士
「おいらの計算では...あ、これは言っちゃダメでやんしたね。まあ、政策の実現具合次第でやんすが、維新が『約束が守られてない』と言い出したら一瞬で崩壊するでやんす。まるで砂の城のようでやんすね。」
ずん
「じゃあ結局、この連立政権って何なのだ?ボクにはさっぱりわからないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「簡単に言えば、『自民党は政権を維持したい』『維新は存在感を示したい』という利害が一致しただけでやんす。愛のない政略結婚のようなものでやんすね。お互いが得をする間は続くでやんすが、利益がなくなれば即離婚でやんす。」
やきう
「なんや、結局政治家なんて自分の利益しか考えてへんのやな。国民のことなんてどうでもええんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「それは言い過ぎでやんすよ、やきう君。政治家も人間でやんすから、自分の立場を守ろうとするのは当然でやんす。問題は、その過程で国民の利益も考えてくれるかどうかでやんすね。今回の連立で、少なくとも議員定数削減は議論されるでやんすから、それは一歩前進でやんす。」
ずん
「でも定数削減って、自分たちの首を絞めることになるのだ。本当にやるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが政治の面白いところでやんす。法案は提出するでやんすが、成立するかどうかは別問題でやんす。委員会で議論して、修正して、また議論して...と延々と引き延ばすことができるでやんす。まるで夏休みの宿題を8月31日まで先延ばしにする小学生のようでやんすね。」
やきう
「つまり、やるやる詐欺ってことやんけ。ほんまクソやな。」
でぇじょうぶ博士
「まあそう言わずにでやんす。政治というのは妥協の芸術でやんすから。完璧を求めたら何も進まないでやんすよ。大事なのは、少しずつでも前に進むことでやんす。まるでナメクジの速度でやんすが、それでも前進は前進でやんす。」
ずん
「ボク、もう政治なんてどうでもよくなってきたのだ...」
やきう
「せやな。どうせ何も変わらへんのやから、ワイらは黙って税金払っとけばええんや。」
でぇじょうぶ博士
「それは危険な考え方でやんす!政治に無関心になると、気づいたら自分たちの権利がどんどん削られていくでやんすよ。まるで茹でガエルのようにでやんす。大事なのは、常に監視し続けることでやんす。」
ずん
「監視って言われても、ボク忙しいのだ。国会中継とか見てる暇ないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「全部見る必要はないでやんす。重要な政策だけチェックすればいいでやんすよ。今の時代、SNSやニュースアプリで簡単に情報が手に入るでやんすからね。まるで出前のようでやんす。」
やきう
「でも情報が多すぎて、何が本当かわからへんねん。フェイクニュースだらけやし。」
でぇじょうぶ博士
「確かにでやんすね。だからこそ、複数の情報源を比較することが大切でやんす。一つの記事だけ見て判断するのは、一つの口コミだけ見てレストランを決めるようなものでやんす。失敗する確率が高いでやんすよ。」
ずん
「なるほどなのだ...でも結局、ボクたち一般人にできることって何なのだ?選挙で投票するくらいしかないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「その『くらい』が一番大事でやんす。選挙権というのは、おいらたち国民が持つ最大の武器でやんすからね。それを使わないのは、ポケモンバトルでピカチュウを出さないようなものでやんす。もったいないでやんすよ。」
やきう
「でも一票入れたって、何も変わらへんやん。無力感がすごいわ。」
でぇじょうぶ博士
「一票では変わらなくても、みんなが投票すれば変わるでやんす。これは数学的事実でやんすよ。問題は、多くの人が『おいらの一票なんて』と思って投票に行かないことでやんす。まるで『おいらが食べなくても地球は救われない』と思いながらビュッフェで食べ残すようなものでやんす。」
ずん
「じゃあボク、次の選挙はちゃんと行くのだ!...って、次っていつなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それがまた面白いところでやんす。今回の連立政権がいつまで持つかによって、解散総選挙の時期も変わってくるでやんす。もしかしたら来年かもしれないでやんすし、4年後かもしれないでやんす。まるでロシアンルーレットのようでやんすね。」
やきう
「結局、政治家の都合で選挙時期が決まるんやろ?国民舐めとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、それが議院内閣制の特徴でやんすからね。アメリカみたいに任期が固定されてるわけじゃないでやんす。これには一長一短があって、柔軟性がある反面、政治家が有利な時期を選んで解散できるという問題もあるでやんす。」
ずん
「政治って複雑すぎるのだ...もっとシンプルにできないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「シンプルにしたら、それはそれで問題が起きるでやんす。複雑なのは、様々な利害関係を調整するためでやんすからね。まるで巨大な機械のようでやんす。一つのネジを外しただけで、全体が崩壊する可能性があるでやんす。」
やきう
「ほんなら、今回の連立政権も、そういう複雑な利害調整の結果ってことか。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。自民党は政権維持、維新は政策実現と存在感アピール、そして両党とも次の選挙での勝利を目指してるでやんす。それぞれの思惑が絡み合った結果が、この『閣外協力』という奇妙な形態でやんすね。」
ずん
「なんか、政治って恋愛ドラマみたいなのだ。裏切りあり、駆け引きあり、って感じなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「いい例えでやんすね、ずん君。ただし恋愛ドラマと違うのは、おいらたち国民の生活に直接影響するということでやんす。だからこそ、面白がりながらも真剣に見守る必要があるでやんすよ。」
やきう
「見守るって言っても、結局は傍観者やんけ。ワイらにできることなんて限られとるわ。」
ずん
「そうなのだ!ボクたち、もっと政治に参加する方法はないのだ?選挙以外で!」
でぇじょうぶ博士
「実はたくさんあるでやんすよ。デモに参加する、署名活動をする、SNSで意見を発信する、議員に直接メールを送る...などなどでやんす。民主主義というのは、選挙の時だけ機能するわけじゃないでやんすからね。」
やきう
「でもそんなんやっても、政治家は聞く耳持たへんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「それが意外とそうでもないでやんす。政治家も次の選挙を気にしてるでやんすから、有権者の声は無視できないでやんす。特にSNSの時代になって、一般人の意見が可視化されやすくなったでやんすね。炎上を恐れる政治家も多いでやんすよ。」
ずん
「じゃあボク、Xで『高市総理反対!』ってポストするのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、それも一つの意思表示でやんすが、もう少し建設的な意見の方が効果的でやんすよ。『反対』だけじゃなくて、『なぜ反対なのか』『どうあるべきか』まで書いた方が、説得力があるでやんす。」
ずん
「ボクも!だって政治のこと考えるの疲れるのだ!アニメ見てる方が楽しいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...やれやれ、困ったもんでやんすね。でもまあ、今日のディスカッションで少しでも政治に興味を持ってくれたなら、それでいいでやんすよ。完璧な市民である必要はないでやんす。少しずつ、できる範囲で関心を持ち続けることが大事でやんす。」
ずん
「わかったのだ!じゃあボク、とりあえず高市総理大臣の就任会見だけは見るのだ!...で、いつなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「21日の首相指名選挙の後でやんすね。その後すぐに組閣があって、新内閣がスタートするでやんす。日本初の女性総理大臣の誕生という歴史的瞬間でやんすから、見る価値はあるでやんすよ。」
やきう
「女性総理とか、別にどうでもええわ。大事なのは性別やなくて、政策やろ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。ただし、象徴的な意味は大きいでやんすよ。『ガラスの天井』を破ったという意味で、多くの女性に勇気を与えるでやんすからね。まあ、それが政治的パフォーマンスに過ぎないという見方もできるでやんすけど。」
ずん
「ボク、高市総理に期待してるのだ!きっと日本を変えてくれるのだ!」
やきう
「どうせ何も変わらへんて。歴代の総理と同じや。」
でぇじょうぶ博士
「さて、どうなるでやんすかね。おいらとしては、この連立政権がどこまで機能するか、興味深く観察するでやんすよ。特に維新が約束を守らせようとする過程で、どんなドラマが繰り広げられるか楽しみでやんす。まるで実験のようでやんすね。」
ずん
「実験って...ボクたちの生活を実験台にするのはやめてほしいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、政治というのは常に実験の連続でやんす。新しい政策を試して、うまくいけば続ける、失敗したら変える。その繰り返しでやんす。完璧な政治体制なんて存在しないでやんすからね。」
やきう
「じゃあワイらは、失敗作の犠牲者ってことか。救いがないな。」
ずん
「もう!やきうはいつもネガティブなのだ!ボクはもっとポジティブに考えるのだ!高市総理と維新のタッグで、日本が少しでも良くなることを期待するのだ!...まあ、期待しすぎると裏切られた時のダメージがデカいから、ほどほどにしとくのだ!」