ずん
「おい聞いたか?政府が子どものNISA作るらしいのだ!これは新しい錬金術の誕生なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...錬金術というより、親が子どもの名義で節税する合法的な抜け道でやんすね。」
やきう
「ワイの親、そんなもん使う前にパチンコで溶かしとったわ。格差防止とか綺麗事やん。」
ずん
「でも600万円って中途半端じゃね?もっとドカンと1800万円にすればいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それをやると、富裕層の子どもだけが18歳で莫大な資産を持つことになるでやんす。まるで生まれながらの貴族制度でやんすね。」
やきう
「結局金持ちの子は金持ちになるんやろ?600万あっても焼け石に水やで。」
でぇじょうぶ博士
「確かに。でも何もしないよりはマシでやんす。月2.8万円を18年間積み立てれば到達する額でやんすからね。」
ずん
「ボクの親、そんな金あったら自分の酒代に使いそうなのだ...」
やきう
「草。お前んとこもか。ワイんとこもや。結局使えるのは中流家庭だけやん。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。貧困層は余裕がなく、富裕層は上限が物足りない。中間層向けの政策でやんすね。」
ずん
「じゃあさ、子どもが18歳になった瞬間に全部引き出して遊び倒すパターンあるんじゃね?」
やきう
「それな。ワイやったら秒で競馬に突っ込むわ。教育的にどうなんやそれ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが問題でやんす。使途制限がないから、学費どころかホストに貢ぐ資金になる可能性もあるでやんす。」
ずん
「むぅ...じゃあロックかけて、学費とか住宅購入にしか使えないようにすればいいのだ!」
やきう
「それ誰が管理すんねん。お役所仕事でまた天下り先増やすだけやろ。」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんす。規制を増やせば増やすほど、管理コストと利権が膨らむでやんすからね。」
ずん
「じゃあ結局、真面目な親だけが得する制度ってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。NISAというのは、元々金融リテラシーがある層のための制度でやんすからね。」
やきう
「金融リテラシーって何や。ワイ、株価見るだけで頭痛するんやけど。」
ずん
「ボクもなのだ!難しいこと考えるくらいなら、貯金箱に500円玉貯める方が楽なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...それでは物価上昇に負けて実質的に資産が目減りするでやんす。まるで穴の開いたバケツに水を注ぐようなもんでやんす。」
やきう
「じゃあどないせえっちゅうねん。投資しろ言うたり貯金しろ言うたり。」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。国は選択肢を用意してるだけでやんす。使うか使わないかは個人の自由でやんす。」
やきう
「でも結局、情報弱者は搾取されるだけやん。何も変わらへん。」
ずん
「じゃあボクはどうすればいいのだ?子どもできたら600万円貯められる自信ないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まず子どもを作る相手を見つけることから始めるべきでやんすね、ずん君。」
やきう
「ブーメラン刺さりまくりで草。お前も人のこと言えんやろ博士。」
でぇじょうぶ博士
「ぐっ...おいらには研究があるでやんす!」
ずん
「みんな独身じゃねーか!子どもNISAとか関係ないのだ!!」
やきう
「ほんまやな。こんな議論してる場合ちゃうわ。」
ずん
「よし!じゃあボクたち、まずは婚活から始めるのだ!NISAはそれからなのだ!」
ずん
「...ボク、やっぱり500円玉貯金でいいのだ。」