ずん
「えぇ!?利上げが30年ぶりって、ボクが生まれる前じゃん!これってヤバいやつなのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「ふむふむ、ずん君が生まれる前から日本は超低金利時代に突入していたでやんす。まるで冬眠から目覚めた熊のように、日銀がようやく動き出したでやんすね」
やきう
「0.75%って、ワイのやる気より低いやんけ。これで利上げとか笑わせんなや」
ずん
「でも0.5%から0.75%って、たった0.25%しか上がってないのだ。これって大したことないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす!金利というのは経済の血圧みたいなもんでやんす。0.25%の変化でも、経済全体に与える影響は計り知れないでやんすよ」
やきう
「つまりワイの住宅ローンが上がるってことか?ふざけんなや、日銀!」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。住宅ローンを組んでる人は、まるでじわじわと首を絞められるような感覚を味わうことになるでやんす。変動金利で借りてる人は特に要注意でやんすね」
ずん
「じゃあ逆に、銀行に預金してる人は得するのだ?ボクの貯金が増えるのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、銀行預金の金利が上がるのは大幅に遅れるでやんす。まるで満員電車の最後尾にいるようなもんで、利上げの恩恵を受けるのは最後でやんすよ」
ずん
「えー!じゃあ誰が得するのだ?教えてほしいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まず円高になりやすくなるでやんす。金利が上がると海外から資金が流入しやすくなるでやんすからね。輸入企業や海外旅行する人には朗報でやんす」
やきう
「ってことは、輸出企業は死ぬってことやな。トヨタとかソニーとか、ざまぁみろや」
ずん
「むむむ、じゃあ株価も下がっちゃうのだ?ボクの持ってないNISAが!」
でぇじょうぶ博士
「持ってないなら関係ないでやんす...。まあ、一般的に利上げは株価にとってマイナス要因でやんすね。企業の借入コストが上がるでやんすから」
やきう
「ワイ、全力で現金ホールドしといてよかったわ。投資とか情弱のすることやしな」
でぇじょうぶ博士
「それはそれで機会損失という名の損をしてるでやんす。インフレで現金の価値は目減りしてるでやんすからね」
ずん
「じゃあ、どうすればいいのだ!?もう何もわからないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そもそも、なぜ今このタイミングで利上げするのか考えるでやんす。日銀は物価上昇が持続的だと判断したからでやんすね」
やきう
「持続的って、ワイの童貞みたいに一生続くってことか?」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、そういう意味ではないでやんすが。賃金上昇と物価上昇の好循環が生まれつつあると日銀は見てるでやんす」
ずん
「でも、ボクの給料は全然上がってないのだ!これは詐欺なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それはずん君の会社の問題でやんす。統計上は賃金は上昇傾向にあるでやんすよ。大企業を中心にでやんすけどね」
やきう
「結局、中小企業で働いてる庶民は置いてけぼりってことやん。格差拡大やで、これ」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。利上げは経済全体には良いかもしれないでやんすが、個別に見れば勝ち組と負け組がはっきり分かれるでやんす」
ずん
「じゃあ、ボクは負け組確定ってことなのだ...?」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ。利上げには良い面もあるでやんす。異常な超低金利から脱却することで、経済が正常化するでやんすからね」
でぇじょうぶ博士
「例えば、銀行がまともに利ざやを稼げるようになるでやんす。これまでは貸出金利と預金金利の差がほとんどなくて、銀行は商売あがったりだったでやんすからね」
やきう
「銀行が儲かるとか、どうでもええわ。ワイらには関係ないやろ」
でぇじょうぶ博士
「それが関係あるでやんす。銀行が健全に利益を上げられないと、融資も渋るでやんす。経済の血液である資金が回らなくなるでやんすよ」
ずん
「むむむ、難しい話なのだ。でも、30年ぶりってことは、30年間ずっと金利を下げ続けてたってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「正確には、30年間ほとんど上げられなかったでやんす。バブル崩壊後、日本経済はデフレと低成長に苦しんできたでやんすからね」
やきう
「つまり失われた30年ってやつか。ワイの人生も失われとるけどな」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。そして今、ようやく日本経済が正常化の兆しを見せているでやんす。それが今回の利上げの背景でやんすね」
ずん
「でも、また景気が悪くなったらどうするのだ?また金利を下げるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが問題でやんす。今の金利水準だと、下げる余地がほとんどないでやんす。まるで崖っぷちに立ってるようなもんでやんすね」
やきう
「じゃあ今回の利上げって、めちゃくちゃリスキーってことやん。博打やで、これ」
でぇじょうぶ博士
「ある意味そうでやんす。でも、いつまでも超低金利を続けるわけにもいかないでやんす。正常化への第一歩と見るべきでやんすね」
ずん
「じゃあ、これからどんどん金利は上がっていくのだ?ボクのローンがぁ!」
でぇじょうぶ博士
「慌てるでやんす!日銀は慎重に段階的に利上げするでやんす。いきなり2%とか3%に上げたりはしないでやんすよ」
やきう
「でも海外は5%とか普通やん。日本だけ0.75%とか、まだまだヌルゲーやで」
でぇじょうぶ博士
「国によって経済状況は違うでやんす。アメリカやヨーロッパは激しいインフレに苦しんでたでやんすからね。日本はようやく2%のインフレ目標に届きそうな状況でやんす」
でぇじょうぶ博士
「とても大事でやんす。適度なインフレは経済成長の証でやんす。デフレは経済の癌みたいなもんでやんすからね」
やきう
「でも物価が上がるってことは、ワイらの生活が苦しくなるってことやろ?何が嬉しいねん」
でぇじょうぶ博士
「物価が上がる以上に賃金が上がれば問題ないでやんす。それが理想的な経済成長でやんすね。今の日本はその途上にあるでやんす」
ずん
「むむむ、じゃあボクも給料上げてもらうように交渉するのだ!」
やきう
「お前の給料、これ以上下げられへんくらい低いやろ。交渉の余地ないで」
ずん
「ひどいのだ!でも、今回の利上げで一番影響を受けるのは誰なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「変動金利で住宅ローンを組んでる人、特に借入額が大きい人でやんすね。月々の返済額がじわじわと増えていくでやんす」
やきう
「タワマン買った意識高い系のアホどもが阿鼻叫喚するわけやな。メシウマやで」
でぇじょうぶ博士
「そういう考え方は良くないでやんす。でも確かに、身の丈に合わない借金をしてた人には厳しい時代になるでやんすね」
ずん
「じゃあ、これから家を買う人はどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「固定金利を選ぶか、頭金を多めに入れて借入額を減らすでやんす。または、そもそも買わないという選択肢もあるでやんすね」
やきう
「ワイ、実家暮らし最強説を唱えるわ。家賃ゼロ、飯付き、最高やで」
ずん
「それはニートの発想なのだ...。でも、利上げって他にどんな影響があるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「円高になると、輸入物価が下がるでやんす。ガソリンや食料品が安くなる可能性があるでやんすね」
やきう
「それはええやん!なんや、利上げも悪くないやんけ」
でぇじょうぶ博士
「ところが、円高は輸出企業の業績を悪化させるでやんす。日本は製造業大国でやんすから、株価は下がる可能性が高いでやんすね」
でぇじょうぶ博士
「経済全体で見ればそうかもしれないでやんす。でも、個人レベルでは勝ち組と負け組がはっきり分かれるでやんす」
やきう
「結局、金持ちはますます金持ちになって、貧乏人は...って構図やん。資本主義の闇やで」
でぇじょうぶ博士
「厳しい現実でやんすが、それが市場経済の原則でやんす。だからこそ、自分の立ち位置を理解して行動する必要があるでやんすね」
ずん
「むむむ、じゃあボクは何をすればいいのだ?具体的に教えてほしいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まず、変動金利のローンがあるなら、固定金利への借り換えを検討するでやんす。次に、円高メリットを活かして海外旅行や輸入品を楽しむでやんす」
やきう
「海外旅行する金あるなら、最初から困らへんやろ。庶民舐めんなや」
ずん
「そうなのだ!ボクには海外旅行する余裕なんてないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「では、地道に節約して貯金するでやんす。金利が上がれば、預金の利息も少しは増えるでやんすからね」
やきう
「0.75%の金利で、100万円預けても年7500円やろ。牛丼すら食えへんわ」
でぇじょうぶ博士
「確かに預金金利はまだまだ低いでやんすが、これから徐々に上がっていく可能性があるでやんす。今は我慢の時でやんすね」
ずん
「我慢ばっかりなのだ...。でも、30年ぶりの利上げって、歴史的な出来事なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まさに歴史的でやんす。これは日本経済が長いトンネルを抜けようとしている証でやんすね。まるでゾンビが蘇るようなもんでやんす」
やきう
「ゾンビって...。日本経済、死んでたんかい」
でぇじょうぶ博士
「死んではいなかったでやんすが、仮死状態だったでやんすね。超低金利という延命措置で、なんとか生き延びてきたでやんす」
ずん
「じゃあ、これから日本経済は元気になるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは誰にもわからないでやんす。利上げがうまくいけば正常化するでやんすが、失敗すればまた不況に逆戻りでやんすね」
やきう
「つまり、日銀は綱渡りしとるってことか。落ちたら終わりやで」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。だからこそ、植田総裁は慎重に進めてるでやんす。0.25%ずつという小刻みな利上げがその証拠でやんすね」
でぇじょうぶ博士
「それは経済指標次第でやんす。物価や賃金の動向を見ながら判断するでやんすね。早ければ半年後、遅ければ1年後かもしれないでやんす」
やきう
「要するに、日銀も行き当たりばったりってことやん。信用できへんわ」
ずん
「でも、他に頼れる人いないのだ...。ボクたち、日銀を信じるしかないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながらそうでやんす。でも、個人でできることもあるでやんす。情報を集めて、自分で判断して行動するでやんすよ」
やきう
「情報収集とか面倒くさいわ。ワイ、寝てる方がマシや」
ずん
「ボクも同じ気持ちなのだ!難しいこと考えるの疲れたのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。でも、これからの時代は経済の知識がないと生き残れないでやんす。無知は罪でやんすよ」
やきう
「説教臭いわ。で、結局のところ、この利上げでワイらの生活はどう変わるんや?」
でぇじょうぶ博士
「短期的には、ローン返済が増えて生活が苦しくなる人が出るでやんす。長期的には、経済が正常化して、まともな金利が付く時代が来るかもしれないでやんす」
ずん
「まともな金利って、具体的にどれくらいなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「歴史的に見れば、2〜3%くらいが正常でやんす。そこまで戻るには、まだまだ時間がかかるでやんすけどね」
やきう
「2〜3%とか、ワイが生きてる間に来るんか?怪しいもんやで」
ずん
「ボクもそう思うのだ。でも、とりあえず今は0.75%になるってことだけ覚えておくのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それでいいでやんす。大事なのは、世の中が変わりつつあることを認識することでやんすね」
ずん
「変わりつつあるのはわかったのだ!でも、ボクの給料が変わらないのが一番の問題なのだ!博士、給料上げる方法教えてほしいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...それはおいらの専門外でやんす」
ずん
「じゃあボク、寝て起きたら億万長者になってる方法を探すのだ!それが一番手っ取り早いのだ!」