ずん
「イケアが中国で7店舗も閉鎖したのだ!これは家具業界の終わりの始まりなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「終わりではないでやんすが、確かに深刻でやんすね。中国の不動産バブル崩壊で、新居を買う人が激減してるでやんす。」
やきう
「当たり前やろ。家買えへんのに家具買うわけないやん。ワイも実家暮らしやから家具なんて買わんで。」
ずん
「でもイケアってあんなに人気だったのに、なんで急にダメになったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「急にではないでやんす。中国の不動産価格は主要70都市のうち62都市で下落が続いてるでやんす。これは家具需要の根幹が崩れてることを意味するでやんす。」
やきう
「てか、上海や天津みたいな大都市の大型店を閉めるって、相当ヤバいやろ。これ白旗やん。」
ずん
「ニトリも巻き添えくらってるらしいのだ。日本企業まで...」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。ニトリも不採算店の整理を始めてるでやんす。中国市場は地場メーカーとの価格競争も激しく、外資にとっては二重苦でやんすね。」
やきう
「地場メーカーって、要するにパチモンやろ?品質悪くても安けりゃ勝てるんやから、そら太刀打ちできへんわ。」
でぇじょうぶ博士
「いや、撤退ではなく戦略の再構築でやんす。大型店舗から都市型小型店への転換、オンライン強化など、やり方はあるでやんす。」
やきう
「でもそれって、結局は市場縮小を認めとるってことやろ?成長戦略とは真逆やん。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。かつて『14億人市場』と呼ばれた中国の魅力が色褪せてきてるでやんすね。不動産不況は単なる一時的な不況ではなく、構造的な問題でやんす。」
でぇじょうぶ博士
「中国の経済成長モデル自体が限界に達してるでやんす。不動産依存型経済からの脱却が必要なんでやんすが、それには痛みを伴うでやんす。」
やきう
「要するに、バブル崩壊後の日本と同じ道を辿っとるってことか。ワイらの先輩やん。」
ずん
「じゃあイケアやニトリはどうすればいいのだ?他の国に行くのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それも一つの選択肢でやんす。実際、東南アジアやインドなど、成長市場は他にもあるでやんすからね。ただし、中国ほどの規模を持つ市場はそうそうないでやんす。」
やきう
「てか、41店舗中7店舗閉鎖って、割合で言うたら17%やん。これ氷山の一角ちゃうん?今後もっと増えるやろ。」
ずん
「うわぁ...じゃあボクの大好きな中国製の安物家具も高くなっちゃうのだ?」
でぇじょうぶ博士
「むしろ逆でやんす。供給過剰で価格は下がるかもしれないでやんすが、品質保証がなくなる可能性があるでやんす。まるで賞味期限切れの値引き商品を買うようなもんでやんす。」
やきう
「ワイ、段ボールで作った机使っとるけど、これ以上安くなるんか?」
でぇじょうぶ博士
「話を戻すでやんす。この状況で注目すべきは、中国政府がどう対応するかでやんす。不動産市場のテコ入れ策が出れば、家具業界にも追い風になるでやんすが...」
やきう
「でも中国政府って、助けるフリして締め付けるの得意やからな。信用できへんわ。」
ずん
「じゃあもうイケアは中国から完全撤退するのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いや、まだ34店舗は残してるでやんす。これは『様子見』の段階でやんすね。完全撤退はリスクが高すぎるでやんす。市場が回復したときに再参入するコストは莫大でやんすから。」
やきう
「それって『損切りできてない』だけちゃうん?塩漬けやん。」
ずん
「ボク思ったのだけど、そもそも中国人ってイケア好きなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「実は中国のイケアは『デートスポット』化してた時期があったでやんす。冷房効いてて、ベッドで寝れて、レストランもある。まるで公園みたいに使われてたでやんす。」
やきう
「それ客ちゃうやん、ただの居座りやん。そら儲からんわ。」
ずん
「え、じゃあタダ乗りされてたってことなのだ?ボクもやりたいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...やめるでやんす。ともかく、イケアは『体験型店舗』というコンセプトが裏目に出た面もあるでやんす。中国では文字通り『体験』されすぎたでやんすからね。」
やきう
「日本でもたまにベッド売り場で寝てるおっさんおるけど、中国はそのレベルちゃうかったんやな。」
ずん
「でもニトリはどうなのだ?ニトリも同じ運命なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ニトリはイケアより価格帯が低いでやんすが、それでも苦戦してるでやんす。中国の地場メーカーはさらに安く、しかも配送も早いでやんすからね。」
やきう
「要するに『安かろう悪かろう』の土俵で戦わされとるってことか。そら勝てへんわ。品質で勝負できへんし。」
ずん
「じゃあもう外国企業は中国で商売できないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そんなことはないでやんす。高級品や独自技術を持つ企業は依然として強いでやんす。問題は、イケアやニトリのような『そこそこ品質でそこそこ価格』という中間層狙いでやんすね。」
やきう
「中途半端が一番アカンってことか。ワイみたいやな。」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、それはさておき、今後の展開としては3つのシナリオが考えられるでやんす。①さらなる店舗閉鎖、②オンライン特化への転換、③価格競争での勝負でやんす。」
でぇじょうぶ博士
「一つの市場に依存しすぎるリスク、でやんすかね。中国市場は魅力的でやんすが、政治リスク、経済リスクが高すぎるでやんす。卵を一つのカゴに盛るなという教訓でやんすね。」
やきう
「てか、日本企業って何回同じ失敗繰り返すねん。バブル崩壊から何も学んでへんやん。」
ずん
「じゃあこれからどうなるのだ?イケアは復活できるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「難しいでやんすね。中国の不動産市況が回復する兆しは今のところないでやんす。2024年も価格下落は続く見込みでやんすから、家具需要の回復は期待できないでやんす。」
やきう
「ほな、もっと閉店ラッシュくるってことやな。セール狙いやな。」
ずん
「やきう、それ死体蹴りなのだ...でもボクも安く買えるなら嬉しいのだ!店頭で『閉店セール イケア家具80%オフ!』とか見たらテンション上がるのだ!それって不謹慎なのだ?」