ずん
「ちょっと待つのだ!町の貯金が枯渇って、町がソシャゲ課金でもしたのか?」
やきう
「アホか。そんなわけあるかいな。でもまぁ、課金する感覚で予算使ってたんやろな。」
でぇじょうぶ博士
「実は松野町の財政危機は氷山の一角でやんす。日本全体で約800の自治体が同じような状況に陥る可能性があるでやんす。」
ずん
「800もあるのだ!?じゃあボクの町も危ないんじゃないのだ?」
やきう
「お前の町が心配なんちゃう。お前の財布が先に枯渇しとるやろがい。」
でぇじょうぶ博士
「問題の本質は税収の偏在でやんす。つまり、都市部にお金が集中して、地方には雀の涙しか入ってこないでやんす。」
やきう
「その発想がもう終わっとるわ。みんながそう考えたら、地方は完全に死ぬで。」
でぇじょうぶ博士
「さらに深刻なのは、2027年度には予算編成すら困難になるでやんす。これは自治体が破産寸前という意味でやんす。」
ずん
「町が破産したらどうなるのだ?ゾンビタウンになるのか?」
やきう
「おもろいこと言うやん。でも現実はもっと悲惨や。公共サービスが停止して、住民は逃げ出すしかないんや。」
でぇじょうぶ博士
「実際、夕張市という前例があるでやんす。財政破綻した結果、公務員の給料は大幅カット、住民サービスは最低限になったでやんす。」
ずん
「うわぁ...じゃあ松野町の人たちはどうすればいいのだ?」
やきう
「知らんがな。でもな、これは松野町だけの問題やないで。ワイらの税金も結局同じ穴に消えていくんや。」
でぇじょうぶ博士
「地方財政審議会は税収の偏在是正を要請してるでやんすが、これは要するに都市部の金を地方に回せということでやんす。」
やきう
「寄付ちゃうわ。合法的な収奪や。まぁ、国が仕切る壮大な財布の中身の移動ゲームやな。」
でぇじょうぶ博士
「しかし問題は、この仕組みでも追いつかないほど地方の衰退が加速してることでやんす。人口減少と高齢化のダブルパンチでやんすからね。」
やきう
「詰んでるっちゅうか、詰み始めて10年くらい経っとるんちゃうか。」
でぇじょうぶ博士
「実は地方創生という名目で様々な政策が打たれてきたでやんすが、効果は限定的でやんす。むしろ、お金をドブに捨ててるようなプロジェクトも多いでやんす。」
ずん
「なんか暗い話ばっかりなのだ...明るい未来はないのだ?」
やきう
「明るい未来?お前、昼間から酒飲んでんのか。現実見ろや。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、一つだけ希望があるとすれば、デジタル化によるコスト削減でやんす。ただし、それも初期投資が必要で、貯金が枯渇した自治体にはハードルが高いでやんすけどね。」
ずん
「結局、金がないと何もできないってことなのだ...」
やきう
「やっと気づいたか。世の中、金や金。お前みたいなニートにはわからん世界やったやろうけど。」
でぇじょうぶ博士
「ちなみに、松野町の財政危機は他の記事にある問題とも関連してるでやんす。例えば、大阪府の授業料無償化で私立高校が閉校に追い込まれてる問題も、財政の歪みの一例でやんす。」
ずん
「え?授業料無償化っていいことじゃないのだ?」
やきう
「表面的にはな。でも、そのツケを学校に押し付けて潰しとるんや。無償化の財源は結局、他から絞り出してるんやで。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。財政というのは風船みたいなもんで、一箇所を押せば別の箇所が膨らむでやんす。そして最終的には破裂するでやんす。」
ずん
「怖すぎるのだ...ボク、もう税金払いたくないのだ!」
やきう
「お前、税金払えるほど稼いどるんか?まず働けや。」
でぇじょうぶ博士
「税金を払わないという選択肢はないでやんす。しかし、自分の住む自治体の財政状況をチェックすることは重要でやんす。いつか自分が夕張市民になる可能性もあるでやんすからね。」
ずん
「じゃあボクはどうすればいいのだ?引っ越す?貯金する?」
やきう
「お前に貯金なんてあるんか?まず働いて稼げ。話はそれからや。」
でぇじょうぶ博士
「一番重要なのは、こういう問題に関心を持つことでやんす。無関心が一番の敵でやんす。政治家に圧力をかけるのも、選挙で投票するのも、結局は住民の意識次第でやんす。」
やきう
「その諦めが今の日本を作ったんやで。お前みたいなんが増えたから、政治家も好き放題やっとるんや。」
でぇじょうぶ博士
「確かに一票の力は微々たるものでやんす。しかし、その微々たる力を放棄した結果が、今の松野町の財政危機でやんす。」
ずん
「むむむ...でもボク、選挙行くの面倒なのだ。」
やきう
「面倒とか言うとる場合か。お前の住んでる町が破産したら、もっと面倒なことになるで。」
でぇじょうぶ博士
「実際、財政破綻した自治体では住民税が上がったり、公共サービスが削減されたりするでやんす。図書館も閉鎖、公園も荒れ放題、道路も補修されない、まるでポストアポカリプスでやんす。」
やきう
「ディストピアやなくて現実や。お前の好きなアニメの世界とちゃうんやで。」
でぇじょうぶ博士
「しかし、この問題は一朝一夕には解決しないでやんす。日本全体の構造的な問題だからでやんす。少子高齢化、人口減少、産業の空洞化...全てが絡み合ってるでやんす。」
ずん
「じゃあもう絶望しかないのだ?ボク、もう寝るのだ!」
やきう
「お前、起きてたんか。どうせ布団の中から参加しとったんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「絶望するのは早いでやんす。問題を認識することが第一歩でやんす。その上で、自分にできることを考えるでやんす。」
やきう
「まず働け。税金払え。選挙行け。それだけや。簡単やろ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。あとは地元の商店で買い物するとか、地域活動に参加するとか、小さなことでも地域経済に貢献できるでやんす。」
ずん
「でもボク、Amazonで買った方が安いのだ...」
やきう
「その考えが地方を殺しとるんや。目先の金をケチって、将来の自分の首を絞めとるんやで。」
でぇじょうぶ博士
「経済というのは循環でやんす。地元でお金を使えば、それが巡り巡って自分に返ってくるでやんす。逆に、地元でお金を使わなければ、地域経済は衰退するでやんす。」
ずん
「なるほどなのだ...でも、それって個人の力じゃ限界があるのでは?」
やきう
「限界はあるわ。でもな、お前一人が諦めたら、次の誰かも諦めるんや。そうやって連鎖していくんや。」
でぇじょうぶ博士
「松野町の財政危機は、日本全体の縮図でやんす。今は他人事でも、いつか自分の問題になるでやんす。だからこそ、今から考えるべきでやんすよ。」
ずん
「わかったのだ!ボク、これから真面目に働いて、選挙も行って、地元でお金使うのだ!」
やきう
「...ほんまかいな。明日にはまた布団の中やろ。」
ずん
「じゃあとりあえず、今日だけでも頑張るのだ!...明日のことは明日のボクに任せるのだ!」