ずん
「高齢者がサブスクで大量に搾取されてるのだ!これは現代の振り込め詐欺なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、それは言い過ぎでやんす。サブスクは詐欺じゃないでやんすよ。ただし、理解できないものにお金を払わされるという点では、似たようなもんでやんすけどね。」
やきう
「ワイのじっちゃんもNetflix三ヶ月契約して一回も見てへんで。解約方法わからんらしいわ。」
かっぱ
「それ完全に金捨ててるやん。もったいないわ。」
でぇじょうぶ博士
「サブスクの本質は『忘れさせること』でやんす。使わなくても毎月引き落とされるのは、まるで血を吸い続ける蚊みたいなもんでやんすね。」
ずん
「じゃあボクもいつの間にかサブスク契約してるかもしれないのだ?」
やきう
「お前、スマホの明細見たことないやろ。絶対何か契約しとるで。」
かっぱ
「見るのが怖いんやろなぁ。わかるで、その気持ち。」
でぇじょうぶ博士
「高齢者の問題は『毎月引き落とされる』という概念自体が理解しづらいことでやんす。昔は買い切りが当たり前でやんすからね。月額課金なんて、まるで永遠に続く地獄の支払いみたいなもんでやんす。」
ずん
「でも解約すればいいだけなのだ?簡単なのだ?」
やきう
「甘いわ。解約ボタン探すのに30分かかったことあるで。わざと見つけにくくしとるんや。」
かっぱ
「それ完全に悪質やん。消費者庁仕事しろや。」
でぇじょうぶ博士
「解約を難しくするのは、サブスクビジネスの基本戦略でやんす。ダークパターンというデザイン手法でやんすね。まるで迷路に閉じ込められたネズミのように、ユーザーを出口から遠ざけるでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「グレーゾーンでやんす。法律では『解約を不当に妨げてはならない』とあるでやんすが、何が『不当』かは曖昧でやんすからね。」
やきう
「つまり企業側はやりたい放題ってことやな。ワイらは搾取されるだけや。」
かっぱ
「でもお前、Amazon Prime使ってるやん。便利やろ?」
でぇじょうぶ博士
「サブスクの恐ろしいところは、小額だから気づきにくいことでやんす。月500円なら大したことないと思うでやんすが、年間6000円、10年で6万円でやんす。複数契約してたら、気づけば年間数万円が消えてるでやんすよ。」
かっぱ
「アホやん。契約したことすら忘れてるんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「それがサブスクの狙いでやんす。忘れさせて、気づかないうちに搾取するでやんす。まるで温水ガエルのように、じわじわと茹でられてることに気づかないでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「定期的に明細をチェックすることでやんす。使ってないサブスクは即解約でやんす。それと、高齢者には『サブスクは危険』と教育することでやんすね。」
やきう
「でも高齢者にスマホの明細見ろって言っても、そもそも見方わからんやろ。」
かっぱ
「それな。おかんもワイが教えたけど、次の日には忘れてたわ。」
でぇじょうぶ博士
「だからこそ、事業者側の歩み寄りが必要でやんす。解約ボタンを分かりやすくする、自動更新前に通知する、使ってない場合は警告するなど、ユーザーフレンドリーな設計が求められるでやんす。」
ずん
「でも企業はそんなことしないのだ。儲からないから。」
やきう
「せやな。資本主義の本質は搾取やからな。弱者から巻き上げるのが基本や。」
かっぱ
「お前、めっちゃ冷めてるな。でも間違ってないのが怖いわ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、企業も慈善事業じゃないでやんすからね。利益を追求するのは当然でやんす。ただし、それが行き過ぎると社会問題になるでやんす。今がまさにその転換点でやんすね。」
ずん
「じゃあボクたち消費者は泣き寝入りするしかないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いや、声を上げることでやんす。消費者庁や国民生活センターに相談する、SNSで拡散する、悪質な企業は不買運動をするでやんす。消費者の力は侮れないでやんすよ。」
やきう
「でも結局、情弱が搾取されるのは変わらんやろ。ワイは賢いから大丈夫やけど。」
かっぱ
「お前、さっきNetflixの話してたやん。それ情弱やろ。」
やきう
「...あれはワイのじっちゃんの話や!ワイじゃない!」
でぇじょうぶ博士
「誰でも情弱になり得るでやんす。デジタルネイティブでも、新しいサービスには騙されるでやんすからね。大事なのは、常に疑う心を持つことでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「サブスクの未来は不透明でやんす。規制が入るか、企業が自主的に改善するか、それとも今のまま搾取が続くか...。おそらく第三の選択肢でやんすけどね。」
ずん
「じゃあボクたちはどうすればいいのだ!?教えてほしいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。使わないものは契約しない、契約したら必ず使う、定期的に見直す。この三原則を守れば、サブスク地獄からは逃れられるでやんす。」
やきう
「でもお前ら、絶対守らんやろ。人間は怠惰な生き物やからな。」
ずん
「じゃあボク、今日から心を入れ替えて、サブスク見直すのだ!...明日から!」