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「封印したつもりだった」奥田英朗はなぜ、17年ぶりに“あの男”を書こうと思ったのか? | 文春オンライン

2025/09/04 07:25

ずん

「17年も封印していた小説を、なぜ今になって書き始めたのだ?」

でぇじょうぶ博士

「なるほど、興味深い質問でやんす。奥田英朗先生は、ヒット作に縛られたくないという気持ちから、伊良部シリーズを封印していたでやんす。しかし、オール讀物90周年記念号で久しぶりに自分の作品を読み返したところ、面白いと感じたのがきっかけでやんす。」

やきう

「ワイからすると、単に金になると気づいただけやろ。300万部って半端ないで。」

でぇじょうぶ博士

「違うでやんす。むしろコロナ禍という時代背景が、新たな物語を生み出すきっかけになったでやんす。オンライン授業でコミュニケーション不足に陥る学生の話など、現代ならではの問題を描いているでやんす。」

ずん

「へぇ、でも17年も経ってキャラクターの書き方とか忘れてないのだ?」

でぇじょうぶ博士

「それが面白いところでやんす。作者曰く、『昔の友人に再会したような気持ち』で自然と書けたそうでやんす。」

やきう

「まあ、作者が『友人に再会した』言うても、読者からしたら『元カノと復縁した』みたいなもんやろ。」

ずん

「なるほど!じゃあボクも小説家になって、17年後に復活するのだ!...あ、その前に小説書かなきゃいけないのだった。」