**ずん
** 「パレスチナと沖縄が似てるって、マジで言ってんのか?全然違うだろこれ」
**でぇじょうぶ博士
** 「いやいや、実は構造的には驚くほど似てるでやんす。外部勢力による土地の占有、先住民の権利の抑圧、そして返還を求める運動の存在でやんす」
**やきう
** 「ほーん。で、それがワイらに何の関係があんねん。遠い話やろ」
**でぇじょうぶ博士
** 「遠い話じゃないでやんす。沖縄の米軍基地問題は日本全体の安全保障に直結してるでやんす。そして『ランドバック運動』というのは、奪われた土地を取り戻そうという世界的な先住民運動でやんす」
**ずん
** 「ランドバック?なんか怪しい新興宗教みたいな名前なのだ」
**やきう
** 「お前がそれ言うか。ずんだ餅のくせに」
**でぇじょうぶ博士
** 「平安名琉華さんという活動家が日本でこの運動を始めたでやんす。1995年の米兵少女暴行事件から約30年、沖縄の状況は根本的には変わってないでやんすよ」
**ずん
** 「30年も?じゃあもう諦めたほうがいいんじゃないのだ?」
**やきう
** 「そういう発想がクソなんやで。お前30年努力できへんやろ」
**でぇじょうぶ博士
** 「沖縄県民の約18%、実に約74平方キロメートルが米軍基地でやんす。これは東京ドーム約1600個分でやんす」
**ずん
** 「東京ドーム1600個...ボク、東京ドーム1個も持ってないのだ」
**やきう
** 「当たり前やろ。お前、家賃も払えてへんやんけ」
**でぇじょうぶ博士
** 「問題は日米地位協定でやんす。米兵が罪を犯しても、日本の警察がすぐに身柄を確保できない。これは主権の問題でやんす」
**ずん
** 「じゃあアメリカが悪いってことでいいのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「そう単純じゃないでやんす。日本政府も基地を維持することで安全保障上の利益を得てるでやんす。つまり、沖縄に負担を押し付けることで成り立ってる構造でやんす」
**やきう
** 「要するに、本土の連中が沖縄を犠牲にして平和ボケしとるってことやな」
**ずん
** 「でもボク平和好きなのだ。戦争反対なのだ」
**やきう
** 「お前が一番戦争向いてへんわ。敵前逃亡で銃殺刑やで」
**でぇじょうぶ博士
** 「パレスチナも同じ構造でやんす。イスラエルによる占領、入植地の拡大、そして国際社会の無力さでやんす。沖縄とパレスチナ、両方とも『犠牲の構造』の中にあるでやんす」
**ずん
** 「じゃあどうすればいいのだ?ボクたち何もできないじゃないか」
**でぇじょうぶ博士
** 「まず知ることでやんす。そして関心を持ち続けることでやんす。無関心こそが、こういった構造を温存させる最大の要因でやんす」
**やきう
** 「ワイは知っとるで。知った上でどうにもならんと思っとるんや」
**でぇじょうぶ博士
** 「そのニヒリズムこそが問題でやんす。1995年に8万5000人が集まった県民総決起大会、あれは『無力』じゃなかったでやんす。SAC0の設置につながったでやんす」
**ずん
** 「でも結局、辺野古に新基地作ってるじゃないか!意味ないのだ!」
**やきう
** 「せやな。民主主義なんてキレイゴトや。結局、力と金がモノを言うんや」
**でぇじょうぶ博士
** 「それでも、平安名さんのような若い世代が声を上げ続けてるでやんす。これは希望でやんす。運動は世代を超えて受け継がれていくでやんす」
**ずん
** 「でもボク、デモとか行ったことないのだ。なんか怖いし」
**やきう
** 「お前、家から出ることすら怖がっとるやんけ。コンビニ行くのに30分かかるくせに」
**でぇじょうぶ博士
** 「政治的な行動だけが参加じゃないでやんす。記事を読む、SNSでシェアする、友人と話す。それも立派な『関わり方』でやんす」
**ずん
** 「じゃあボク、この記事をシェアするのだ!」
**やきう
** 「お前、フォロワー3人しかおらんやろ。しかも全員bot や」
**でぇじょうぶ博士
** 「重要なのは、『自分には体の安全保障政策と税金の使い方に直結してるでやんす」
**ずん
** 「税金...そういえばボク、今年の確定申告まだしてないのだ」
**やきう
** 「お前アホか。もう11月やぞ。税務署に追われる前に、まず社会問題に関心持てや」
**でぇじょうぶ博士
** 「ランドバック運動の本質は、『誰の土地なのか』という問いでやんす。沖縄は琉球王国だったでやんす。その歴史と文化を無視して、軍事基地を押し付ける。これは植民地主義の現代版でやんす」
**ずん
** 「でも、昔のことを今さら言ってもしょうがないのだ。もう日本なんだし」
**やきう
** 「ほんまにお前、頭悪いな。じゃあお前の家に勝手に米兵が住み着いても文句言わんのか?」
**ずん
** 「それは嫌なのだ!ボクの家なのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「それと同じでやんす。沖縄の人々にとって、基地は『自分たちの土地に勝手に居座る存在』でやんす。しかも騒音、事故、犯罪のリスクを背負わされてるでやんす」
**やきう
** 「でも現実問題、中国の脅威があるやろ。基地なくしてどうすんねん」
**でぇじょうぶ博士
** 「それがまさに『安全保障のジレンマ』でやんす。でも、なぜ沖縄『だけ』が負担を背負わなければならないのか、という問いは残るでやんす」
**ずん
** 「じゃあ本土にも基地作ればいいのだ!みんなで分担するのだ!」
**やきう
** 「お前の家の隣に基地できても文句言わんのか?」
**でぇじょうぶ博士
** 「それが『NIMBY(Not In My Back Yard)』問題でやんす。必要だと思うけど、自分の近くには来てほしくない。その矛盾が沖縄に集中してるでやんす」
**やきう
** 「結局、誰も自分が損したくないだけや。キレイゴト並べても、本音はそこやろ」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす。だからこそ、構造的な問題として捉える必要があるでやんす。個人の善意や道徳だけでは解決しないでやんす」
**ずん
** 「じゃあどうすればいいのだ?結局、答えがないじゃないか!」
**やきう
** 「答えがないのが答えや。世の中そんなもんやで」
**でぇじょうぶ博士
** 「答えがないからこそ、対話と議論が必要でやんす。平安名さんのような活動家は、その『対話の場』を作ろうとしてるでやんす」
**ずん
** 「でも、対話したって変わらないのだ。政治家は聞く耳持たないし」
**やきう
** 「せやな。選挙で落とすしかないんや。でもお前、投票行ってへんやろ」
**ずん
** 「...だって、誰に入れていいかわかんないのだ」
**でぇじょうぶ博士
** 「その無関心と無知こそが、現状を維持させる最大の力でやんす。為政者にとって、最も都合がいいのは『考えない国民』でやんす」
**やきう
** 「まあ、ワイも大して変わらんけどな。文句は言うけど、行動はせん」
**ずん
** 「じゃあやきうも同じなのだ!ボクだけ責めないでほしいのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「パレスチナと沖縄の問題が『似ている』というのは、グローバルな構造の中で弱者が犠牲になる、という普遍的な問題でやんす」
**やきう
** 「弱肉強食や。世の中そういうもんやろ」
**でぇじょうぶ博士
** 「だからこそ、『それでいいのか』と問い続けることが大事でやんす。諦めた瞬間、本当に何も変わらなくなるでやんす」
**ずん
** 「でもボク、疲れちゃうのだ。考えるの面倒なのだ」
**やきう
** 「お前、生きるの面倒やろ。もう寝とけ」
**でぇじょうぶ博士
** 「確かに、常に社会問題を考え続けるのは疲れるでやんす。でも、完全に無関心になるのと、時々思い出すのでは大違いでやんす」
**ずん
** 「時々思い出す...それならボクにもできそうなのだ」
**やきう
** 「お前、昨日の晩飯も忘れとるくせに」
**でぇじょうぶ博士
** 「この記事の重要なポイントは、『土地の返還』という具体的な要求でやんす。抽象的な平和論じゃなく、『ここは誰の土地か』という問いでやんす」
**ずん
** 「でも、返還されたら沖縄の経済どうなるのだ?基地で働いてる人もいるんでしょ?」
**やきう
** 「おっ、珍しくまともなこと言うやんけ」
**でぇじょうぶ博士
** 「いい指摘でやんす。基地経済への依存は確かに問題でやんす。でも、沖縄県の経済における基地関連収入の割合は約5%程度。かつての15%から大幅に減ってるでやんす」
**ずん
** 「じゃあ、別に基地なくても大丈夫なのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「観光業や情報通信産業が成長してるでやんす。むしろ、基地があることで土地利用が制限され、経済発展の足かせになってるという見方もあるでやんす」
**やきう
** 「でも現実は、基地で食ってる人もおるんやろ。その人らどうすんねん」
**でぇじょうぶ博士
** 「だから『段階的な返還』と『経済移行支援』が必要でやんす。一夜にして全て変えろと言ってるわけじゃないでやんす」
**ずん
** 「なんか、すごく複雑なのだ。頭痛くなってきたのだ」
**やきう
** 「お前の頭はいつも痛いやろ。中身スカスカやから」
**でぇじょうぶ博士
** 「複雑だからこそ、単純な善悪で割り切れないでやんす。でも、だからといって『難しいから考えない』では、永遠に変わらないでやんす」
**ずん
** 「じゃあボクは何をすればいいのだ?具体的に教えてほしいのだ」
**でぇじょうぶ博士
** 「まず、沖縄に旅行に行くでやんす。そして基地の近くに行ってみるでやんす。百聞は一見にしかずでやんす」
**やきう
** 「お前、旅行する金あるんか?家賃も払えてへんのに」
**ずん
** 「...じゃあYouTubeで見るのだ」
**でぇじょうぶ博士
** 「それでもいいでやんす。まず『知ること』から始まるでやんす。そして、選挙の時に基地問題についてどう考えてるか、候補者の意見を見るでやんす」
**ずん
** 「選挙かぁ...でもボク、政治よくわかんないのだ」
**やきう
** 「わからんまま生きてけ。お前には関係ない世界や」
**でぇじょうぶ博士
** 「いや、関係大ありでやんす!ずんが払ってる税金(払ってるかは疑問でやんすが)が、基地の維持費に使われてるでやんす。年間約2000億円でやんす」
**やきう
** 「お前の年収の何万倍やと思っとんねん」
**ずん
** 「そんなお金あるなら、ボクにちょっとくれてもいいのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「そういう発想が、まさに『自分事として考えてない』証拠でやんす。その2000億円があれば、教育や医療にもっと使えるでやんす」
**やきう
** 「でも安全保障も大事やろ。金だけの問題ちゃうで」
**でぇじょうぶ博士
** 「もちろんでやんす。でも、その『安全保障のコスト』を沖縄だけに負わせてるのが問題でやんす。リスクと負担の分配が不公平でやんす」
**ずん
** 「不公平かぁ...でもボクの人生も不公平なのだ。イケメンに生まれたかったのだ」
**やきう
** 「それは神様に文句言えや。人間に言うな」
**でぇじょうぶ博士
** 「個人の不公平と、構造的な不公平は別問題でやんす。後者は政治や制度で変えられる可能性があるでやんす」
**ずん
** 「じゃあ、具体的にどうやって変えるのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「まず、日米地位協定の改定でやんす。これは歴代政権が『手をつけられない聖域』としてきたでやんす。でも、世論が高まれば変わる可能性はあるでやんす」
**やきう
** 「無理やろ。アメリカが応じるわけないやんけ」
**でぇじょうぶ博士
** 「ドイツやイタリアでは、地位協定の改定に成功してるでやんす。日本だけが『特別に従属的』な内容になってるでやんす」
**ずん
** 「え!?そうなのだ!?じゃあなんで日本は変えないのだ!?」
**でぇじょうぶ博士
** 「それは政治的意思の問題でやんす。歴代政権が『日米関係を損ねたくない』という理由で、手をつけてこなかったでやんす」
**やきう
** 「まあ、アメリカの顔色伺うのが日本の伝統芸やからな」
**ずん
** 「伝統芸って...そんなの変えるべきなのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす。でも、変えるには国民の支持が必要でやんす。つまり、ずんのような一人一人が関心を持つことが、最初の一歩でやんす」
**ずん
** 「ボクが...日本を変える第一歩なのだ...?」
**やきう
** 「お前が第一歩なら、日本は永遠にスタートラインやな」
**でぇじょうぶ博士
** 「まあ、ずん一人では無理でやんすが、同じように考える人が増えれば、確実に変わるでやんす。それが民主主義でやんす」
**ずん
** 「民主主義...なんか学校で習った気がするのだ」
**やきう
** 「お前、学校行ってたんか。サボってばっかやと思ってたわ」
**でぇじょうぶ博士
** 「平安名さんのような若い世代が声を上げてるのは、希望でやんす。世代交代とともに、価値観も変わっていくでやんす」
**ずん
** 「でも、おじさん政治家たちは聞かないんじゃないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「だから選挙で落とすでやんす。民主主義の基本でやんす」
**やきう
** 「まあ、投票率が低い時点で、もう民主主義は死んどるけどな」
**ずん
** 「じゃあボク、次の選挙は絶対投票するのだ!」
**やきう
** 「どうせ忘れるやろ。お前、選挙の日に寝坊するタイプや」
**でぇじょうぶ博士
** 「期日前投票というものごい大事でやんす」
**やきう
** 「まあ、ググるだけなできるからな」
**ずん
** 「やきうはいつもボクを馬鹿にするけど、やきうだって何もしてないじゃないか!」
**やきう
** 「せやな。ワイも同じクズや。認めるで」
**でぇじょうぶ博士
** 「自分を『クズ』と認めるのは楽でやんすが、それで終わってはダメでやんす。『クズだから何もしない』ではなく、『クズだけど少しはマシになろう』という姿勢が大事でやんす」
**ずん
** 「少しマシになる...それならできそうなのだ」
**やきう
** 「お前、今日も昼まで寝てたやろ。まずそこから直せや」
**ずん
** 「それは別問題なのだ!今は沖縄の話をしてるのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「実は関係あるでやんす。自分の生活すらまともに管理できない人が、社会問題に関心を持つのは難しいでやんす」
**やきう
** 「ブーメランやんけ。おいら、お前もニートやろ」
**でぇじょうぶ博士
** 「おいらはニートじゃないでやんす!研究者でやんす!」
**でぇじょうぶ博士
** 「...まあ、現在は無職でやんすが...」
**ずん
** 「じゃあクズ同士で、少しマシになればいいのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす!完璧じゃなくていいでやんす。少しずつ、できることから始めればいいでやんす」
**ずん
** 「理想論でもいいのだ!ボク、沖縄のこともっと知りたくなってきたのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「素晴らしいでやんす!その好奇心が、社会を変える第一歩でやんす」
**ずん
** 「じゃあまず、YouTubeで『沖縄 基地問題』って検索してくるのだ!今すぐやるのだ!...でも、その前に昼寝するのだ」