ずん
「ラブブって何なのだ?ボクのずんだもちの親戚なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「全く違うでやんす。ラブブは中国発のキャラクターでやんす。まあ、ずんと同じくらい謎の存在でやんすけどね。」
やきう
「ワイ、このキャラ知っとるで。インスタ女子がこぞって買っとったやつやん。今更失速とか草生えるわ。」
ずん
「えっ、そんなに人気だったのだ?ボクより人気あったなんて許せないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。株価が8月に最高値を付けてから、4割も下落したんでやんす。創業者の資産も4割減ったでやんす。まるでジェットコースターでやんすね。」
やきう
「そらそうよ。希少性が命のキャラクターを大量生産したらアカンやろ。ビジネスの基本も知らんのか。」
ずん
「希少性が大事って...じゃあボクも量産しない方がいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ずんは既に量産型でやんす。むしろ希少性ゼロでやんす。」
やきう
「辛辣で草。まあでも、サンリオに匹敵するとか言われてたんやろ?調子乗りすぎやったんちゃうか。」
ずん
「でもさ、中国のキャラクターが世界で人気になるってすごいことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「確かにそうでやんす。中国のソフトパワーが強まってる証拠でやんすね。ただし、短期的なブームで終わらせるか、長期的なブランドにするかは別問題でやんす。」
やきう
「結局、転売ヤーが群がって価値が暴落したパターンやろ。メルカリ見てみ、在庫の山や。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、需要と供給の関係を歪めるという意味では、経済のダニみたいなもんでやんすね。でも資本主義では合法でやんす。」
やきう
「ワイ的には、買う側がアホやと思うで。キャラクターに何万も出すとか理解不能や。」
でぇじょうぶ博士
「それも大差ないでやんす...というか、より悪質でやんすよ。」
ずん
「でもさ、ラブブって結局何が魅力だったのだ?見た目が可愛いだけなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「見た目もそうでやんすが、ブラインドボックス形式で売ってたのが大きいでやんす。何が出るかわからないギャンブル性が、人間の射幸心を刺激したんでやんす。」
やきう
「なるほどな。パチンコと同じ原理やん。日本人が引っかかるわけやわ。」
ずん
「じゃあ、ブームが去ったら誰も買わなくなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。希少性が失われた瞬間、ただのプラスチックの塊になるでやんす。まるで恋が冷めた後の元カノみたいなもんでやんすね。」
でぇじょうぶ博士
「...おいらにそんな経験があるわけないでやんす。」
ずん
「でもさ、サンリオは何十年も人気を保ってるのだ。何が違うのだ?」
でぇじょうぶ博士
「サンリオはキャラクターに物語性とブランド価値を持たせてるんでやんす。ラブブは見た目だけで勝負して、中身がスカスカだったんでやんす。」
やきう
「要するに、可愛いだけで中身がない女みたいなもんやな。最初は興奮するけど、すぐ飽きるやつ。」
ずん
「やきう、それって完全にお前の理想像じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、今回の失速は中国企業の成長戦略の限界を示してるとも言えるでやんす。短期的な爆発力はあっても、持続可能性に欠けるんでやんすね。」
でぇじょうぶ博士
「完全に終わりではないでやんすが、かつてのような勢いは戻らないでやんしょうね。株価が4割下がったということは、投資家も見限り始めてるでやんす。」
やきう
「せやな。中国経済全体も減速しとるし、内需も期待できへんやろ。」
ずん
「でも、日本のアニメキャラとかは何十年も愛されてるのだ。なんでラブブはダメだったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「日本のキャラクターには、アニメや漫画というストーリーの下支えがあるんでやんす。ラブブにはそれがなかったでやんす。見た目だけの一発屋でやんすね。」
やきう
「まあ、インスタ映えだけで売れたもんなんて、そんなもんやろ。次の流行が来たら即捨てられるわ。」
ずん
「じゃあ次は何が流行るのだ?ボクのずんだもちブームが来るのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...ずんのブームは永遠に来ないでやんす。断言できるでやんす。」
ずん
「ひどいのだ...でも、ラブブの失速から学べることって何なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「希少性を維持すること、ブランド価値を高めること、そして何より持続可能な成長戦略を立てることでやんす。短期的な利益に目がくらむと、こうなるという教訓でやんすね。」
やきう
「要するに、調子乗んなってことやな。ビジネスの基本や。」
ずん
「なるほどなのだ。じゃあボクも希少性を保つために、明日から家に引きこもるのだ!誰にも会わなければ希少価値が上がるのだ!」