ずん
「余命3ヶ月って言われたら、ボクなら即座に会社辞めて世界一周するのだ!」
やきう
「お前、余命3ヶ月どころか定年まで40年あるやろ。今すぐ辞めたいだけやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、石原家の場合は四兄弟で家族会議を開いたわけでやんすが、これがなかなか興味深いでやんす。」
かっぱ
「四男の延啓さん、めっちゃ正直やな。『ヘイヘイと従ってきただけ』って。」
ずん
「えっ、四男って一番気楽なポジションじゃないのだ?ボクもそうなりたいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす。延啓氏は実家近くに引っ越して、父親の話し相手として頻繁に召喚されていたでやんすよ。」
やきう
「アートと文化の話題提供者って、めっちゃ都合のいい使われ方やん。ワイなら『野球の話しかでけへん』言うて逃げるわ。」
かっぱ
「でも母親の息抜きにもなってたんやろ?ええ息子やないか。」
ずん
「待って待って。介護経験ゼロで突然ステージ4告知って、パニックになるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。祖母も82歳で大動脈瘤破裂であっという間だったそうでやんすから、長期介護の経験がなかったのが大きいでやんす。」
やきう
「つまり、死ぬ練習してへんかったってことやな。人生ってクソゲーやわ。」
かっぱ
「石原慎太郎が66歳で都知事なったって、普通の人なら定年やぞ。化け物やん。」
ずん
「ボクもずんだ餅のPRで都知事になれないかなぁ...なんて考えてる今日この頃なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...ずん、お前は区議会議員すら無理でやんす。」
やきう
「でも正直、親が元気すぎると逆に介護の準備できへんよな。『まだ大丈夫やろ』ってずっと思ってまうわ。」
かっぱ
「ほんまやな。石原家も父親が生涯現役や思てたら、いきなり余命宣告やもんな。」
ずん
「じゃあボクも今から親孝行しておくべきなのだ!?でも面倒くさいのだ...」
でぇじょうぶ博士
「その考え方が既に延啓氏の『無責任に過ごしてきた』パターンでやんす。彼は気づいて実家近くに引っ越したでやんすが。」
やきう
「いや、でも四男で好き勝手やってきたって自覚あるだけマシやろ。ワイなんか一人っ子やから全責任背負わなあかんねん。」
かっぱ
「一人っ子とか地獄やん。兄弟で分担できるだけ石原家は恵まれとるわ。」
ずん
「でもさぁ、四兄弟で会議って、意見まとまるのだ?絶対揉めるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「実際、施設に入れるか自宅かで揉めたみたいでやんすね。ただ石原家の場合、長男が政治家でリーダーシップ取れたのが大きいでやんす。」
やきう
「うちの兄貴なんかニートやから、会議開いても『知らん、お前がやれ』で終わるわ。」
かっぱ
「それ会議ちゃうやん。一方的な押し付けや。」
ずん
「ボク思ったんだけど、余命3ヶ月で桜見られないって、めっちゃロマンチックじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...ずん、それは不謹慎でやんす。」
やきう
「いや、でもわかるで。ワイも『あと3ヶ月で会社辞められる』思たらロマンチックやわ。」
ずん
「だってさぁ、桜って日本人の心じゃないのだ。最期に見たいって思うの、すごく分かるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、石原慎太郎氏は作家でやんすからね。言葉の重みが違うでやんす。おいらたちが同じこと言っても薄っぺらいでやんす。」
やきう
「結局、親の死に目に立ち会うって、準備できるもんちゃうんやろな。」
かっぱ
「せやな。どんだけ覚悟しててもパニックになるもんや。」
ずん
「じゃあボクは今から練習として、毎日『今日が最後』って思って生きることにするのだ!...明日からでいいのだ。」