ずん
「伊達公子って昔すごかったらしいけど、今何してんのだ?もう引退したんでしょ?」
でぇじょうぶ博士
「46歳まで現役を続けた後、今はジュニア育成に全力投球でやんす。まるで、自分が登れなかった山の頂上に、次世代を連れていこうとする登山ガイドみたいなもんでやんすね」
やきう
「ジュニア育成?そんなん金にならんやろ。ワイなら引退後は悠々自適の生活や」
でぇじょうぶ博士
「そこが凡人との違いでやんす。伊達さんは2019年から本格的にプロジェクトを始動させて、小6から中3までの選手を厳選して育ててるでやんす」
ずん
「へー、でもテニスなんて才能ある奴が勝手に強くなるんじゃないのだ?」
やきう
「せやな。才能ないやつは何やっても無駄やで」
でぇじょうぶ博士
「それが大きな勘違いでやんす!伊達さんが教えているのは、単なるテクニックじゃないでやんす。世界のテニス界の仕組み、ステップアップの方法、つまり『世界で戦うための地図』を教えてるでやんす」
でぇじょうぶ博士
「面白いのは、伊達さんの指導方法でやんす。細かいことは教えず、気づきを与えて自分で考えさせる。まるで禅問答のような指導法でやんすね」
でぇじょうぶ博士
「むしろ逆でやんす。プロになるには自立した思考が必要。スプーンで口まで運んでもらってたら、一生赤ちゃんのままでやんす」
やきう
「でも日本と海外の差ってそんなんで埋まるんか?」
でぇじょうぶ博士
「そこが核心でやんす。日本のジュニアは『世界の当たり前』を知らないでやんす。どの大会に出るべきか、どうステップアップするか、そういう情報格差が致命的でやんすね」
ずん
「情報格差って、ググればいいじゃんって思うのだ」
やきう
「ネットに全部載ってると思ってる時点で、お前は一生底辺や」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の言い方は乱暴でやんすが、一理あるでやんす。本当に価値ある情報は、経験者から直接聞くしかないでやんす。伊達さんはそれを惜しみなく提供してるでやんす」
ずん
「でも伊達さん、生徒にタメ口使われてるって言ってたのだ。舐められてるんじゃないのだ?」
やきう
「そら年齢差ありすぎるからやろ。ワイが中学生やったら、おばはんにタメ口くらい使うわ」
でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。むしろ伊達さんは意図的に距離を縮めてるでやんす。威圧して従わせるより、対等な関係で考えさせる方が、長期的には効果的でやんすからね」
ずん
「なんか最近の教育って甘いよなって思うのだ。昔はもっとビシバシやってたのだ」
でぇじょうぶ博士
「そういう単純な話じゃないでやんす。伊達さんが37歳で復帰して46歳まで現役を続けられたのは、自分で考える力があったからでやんす。その秘訣を次世代に伝えてるだけでやんす」
ずん
「でも結局、日本人選手って世界で勝ててないじゃんって思うのだ」
でぇじょうぶ博士
「だからこそのプロジェクトでやんす。伊達さんが現役時代に見た世界と、今のジュニアが知っている世界には、天と地ほどの差があるでやんす。その橋渡しをしてるでやんすよ」
やきう
「ほんで、このプロジェクトから世界で通用する選手は出てくるんか?」
でぇじょうぶ博士
「2019年開始でまだ数年でやんすが、重要なのは『世界を目指す本気度』でやんす。書類審査、面接、実技テストで選抜してる時点で、並の覚悟じゃ入れないでやんすからね」
ずん
「でも8人しか選ばないって、少なすぎじゃないのだ?もっと大量生産すればいいのだ」
やきう
「量より質やろ。お前みたいな雑魚を1000人育てても意味ないわ」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。少数精鋭で濃密な指導をする方が、効果的でやんす。まるで、一つの盆栽を丁寧に育てるような感じでやんすね」
やきう
「お前、小6から中3限定って書いてあるやろ。そもそも年齢的にアウトやし、性別も違うわ」
ずん
「じゃあボク、性転換して戸籍いじって小学生になるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは完全に犯罪でやんす...」
ずん
「でも本気で世界目指すって、具体的にどのレベルなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「グランドスラムのベスト4以上を目指すレベルでやんす。伊達さん自身、全豪、全仏、全英でベスト4に入った経験があるでやんすから、そのレベルの選手を育てたいんでやんすよ」
やきう
「そんなん日本人には無理やろ。大坂なおみは日本育ちちゃうし」
でぇじょうぶ博士
「だからこそ、システムを変えようとしてるでやんす。日本のテニス界の『決定的な課題』は、世界基準の育成システムがないことでやんす」
でぇじょうぶ博士
「めちゃくちゃ大事でやんす。才能があっても、正しい道を進まなければ、宝の持ち腐れでやんす。まるで、高性能な車を持っていても、道路地図がなければ目的地にたどり着けないようなもんでやんす」
やきう
「でも金かかるやろ。テニスって金持ちのスポーツやし」
でぇじょうぶ博士
「そこも課題の一つでやんす。海外では、才能ある選手には国や企業が投資するシステムがあるでやんす。日本はまだまだ個人負担が大きいでやんすね」
ずん
「じゃあ貧乏人は最初から無理ゲーってことなのだ?」
やきう
「せや。世の中そんなもんや。金がなければスタートラインにも立てへん」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、現状はそうでやんす。でも伊達さんのプロジェクトは、そういう環境整備にも取り組もうとしてるでやんす」
でぇじょうぶ博士
「選手として戦うより、システムを変える方が何倍も大変でやんす。まるで、一人で巨大な岩を動かそうとするようなもんでやんすからね」
やきう
「ほんで、このプロジェクトって成功すんのか?」
でぇじょうぶ博士
「成功の定義次第でやんすが、少なくとも『世界基準』を知る選手は確実に育ってるでやんす。問題は、それが日本テニス界全体に広がるかどうかでやんすね」
でぇじょうぶ博士
「このプロジェクトだけが孤立して、日本テニス界は相変わらず世界から取り残されるでやんす。まるで、進化した生物が周りの環境に適応できず絶滅するようなもんでやんすね」
やきう
「結局、組織全体が変わらんとあかんってことか」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。個人の努力には限界があるでやんす。伊達さんが本当に変えたいのは、選手個人じゃなくて、日本テニス界全体の構造でやんすよ」
ずん
「でもさ、そんな大それたこと、一人でできるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「できないでやんす。だからこそ、まずジュニア育成から始めて、成功事例を作ろうとしてるでやんす。一つの成功が、業界全体を変えるきっかけになるでやんすからね」
やきう
「気の長い話やな。ワイやったら途中で投げ出すわ」
ずん
「ボクもそう思うのだ。だって55歳でしょ?あと何年できるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「46歳まで現役を続けた人間の時間感覚は、凡人とは違うでやんす。おそらく伊達さんは、自分の人生をかけたプロジェクトとして取り組んでるでやんすよ」
やきう
「引退後も戦い続けるって、ある意味病気やな」
でぇじょうぶ博士
「いや、それこそがレジェンドたる所以でやんす。普通の人は引退したら楽をしたがるでやんすが、本当のトップアスリートは常に何かと戦ってるでやんす」
やきう
「お前みたいなんが大多数やから、日本のスポーツ界は弱いんやろな」
でぇじょうぶ博士
「まあ、それも一理あるでやんす。『世界で勝つ』という意識が、根本的に違うでやんすからね」
ずん
「じゃあ日本人は一生世界で勝てないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そんなことはないでやんす。伊達さん自身が世界のトップで戦った実績があるでやんす。要は、その成功をシステム化できるかどうかでやんすよ」
やきう
「システム化って、そんな簡単にできるもんなんか?」
でぇじょうぶ博士
「簡単じゃないでやんす。だからこそ、伊達さんは引退後も必死でやってるでやんすよ。選手として勝つより、システムを作る方が何倍も難しいでやんすからね」
ずん
「なんかボク、伊達さんに申し訳なくなってきたのだ...」
ずん
「だってボク、テニスボールをラケットで打ったことないのだ!日本人として申し訳ないのだ!」