ずん
「えっ、スーパーにクマが侵入して数日立てこもったのだ!?都会のクマってもはやホームレスなのだ?」
やきう
「アホか。ホームレスやったら警察に追い出されて終わりや。クマは警察も手出しできへんから厄介なんやで。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。これは"アーバンベア"と呼ばれる現象でやんす。都市部に適応したクマが増えているんでやんすよ。」
かっぱ
「都市部に適応って、クマもサラリーマンみたいに通勤しとるんか?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、ある意味そうでやんすね。一度市街地で食べ物を手に入れると、それを学習して何度も来るようになるんでやんす。特に親子グマの場合、子グマが"市街地グルメツアー"を覚えちゃうと大変でやんす。」
ずん
「じゃあクマも食べログとか見てるのだ?星5つの店狙ってるのだ?」
やきう
「見るわけないやろ。お前、クマがスマホ持っとると思っとるんか。」
でぇじょうぶ博士
「でも実際、クマの記憶力は侮れないでやんす。2歳まで母親と一緒に市街地で食糧確保の方法を学ぶと、独立後もそのパターンを繰り返すんでやんす。まるでマニュアル化された営業活動みたいなもんでやんすね。」
かっぱ
「ほんで、怪我した店員さんはどうなったんや?顔に大怪我って聞いたけど。」
でぇじょうぶ博士
「中永教授によると、クマは圧倒的に顔面を攻撃してくるんでやんす。イヌが入ってきたと思った瞬間、バーッと襲いかかられたそうでやんす。一瞬の出来事だったらしいでやんすね。」
やきう
「イヌと見間違えるって、どんだけ平和ボケしとるんや。普通クマの獣臭で気づくやろ。」
でぇじょうぶ博士
「それが一瞬すぎて匂いに気づく間もなかったんでやんす。商品搬入扉から侵入したクマは、もう目の前にいたわけでやんすからね。」
ずん
「じゃあボクたちはどうすればいいのだ?クマに遭遇したら?」
でぇじょうぶ博士
「まず、走って逃げるのは絶対NGでやんす!クマは時速60キロで走れるでやんすから、おいらの俊足でも追いつかれるでやんす。逃げる獲物を追う本能を刺激しちゃうんでやんすよ。」
でぇじょうぶ博士
「背を向けずにゆっくり後退するのが基本でやんす。目を合わせ続けて、大きく見せることも重要でやんす。あと、死んだふりも逆効果でやんすよ。クマは死骸も食べるでやんすからね。」
やきう
「要するに、ワイらは詰んどるってことやな。クマに遭遇した時点でゲームオーバーや。」
ずん
「でもさ、なんでこんなにクマが増えてるのだ?昔はこんなじゃなかったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「秋田大学の中永教授は20年以上で50人ほど治療してるでやんす。前任の岩手より秋田の方がずっと多いって言ってるでやんすね。山の食糧不足、過疎化による里山の荒廃、温暖化...様々な要因が絡み合ってるでやんす。」
かっぱ
「つまり、人間が山を荒らしたツケが回ってきとるわけやな。因果応報やで。」
やきう
「クマも大変やな。山に食いもんないから街に降りてきて、見つかったら射殺されるんやから。ブラック企業の営業マンみたいなもんや。」
ずん
「じゃあクマに『ここは危険だから来ないで』って看板立てればいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん...クマは字が読めないでやんす...」
やきう
「てか、スーパーに数日立てこもったクマはどうなったんや?」
でぇじょうぶ博士
「最終的には捕獲されたでやんすが、その間店は営業できなかったでやんす。経済的損失も相当なもんでやんすよ。クマ一頭の侵入が、地域経済にも影響を与えるんでやんす。」
ずん
「じゃあボクの家の庭にもクマが来るかもしれないのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「可能性はゼロじゃないでやんす。記事にも『自宅の庭で遭遇するケース』って書いてあったでやんす。特に秋田市土崎のような住宅密集地でも出没してるんでやんすからね。」
かっぱ
「ワイやったら素手で戦うで。関西人なめんなや。」
やきう
「お前、死ぬで。クマの握力は人間の10倍以上あるんやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。クマの攻撃力は想像を絶するでやんす。顔面への攻撃が圧倒的に多いのも、クマが本能的に急所を狙ってるからでやんす。」
ずん
「もうダメなのだ...ボクたち人類はクマに支配される運命なのだ...」
やきう
「大げさやな。お前、引きこもっとるから関係ないやろ。」
かっぱ
「せやな。お前の部屋、ゴミ屋敷やからクマも近寄らんわ。」
ずん
「ひどいのだ!でも確かに、ボクの部屋の匂いならクマも逃げ出すかもしれないのだ!これは新しい熊撃退法なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、真面目な話、クマとの共存は今後の日本社会の大きな課題でやんすね。ただ駆除するだけじゃ解決しないでやんす。」
ずん
「じゃあ、ボクがクマと友達になって交渉するのだ!『ここは人間のテリトリーだから帰ってくれ』って!」
やきう
「てか、交渉とか言うとる時点でアホや。クマは日本語しゃべれへんねん。」
ずん
「じゃあ英語で話しかければいいのだ!グローバル時代なのだ!」