ずん
「老人は静かに搾取されろってことなのだ!これは令和の姥捨て山なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。でも確かに、1万円払って運転技能を『評価されない』というのは、まるでキャバクラで『見てるだけで触るな』と言われるようなもんでやんすね。」
かっぱ
「ちゃうちゃう。そもそも78歳で車運転しとる方が怖いわ。ワシかて河童やけど、80歳超えたら水中で泳ぐの控えるで。」
ずん
「でも博士、池田先生の言う通り、短期記憶と運転能力は関係ないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが微妙なところでやんすよ。確かに『さっき見た絵』を覚えることと、『前の車が急ブレーキした』という状況判断は別物でやんす。でも、短期記憶が著しく低下してると、信号の色すら忘れる可能性があるでやんすからね。」
かっぱ
「せやな。おかんが『あれ、今どこ走っとったっけ?』とか言い出した時はマジで生きた心地せえへんかったわ。」
でぇじょうぶ博士
「必要性は認めるでやんすが、問題は中身でやんす。今の検査は『記憶力テスト』に偏りすぎてるでやんす。本当に必要なのは、反応速度や状況判断能力、視野の広さなんかを測る検査でやんすよ。」
かっぱ
「ほんで1万円はボッタクリやろ。ワシが若い頃は、教習所の料金なんて今の半分以下やったで。少子化で客減ったから、老人から巻き上げとるんやろな。」
ずん
「うわぁ...じゃあ教習所って悪の組織なのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「悪とまでは言わないでやんすが、構造的な問題はあるでやんすね。若者の免許取得率が下がり、教習所の経営が厳しくなった。そこに『高齢化社会』という追い風が吹いて、行政が高齢者講習を義務化したでやんす。まるで溺れる者が藁をも掴むように、教習所は高齢者に群がったでやんすよ。」
かっぱ
「で、その『藁』が高齢者の財布ってわけか。えげつないのう。」
ずん
「でもさぁ、高齢者の事故って実際多いんじゃないのだ?だったら多少ボッタクリでも、安全のためなら仕方ないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが世間の誤解でやんす!実は統計を見ると、10万人あたりの死亡事故件数は、75歳以上より16〜24歳の方が高いでやんすよ。若者の方が危険運転するんでやんす。」
かっぱ
「せやけど、アクセルとブレーキ踏み間違えて突っ込むのは圧倒的に高齢者やろ。あれはマジで洒落にならんで。」
ずん
「じゃあどうすればいいのだ!もう高齢者は全員免許返納しろってことなのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「それは極論でやんす。田舎に住んでる高齢者にとって、車は生命線でやんす。免許返納したら、まるで翼をもがれた鳥のように、買い物も病院も行けなくなるでやんす。」
かっぱ
「ほんまやな。ワシの実家も車ないと生活できへんわ。バスなんて1日3本しか来えへんし。」
ずん
「むぅ...じゃあ結局、どうしたらいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「本質的な解決策は二つでやんす。一つは、本当に運転能力を測る検査に改善すること。もう一つは、高齢者でも安全に運転できる技術の開発でやんす。自動ブレーキとか、ペダル踏み間違い防止装置とかでやんすね。」
かっぱ
「要するに、金取るだけ取って中身スカスカの検査やめて、ちゃんとした対策せえってことやな。」
ずん
「でも技術開発にはお金がかかるし、結局また高齢者から搾取することになるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんす、ずん君。確かにその通りでやんす。でも、少なくとも今の『ただ絵を覚えさせる』検査よりは、意味のある出費になるでやんすよ。」
かっぱ
「まあ、どっちにしろ高齢者は搾取される運命なんやな。ワシもそろそろ陸に上がるの控えるわ...」
ずん
「ボクもいつか老人になるけど、その頃には空飛ぶ車ができてて、免許なんていらなくなってるのだ!...あれ、でもそれって無免許運転で捕まるのだ...?」
でぇじょうぶ博士
「空飛ぶ車にも免許は必要でやんす。しかも航空法も絡んでくるから、もっと大変になるでやんすよ。」
ずん
「じゃあボク、ずっと歩くのだ!健康的だし、講習料も取られないのだ!完璧な解決策なのだ!」
ずん
「...じゃあボク、家から出ないのだ!これで完全に安全なのだ!免許も返納する必要ないのだ!...あれ、そもそも持ってないのだ!」