ずん
「なんか千葉で市長がダミー候補を作って選挙やってたらしいのだ!これ、現代の影武者作戦なのだ?」
やきう
「影武者ちゃうわ。ただの票泥棒や。2200万も使ってやることが女装じゃなくて女性候補の偽装とかセンスないわ。」
でぇじょうぶ博士
「これは『二馬力選挙』と呼ばれる手法でやんす。本命候補と同じ属性の対抗候補がいる場合、さらに似た属性の候補を立てて票を分散させる作戦でやんす。まるでラーメン二郎の隣に偽物の『ラーメン次郎』を出店するようなもんでやんす。」
ずん
「でもバレたら終わりじゃないのだ?なんでそんなリスク冒すのだ?」
やきう
「ワイに言わせりゃ、元衆院議員が3期も落選しとる時点で察しやろ。藁にもすがる思いやったんちゃうか。」
でぇじょうぶ博士
「実際、公職選挙法では買収罪として禁止されている行為でやんす。ただし選挙から3年以上経過しており時効が成立してるでやんす。まるでゲームのバグ技を使ってクリアした後に『あれバグでした』って言われるようなもんでやんすね。」
かっぱ
「時効って都合ええな。犯罪しても3年逃げ切ったら勝ちってか?」
でぇじょうぶ博士
「法的にはそうでやんすが、政治家としての説明責任は別問題でやんす。しかも元秘書が実名顔出しで証言してるでやんすからね。これはもう言い逃れできないでやんす。」
やきう
「市長は『面識もない』とか言うとるけど、2200万も振り込んで面識ないとか、ワイのカーチャンでも信じへんわ。」
ずん
「でも2200万円って、何に使ったのだ?そんなにかかるものなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「選挙費用、関係者への謝礼、そして口止め料も含まれてる可能性があるでやんす。選挙というのは金がかかるもんでやんすが、こういう使い方をするのはまるでソシャゲのガチャで爆死してるようなもんでやんすね。」
かっぱ
「しかも最下位で供託金100万没収って、完全に金ドブやん。合計2300万をゴミ箱に捨てたようなもんやで。」
やきう
「いや待てや。これ本当に『女性候補の票を分散させる』ための作戦やったんか?もしかして単に『女性候補が複数いる』っていう見た目を作りたかっただけちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんす、やきう君。実際、選挙公報を見ると市川まみ候補は『介護と子育てを両立させる派遣社員』という設定でやんす。これはまさにライバル視していた女性候補と似たような属性でやんすね。」
ずん
「でも表立った選挙運動を全くしてないって、それじゃダミーってバレバレじゃないのだ?」
やきう
「バレてもええんやろ。目的は当選することやなくて票を分散させることやから。ポスター貼っとくだけで仕事完了や。」
かっぱ
「それにしても元秘書が実名顔出しで告発って、よっぽど恨み買っとるんやな。」
でぇじょうぶ博士
「おそらく謝礼の金額や待遇に不満があったんでやんしょうね。まるで『約束のネバーランド』で脱獄を企てる子供たちのように、内部から反旗を翻したわけでやんす。」
やきう
「元テレビ朝日の法務部長が『買収罪に当たる可能性がある』って言うとるけど、時効やったら意味ないやん。これ完全に逃げ切ったってことか?」
でぇじょうぶ博士
「法的にはそうでやんすが、政治生命は終わったも同然でやんす。市民の信頼を失った政治家は、まるで賞味期限切れの刺身のようなもんでやんすからね。」
ずん
「でも市長は『面識もない』『資金提供もしてない』って否定してるのだ。これ、どっちが本当なのだ?」
かっぱ
「振り込み記録も領収書もあるって言うとるやん。こんなん証拠バリバリやで。」
やきう
「しかも選対幹部まで証言しとるんやろ?これもう詰んどるわ。白々しい否定しても無駄や。」
でぇじょうぶ博士
「興味深いのは、この市長選には過去最多の6人が立候補していたという点でやんす。これだけ候補者が多いと、票が分散しやすいでやんすからね。田中氏はそこに目をつけたんでやんしょう。」
ずん
「じゃあ、この作戦が成功したから当選できたってことなのだ?」
やきう
「そうやろな。もし市川まみ候補がおらんかったら、その4867票がどこに流れてたかわからんからな。僅差やったら結果変わってた可能性あるで。」
かっぱ
「それにしても『市川市長選にダミー候補』って、市川って名前の候補者が市川市長選に出るとか、ダジャレかよ。」
でぇじょうぶ博士
「それは偶然でやんすが、確かに紛らわしいでやんすね。まるで『田中さんが田中市で市長選に出る』みたいな感じでやんす。」
ずん
「でもさ、元秘書が実名顔出しで告発するって、相当な覚悟だと思うのだ。何か裏があるのでは?」
やきう
「裏も何も、金の分配で揉めたんやろ。2200万の分け前が少なかったとか、約束破られたとか、そんなんちゃうか。」
でぇじょうぶ博士
「人間関係のもつれが政治スキャンダルに発展するのは歴史の常でやんす。まるでシェイクスピアの悲劇のようでやんすね。ただし、今回は喜劇の要素も多分に含まれてるでやんすが。」
かっぱ
「元衆院議員が3期も落選して、やっと市川市長になれたと思ったら、こんなスキャンダルで終わるとか、人生ってホンマ皮肉やな。」
ずん
「でもこれ、他の選挙でも同じことやってる人いるんじゃないのだ?氷山の一角なのでは?」
やきう
「おっ、ずんにしては鋭いやんけ。たしかにこういう手法は昔からあるって聞くで。」
でぇじょうぶ博士
「残念ながらその可能性は高いでやんす。選挙戦術としては古典的な手法でやんすからね。ただし、ここまで証拠が揃って告発されるケースは稀でやんす。」
かっぱ
「しかも週刊文春が報じとるってことは、相当裏取りしとるってことやろ。これは逃げられへんで。」
やきう
「時効成立しとるから刑事責任は問われへんけど、政治的な責任は別やからな。辞職圧力は強まるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「市民の反応次第でやんすが、こういうスキャンダルは一度火がつくと消えないでやんす。まるで山火事のようなもんでやんすね。」
かっぱ
「それにしても2200万円あったら、もっとまともな選挙戦できたんちゃうか。政策で勝負せんとあかんやろ。」
ずん
「ボクが市長だったら、その2200万円で市民にずんだ餅配るのだ!そしたら絶対当選するのだ!」
やきう
「それこそ公職選挙法違反やろがい!お前、買収の意味わかっとんのか!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、それは完全にアウトでやんす。まるで『逮捕してください』って自ら警察署に行くようなもんでやんす。」
ずん
「えっ、ダメなのだ?じゃあ無料で配ればいいのだ!」
かっぱ
「無料でも買収や。お前、根本的に選挙のルールわかっとらんな。」
ずん
「むぅ...じゃあボクは一生市長になれないのだ...というか、なりたくもないのだ!給料安そうだし、文春に狙われるし、割に合わないのだ!」