ずん
「ちょっと待って!尿を飲むって、それもう犯罪のレベル超えてるのだ!むしろ新しいジャンルなのだ!」
やきう
「ワイ、毎日満員電車で通勤しとるけど、もう何も信じられへんわ。隣のオッサンが何考えとるか分からんやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「これは極めて特殊な性的嗜好、いわゆるパラフィリアの一種と考えられるでやんす。ウロラグニアという専門用語があって、尿に対する性的興奮を示す症状でやんす。」
かっぱ
「いや、専門用語で説明されても気持ち悪いもんは気持ち悪いやろ。被害者の男性、トラウマもんやで。」
ずん
「でも博士、なんで57歳の介護士がそんなことするのだ?介護の仕事してるなら人の役に立つ仕事してるはずなのに...」
でぇじょうぶ博士
「むしろ介護職というストレスフルな環境が、抑圧された欲望を爆発させる引き金になった可能性もあるでやんす。人間の性的嗜好は複雑で、社会的地位や職業とは無関係に発現するでやんす。」
やきう
「ちょっと待てや。防犯カメラに映っとったってことは、計画的やったんか?それとも衝動的やったんか?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく常習性があったと推測されるでやんす。駅のトイレという公共の場所で行動に移すということは、相当なリスクテイクでやんすからね。依存症に近い状態だった可能性が高いでやんす。」
かっぱ
「しかし、これ建造物侵入で逮捕って、罪としては軽すぎへんか?被害者の精神的ダメージ考えたら、もっと重い罪やろ。」
ずん
「そうなのだ!ボクだったら一生トイレ行けなくなるのだ!もうオムツ生活確定なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「現行法では、このような行為を直接取り締まる法律がないのが問題でやんす。建造物侵入は最大3年以下の懲役または10万円以下の罰金でやんすが、実際の被害を考えると不十分でやんすね。」
やきう
「法律の穴やんけ。こんなん、新しい犯罪類型として法整備せなアカンやろ。迷惑防止条例とかで対応できへんのか?」
かっぱ
「でも考えてみ?これ、もし女性が被害者やったら、もっと大騒ぎになっとったはずやで。男性の性被害って、まだまだ軽視されとる証拠やんけ。」
ずん
「確かに...男性も被害者になるってこと、もっと社会が認識しないとダメなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。性犯罪における男性被害者の問題は、統計上も過小評価されているでやんす。恥ずかしさや社会的偏見から、通報しない被害者も多いと推測されるでやんすね。」
やきう
「しかしこの容疑者、介護士ってことは、また働けるんか?利用者さんとか、めちゃくちゃ不安やろ。」
かっぱ
「そら資格剥奪レベルやろ。信頼が命の職業で、こんな事件起こしたら終わりや。むしろ雇ってる施設も監督責任問われるで。」
ずん
「でもさ、この人も何かの病気だったとしたら、治療が必要なんじゃないのだ?刑務所入れただけじゃ解決しないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。性的嗜好障害は、医療的アプローチと司法的対応の両方が必要でやんす。認知行動療法や薬物療法で改善する可能性もあるでやんすが、本人の自覚と継続的な治療が不可欠でやんす。」
やきう
「でも、そんな治療に税金使うんか?被害者そっちのけで加害者ケアとか、納得いかんわ。」
かっぱ
「いや、再犯防止のためには必要な投資やろ。野放しにして同じこと繰り返されるより、ちゃんと治療して社会復帰させる方が、長期的にはコスト安いで。」
ずん
「むむむ...難しい問題なのだ。でもボク、一つ疑問があるのだ。なんで駅のトイレだったのだ?もっと人目につかない場所とか選ばなかったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それこそがパラフィリアの特徴でやんす。公共の場所でのスリルや、見つかるかもしれないという緊張感が、性的興奮を増幅させるでやんす。いわゆる『露出癖』に近い心理構造でやんすね。」
やきう
「つまり、捕まるリスクも含めて興奮しとったってことか...もう理解不能やわ。ワイの常識では測れん世界や。」
かっぱ
「しかしこれ、阪急西宮北口って、めちゃくちゃ人多い駅やんけ。そんなとこでよう実行したな。度胸あるわ、悪い意味で。」
ずん
「じゃあさ、今後はどうなるのだ?この容疑者、実刑になるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「建造物侵入だけでは、初犯なら執行猶予がつく可能性が高いでやんす。ただし、余罪が出てきたり、常習性が認められれば、実刑もあり得るでやんすね。」
やきう
「執行猶予で野に放つんか...怖すぎやろ。GPS監視とか、何か対策せんと、また同じこと起こるで。」
かっぱ
「でも、GPS監視って人権侵害やって言われるやろ。難しいところやな。再犯防止と人権保護のバランス、どう取るんや。」
ずん
「もう、こうなったら駅のトイレ全部監視カメラつけるしかないのだ!プライバシー?知らないのだ!安全第一なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは極論でやんすね。トイレ内部に監視カメラを設置すると、今度は盗撮や監視社会の問題が浮上するでやんす。むしろ、入口付近の監視強化や、定期的な巡回が現実的な対策でやんすよ。」
やきう
「でもな、この事件で一番気になるのは、被害者の男性やわ。あの人、今どんな気持ちで生活しとるんやろ。」
かっぱ
「そら、トラウマやろな。公衆トイレ使えんようになったかもしれんし、人混み避けるようになったかもしれん。精神的ケアが必要やで。」
ずん
「被害者支援って、ちゃんとしてるのだ?それともほったらかしなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、日本の被害者支援制度はまだ不十分でやんす。特に性犯罪の被害者に対する心理的ケアは、予算も人材も足りていないのが現状でやんす。多くの被害者が孤立したまま苦しんでいるでやんすよ。」
やきう
「税金の使い道、間違っとるやんけ。オリンピックとか万博に何千億も使うくらいなら、被害者支援に回せや。」
かっぱ
「ほんまやで。政治家は票にならんことには興味ないからな。被害者の声、もっと大きくせなアカンわ。」
ずん
「でもさ、この事件きっかけに、何か変わるといいのだ。法律とか制度とか、もっと被害者目線で見直すべきなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その意気でやんす!社会の関心が高まることで、法改正や支援制度の充実につながる可能性はあるでやんす。一つの事件が、大きな変化のきっかけになることもあるでやんすからね。」
やきう
「でも現実は、1週間後には忘れられとるやろな。ネットニュースなんて消費されて終わりや。」
かっぱ
「それが一番の問題やな。一過性のバズで終わらせたらアカン。継続的に議論して、具体的な対策につなげんと。」
ずん
「じゃあボク、定期的にこの問題について語るのだ!忘れさせないのだ!...あれ、でもボク飽きっぽいから来週には忘れてるかもなのだ。」