ずん
「将棋で4人も同時にプロになったって聞いたのだ!これって藤井聡太の影響なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「影響というより、むしろ三段リーグという修羅場で同時に勝ち抜いた奇跡でやんす。まるで4人が同時にガチャのSSRを引き当てたようなもんでやんす」
やきう
「ガチャ?ワイからしたら運ゲーにしか見えへんな。実力やったら毎回同じやつが勝つやろ」
でぇじょうぶ博士
「それが違うでやんす。三段リーグは年2回、各18局の総当たり戦で上位2名のみがプロになれる地獄でやんす。13勝でもダメな時があるでやんす」
やきう
「そら地獄の続きや。26歳までに上がれんかったら強制退会や。人生終了のお知らせやで」
でぇじょうぶ博士
「今回の岩村くんと片山くんは次点1回持ちだったでやんす。つまり2回目の次点でフリークラス編入という救済措置があったでやんす」
ずん
「フリークラスって何なのだ?普通のプロと違うのだ?」
でぇじょうぶ博士
「言ってみれば、正社員じゃなくて契約社員みたいなもんでやんす。タイトル戦に出られないし、降級したら引退でやんす」
やきう
「せやけど山下数毅っちゅう17歳は別ルートやろ?竜王戦で勝ちまくって次点もらったんやろ?賢いやんけ」
でぇじょうぶ博士
「賢いというか、むしろ規格外でやんす。三段のくせに竜王戦5組で昇級って、まるで高校球児がいきなりプロで活躍するようなもんでやんす」
ずん
「でも結局みんなプロになれたんだから、ハッピーエンドなのだ!」
やきう
「甘いで。ここからが本当の地獄や。プロになってから食えるかどうかは別問題やからな」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。四段になってもC級2組からスタートで、年収は対局料次第でやんす。勝てなきゃワーキングプアでやんす」
ずん
「じゃあプロになっても安心できないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「むしろプロになってからが本番でやんす。藤井聡太という化け物がいる時代に、どう生き残るかでやんす」
やきう
「結局、藤井聡太に勝てんかったら意味ないやんけ。ポスト藤井とか言われても、本家に勝てへんのやろ?」
でぇじょうぶ博士
「確かに藤井竜王名人は別格でやんす。でも将棋界全体のレベルが上がることで、ファンも増えて業界が潤うでやんす」
ずん
「つまり、みんなで藤井聡太の養分になってるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...養分という表現は正しくないでやんすが、まあ間違ってもいないでやんす」
やきう
「ワイの予想やと、この4人の中で生き残るのは1人か2人やな。あとは消えてくで」
でぇじょうぶ博士
「残酷でやんすが、統計的にはその通りでやんす。四段の約半数は引退するか、フリークラスに落ちるでやんす」
ずん
「うわぁ...なんかプロ棋士って夢がないのだ」
やきう
「夢?将棋指しに夢なんてあるわけないやろ。あるのは勝つか負けるかだけや」
でぇじょうぶ博士
「でもこの4人は、その厳しい三段リーグを突破した実力者でやんす。特に最終日の緊張感は、まるで公開処刑を待つ死刑囚のようだったでやんす」
ずん
「怖すぎるのだ!ボクだったら緊張で手が震えて駒が持てないのだ!」
やきう
「お前、そもそも将棋のルール知っとるんか?」
でぇじょうぶ博士
「それは取られたら負けでやんす...」
やきう
「やっぱり知らんのかい。お前が将棋界語るなや」
ずん
「でもボク、藤井聡太の年収くらいは知ってるのだ!確か5億円くらいなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは正しいでやんす。でも今回の新四段たちは、まず年収300万円を目指すところからスタートでやんす」
やきう
「300万?ワイのバイト代より少ないやんけ。お前バイトしてへんのやったな」
でぇじょうぶ博士
「まあ夢を追うというのは、そういうもんでやんす。大金持ちになれるのはほんの一握りでやんす」
ずん
「じゃあボクは将棋じゃなくて、もっと楽に稼げる方法を探すのだ!」
やきう
「お前が楽に稼げる方法?親の遺産相続を待つしかないやろ」
でぇじょうぶ博士
「それは不謹慎でやんす...でも的を射ているでやんす」
ずん
「ちょっと待つのだ!ボクの親はまだピンピンしてるのだ!それに遺産なんてないのだ!」
ずん
「うるさいのだ!...でも将棋の話に戻すけど、この4人の中で誰が一番強いのだ?」
でぇじょうぶ博士
「現時点では岩村くんが頭一つ抜けてるでやんす。13勝3敗でトップ通過でやんすからね」
やきう
「せやけど、プロの世界は三段リーグとは別物や。ここからどう化けるかやで」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。三段リーグでトップだった棋士が必ずしも活躍するとは限らないでやんす。むしろ下克上が起きることも多いでやんす」
やきう
「お前、さっきから藤井藤井うるさいねん。そんな簡単に倒せるわけないやろ」
でぇじょうぶ博士
「藤井竜王名人は別格でやんす。この4人が束になっても勝てないかもしれないでやんす」
ずん
「えー!じゃあこの記事の『ポスト藤井聡太』って嘘なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「嘘というより、希望的観測でやんす。メディアは常に『次の〇〇』を探してるでやんすからね」
やきう
「所詮は客寄せパンダや。本物になれるかは本人次第やで」
ずん
「でもさ、師匠っているんだよね?その師匠が強ければ弟子も強くなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「一理あるでやんすが、将棋は最終的には個人競技でやんす。師匠がどれだけ優秀でも、本人の才能と努力がなければ無意味でやんす」
やきう
「まあ師匠ガチャもあるけどな。ハズレ師匠引いたら終わりや」
でぇじょうぶ博士
「弟子の育成に興味がない師匠とか、指導方法が古臭い師匠とかでやんす。まあ具体名は言えないでやんすが」
やきう
「ワイが聞いた話やと、師匠と絶縁した棋士もおるらしいで」
でぇじょうぶ博士
「どこの業界も人間関係は複雑でやんす。特に師弟関係は親子以上に濃密でやんすからね」
やきう
「せやけど今回の4人は、ちゃんと師匠に感謝しとったみたいやな。記事読む限りでは」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。プロになるまでの苦労を語る中で、師匠への感謝を述べるのは王道でやんす」
ずん
「じゃあこの4人はいい子たちってことなのだ?」
やきう
「表向きはな。裏で何考えとるかは知らんけど」
でぇじょうぶ博士
「やきうくんは疑い深いでやんすね...でも確かに、インタビューでの発言と本音は違うことも多いでやんす」
でぇじょうぶ博士
「信用できないというより、『盛ってる』可能性はあるでやんす。メディアは感動的なストーリーを作りたがるでやんすからね」
やきう
「結局、プロ棋士も商売やからな。ファンに好かれるキャラ作りも大事や」
でぇじょうぶ博士
「でも実力がなければ生き残れないのも事実でやんす。キャラだけじゃ食っていけないでやんす」
やきう
「まあ藤井聡太は実力もキャラも完璧やけどな。あれは反則や」
ずん
「やっぱり藤井聡太が最強なのだ!この4人は絶対勝てないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「今の時点ではそうでやんすね。でも10年後はわからないでやんす」
やきう
「10年後?藤井聡太は31歳で、まだまだ全盛期やろ。無理やで」
でぇじょうぶ博士
「藤井竜王名人以外の棋士から勝ち星を稼ぐしかないでやんす。それでも生き残るのは厳しいでやんすが」
やきう
「結局、藤井聡太以外はみんな養分ってことやん。将棋界の構造的問題やで」
ずん
「じゃあこの記事って、『4人のプロ棋士が誕生しました!でも多分全員消えます!』って内容なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、そういう見方もできるでやんす」
やきう
「せやな。でも本人たちはそう思ってへんやろ。『俺が藤井を倒す!』って信じてるはずや」
でぇじょうぶ博士
「その根拠のない自信こそが、プロ棋士に必要なメンタリティでやんす」
ずん
「ボクも根拠のない自信だけは持ってるのだ!ボクは天才なのだ!」
ずん
「...ぐさっ。でも、この4人の中で一番応援したいのは17歳の山下数毅なのだ!若いから伸びしろがあるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「確かに山下くんは最年少でやんすね。別ルートでプロになったのも賢いでやんす」
やきう
「せやけど、藤井聡太は14歳でプロになっとるんやで?17歳なんてもう遅いくらいや」
ずん
「えー!14歳!?じゃあ山下数毅も遅いのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「藤井竜王名人が異常なだけでやんす。普通は17歳でプロになれれば十分早いでやんす」
やきう
「普通の基準で語ったらあかんねん。将棋界は藤井基準になってしもたんや」
ずん
「じゃあこの4人は『普通に早い人たち』ってことなのだ?なんか微妙なのだ...」
でぇじょうぶ博士
「微妙というか、彼らにとっては悲劇でやんす。藤井竜王名人と同じ時代に生まれたことが不運でやんす」
やきう
「まあワイも氷河期世代やし、気持ちはわかるで。時代が悪いんや」
ずん
「でも頑張って欲しいのだ!特に岩村くん!名前がカッコいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「岩村凛太朗くんでやんすね。確かに名前は将棋漫画の主人公みたいでやんす」
やきう
「名前で勝てるなら苦労せんわ。大事なのは実力や」
ずん
「でもさ、岩村くんは13勝3敗でトップ通過なんだから強いのだ!」
でぇじょうぶ博士
「強いでやんすが、プロの世界は別次元でやんす。三段リーグで13勝できても、プロでは5割勝てるかどうかでやんす」
やきう
「しかもフリークラスやろ?タイトル戦出られへんのやったら意味ないやん」
でぇじょうぶ博士
「いえ、岩村くんは正規の四段昇段でやんす。フリークラスは次点2回の片山くんと山下くんでやんす」
やきう
「ほな岩村はまだマシやな。でも結局、藤井に勝てへんのは同じや」
ずん
「もうやきうは藤井藤井うるさいのだ!他の話をするのだ!」
でぇじょうぶ博士
「では、この4人の中で最も苦労したのは誰でやんすか?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。三段リーグは全員が死ぬ思いで戦ってるでやんす。特に次点持ちの岩村くんと片山くんは、プレッシャーが半端なかったでやんす」
やきう
「次点1回持ちって、むしろアドバンテージやろ?もう1回次点取ればフリークラス入れるんやから」
でぇじょうぶ博士
「それが違うでやんす。次点を持ってると『絶対に勝たなきゃ』というプレッシャーが増すでやんす。まるで借金を抱えたギャンブラーのようなもんでやんす」
でぇじょうぶ博士
「まあずんくんに将棋は向いてないでやんす。集中力が3秒しか持たないでやんすからね」
ずん
「失礼なのだ!ボクだって頑張れば5秒は集中できるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それはさておき、この4人の今後の活躍に期待でやんすね」
やきう
「まあ応援するのはタダやし、適当に応援しとくわ」
ずん
「ボクは岩村くんを全力で応援するのだ!そしていつか藤井聡太を倒して欲しいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その可能性は天文学的に低いでやんすが、夢を持つのは素晴らしいでやんす」
ずん
「やきうはいつもネガティブなのだ!もっと前向きになるのだ!」
ずん
「でもボクは信じてるのだ!この4人の中から必ず藤井聡太を倒す棋士が現れるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...その確率は宝くじで1億円当たるよりも低いでやんすが」
ずん
「不可能じゃないのだ!可能性はゼロじゃないのだ!だから宝くじ買ってくるのだ!」