ずん
「お菓子のパッケージで『ときめく』とか言ってる奴ら、正気なのだ?中身が美味けりゃそれでいいだろ!見た目で騙されてるだけなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、それは大きな間違いでやんす。人間の味覚は視覚情報に70%も影響されるでやんす。つまり、パッケージが可愛いと脳が『これは美味い』と錯覚するでやんす。」
やきう
「ワイ、六花亭の缶を今でも10個くらい持っとるで。中身食ったあとボタン入れにしてるんや。これは実質無料の収納ケースやで。」
ずん
「それって結局、お菓子じゃなくて缶が欲しいだけじゃないのだ?本末転倒なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、それこそがマーケティングの極意でやんす。『食べ終わっても捨てられない』パッケージは、ブランドへの愛着を生み出すでやんす。まさに資本主義の勝利でやんすね。」
かっぱ
「福島の顔が沈んでる飲み物、あれ何やねん。可愛いんか不気味なんか分からんわ。」
やきう
「あれは狙ってやっとるやろ。炎上マーケティングの一種や。SNSでバズれば勝ちなんやで。」
ずん
「でも実際、パッケージが可愛いってだけで値段3割増しとかになってるのだ。ボッタクリなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。『可愛い税』とでも呼ぶべき価格上乗せが発生してるでやんす。でも消費者は喜んで払うでやんす。感情に訴えかけるデザインは、理性を麻痺させるでやんすからね。」
かっぱ
「ワイは中身さえ美味かったらええと思うけどな。パケなんてゴミ箱行きやん。」
やきう
「せやけど、お土産で渡すときパッケージがダサかったら『こいつセンスないな』って思われるやん。結局、見た目も実力のうちや。」
ずん
「じゃあボクが自分で食べる用に買うときは、ダサいパッケージの安いやつを選べば賢いってことなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「理論的には正しいでやんすが、おいらの研究によると『自分へのご褒美』という名目で可愛いパッケージを買う人は、幸福度が17%上昇するでやんす。つまり、ずんは一生不幸でやんすね。」
やきう
「博士、それ研究データあるんか?適当言うてへんか?」
でぇじょうぶ博士
「...おいらの脳内データベースからの引用でやんす。信頼性は100%でやんすよ。」
かっぱ
「結局、ウイスキー最中とか三方六とか、北海道ばっかりやないか。他の地域も頑張れや。」
ずん
「そうなのだ!北海道ばっかりズルいのだ!東京にだって可愛いお菓子あるのだ!...多分。」
やきう
「東京のお菓子って大体『洗練されたデザイン』とか言うて、実際はミニマリストの墓石みたいな箱やん。可愛さゼロや。」
でぇじょうぶ博士
「それは都市部特有の『シンプル=高級』という幻想でやんす。地方のご当地銘菓は『親しみやすさ』で勝負してるでやんす。戦略の違いでやんすね。」
ずん
「でもさ、『たんぽぽ公園』って名前のお菓子、絶対中身たんぽぽ関係ないのだ。詐欺なのだ!」
かっぱ
「お前、名前と中身が一致せなアカンのか?じゃあ『白い恋人』食ったら白人と恋に落ちるんか?」
やきう
「それな。ネーミングはイメージや。お前みたいなアホには理解できへんやろけど。」
でぇじょうぶ博士
「実は『たんぽぽ公園』という名前には、北海道の大地を想起させる効果があるでやんす。消費者は無意識に『自然』『優しさ』『ノスタルジー』を感じ取るでやんす。」
ずん
「なんかもう、お菓子買うのも大変なのだ。パッケージ、味、値段、ネーミング...全部考えなきゃいけないのだ。」
かっぱ
「考えすぎや。好きなもん買って食えばええやん。」
やきう
「せやな。ワイは結局、セブンの100円菓子で満足しとるで。パケなんてどうでもええわ。」
でぇじょうぶ博士
「それはそれで正しい選択でやんす。幸福は他人との比較ではなく、自分の満足度で測るべきでやんすからね。」
ずん
「じゃあボクもこれからは、パッケージが可愛くて、美味しくて、安くて、SNS映えして、缶が再利用できて、地域限定で、話題性があって...って、そんなお菓子存在しないのだ!!」