ずん
「新しい文科相が歴史認識で炎上してるのだ!これってヤバいやつなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、これは教育のトップが歴史修正主義的な映画に賛同していたという、まるで消防署長が放火魔の応援団だったようなもんでやんす」
やきう
「はぁ?政府見解に沿うって言うとるやんけ。何が問題なんや」
ずん
「でも過去に『南京事件はデマ』って映画を応援してたんでしょ?それってダブスタなのだ」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。文科省は教科書検定で政府見解に基づいた記述を求めてるでやんす。つまり自分が否定してたものを子供たちに教えさせる立場になったでやんす」
やきう
「ワイからしたら、政治家なんてみんな過去に黒歴史の一つや二つあるやろ。今更騒ぐことか?」
かっぱ
「おいおい、これは教育トップの話やで。過去に『地球は平面』って主張してた奴が文科相になるようなもんやないか」
ずん
「そういえば1994年に似たようなことで法相が11日で辞任してるのだ。今回はどうなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「永野茂門氏の前例があるでやんす。あの時は『でっち上げ』発言で即アウトでやんした。今回は『政府見解通り』と逃げてるでやんすが...」
やきう
「結局、本音と建前を使い分けられるかどうかやな。政治家の基本やろ」
かっぱ
「お前、それを『基本』って言うんか。嘘つきの才能を褒めてどないすんねん」
ずん
「でも博士、映画に賛同しただけで辞めさせられるのは厳しすぎないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、これは単なる映画鑑賞じゃないでやんす。その映画は監督自ら南京事件を『デマ』『でっち上げ』と主張してるでやんす。つまり政府見解を真っ向から否定する内容でやんす」
やきう
「でも2007年の話やろ?18年前や。人間、考え変わることもあるやんけ」
かっぱ
「確かにな。でも教科書検定を担当する文科相やで?子供の教育に直結する立場やねん」
ずん
「じゃあこれから松本大臣はどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まず過去の賛同について明確に説明する必要があるでやんす。『あの頃は若気の至りでやんした』とでも言うしかないでやんすかね」
やきう
「若気の至り?国会議員やった時点で若くないやろ。ただのアホやんけ」
かっぱ
「しかも映画の公式サイトに今も名前が載ってるらしいで。削除依頼もしてへんのちゃうか」
ずん
「うわぁ...それって『黒歴史をそのまま放置してた』ってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。デジタルタトゥーってやつでやんすね。インターネットは忘れないでやんす」
やきう
「ワイ、思うんやけど、政治家って過去の発言とか全部調べられるんやから、もっと慎重になるべきやろ」
かっぱ
「お前がそれ言うんか。匿名掲示板で好き放題書いとる奴が」
ずん
「でも中国との関係も気になるのだ。これって外交問題にならないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、中国は歴史認識問題には敏感でやんす。特に南京事件は『南京大虐殺』として記念館まであるでやんす」
やきう
「高市政権発足直後にこれとか、タイミング最悪やな。まるで地雷原を全力疾走してるようなもんや」
かっぱ
「しかも文科相やからな。教育と歴史を扱う立場で歴史認識に問題あるとか、シェフが料理嫌いって言うてるようなもんや」
ずん
「じゃあ結局、松本大臣はこのまま続けられるのだ?それとも辞任するのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは国内外の反応次第でやんすね。野党は確実に追及するでやんすし、中国も反応するでやんす」
やきう
「まぁ、高市政権自体が保守色強いから、かばうんちゃうか?」
かっぱ
「でもな、永野法相の前例があるからな。党内からも『火種は早めに消せ』って声が出るかもしれへんで」
ずん
「うーん、難しい話なのだ。でもボク一つ気になることがあるのだ」
ずん
「松本大臣は今、自分が賛同した映画をもう一回見返したりしてるのかなって...」
やきう
「まぁでも気になるな。『あっ、これアカンやつや』って今頃気づいてたりしてな」
でぇじょうぶ博士
「もし見返してなかったら、それはそれで問題でやんす。自分が過去に賛同したものを確認もせず、政府見解に沿うと言ってることになるでやんす」
ずん
「つまり『見てないから知らない』は通用しないのだ?」
やきう
「結局、政治家の過去って全部掘り起こされるんやな。怖い世の中やで」
ずん
「じゃあボクは政治家にならなくて正解だったのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君が政治家になれる可能性は、おいらがモテる可能性と同じくらいゼロでやんす」
ずん
「まぁでも、歴史認識って難しいのだ。ボクなんて昨日食べたご飯も認識できてないのだ!」