ずん
「セカストで本漆が数百円って、これバグなのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「バグじゃないでやんす。これは日本文化の大量放出祭りでやんす。旧家の蔵が断捨離されまくってるんでやんすよ。」
やきう
「ワイ、この前セカストで南部鉄器見つけたで。でも重すぎて持って帰るのやめたわ。」
でぇじょうぶ博士
「それは勿体ないでやんす!南部鉄器なんて、本来なら数万円するものが数百円で転がってるんでやんすよ。まるで金塊を重いからって捨てるようなもんでやんす。」
ずん
「でも博士、なんでそんな高いものが安く売られてるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。買取業者が漆器の価値を見抜けないからでやんす。本社のマニュアルには『漆器=100円』としか書いてないんでやんすよ。」
やきう
「つまり、鑑定士がポンコツってことやな。草生える。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。プラス、現代人は冠婚葬祭用の器なんて使わないでやんすからね。12人分の漆椀なんて、現代の核家族には邪魔なだけでやんす。」
ずん
「じゃあボク、セカスト巡りして転売すれば大儲けできるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす、ずん君。その漆器、誰が買うんでやんすか?市場が無いから安いんでやんすよ。」
やきう
「ワイの知り合い、家紋入りの椀を300円で買って、『これ先祖代々の家宝や』って嘘ついとるで。」
でぇじょうぶ博士
「それは詐欺でやんす...でも実際、家紋入りは売れないから余計に安くなってるでやんすね。」
ずん
「むむむ...じゃあこの現象、良いことなのだ?悪いことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「両方でやんす。知識ある人には宝の山、でも日本の伝統工芸が正当に評価されてないという悲しい現実の表れでもあるでやんす。将来、江戸時代の浮世絵みたいに海外に流出してから『あの時買っとけば...』ってなる未来も見えるでやんすね。」
やきう
「結局、日本人が日本文化の価値わかってないだけやん。情けないわ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。廃業した旅館の漆器が廃棄されたり、家の解体時に一緒に捨てられたりしてるでやんす。まるで文化財をゴミ扱いしてるようなもんでやんすよ。」
ずん
「でも博士、ボクみたいな庶民が本漆を日常使いできるチャンスってことでもあるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「良い視点でやんす!実際、使われずに蔵で眠ってるより、誰かに使われる方が器も喜ぶでやんすよ。漆器は使うほど艶が出て美しくなるでやんすからね。」
やきう
「でもな、セカストの食器コーナーで真剣に漆器吟味してるおっさん見たら、ワイは笑ってまうで。」
でぇじょうぶ博士
「そういう目利きできる人こそ、本当の勝ち組でやんすよ。おいらも東北のセカストで会津漆器を爆買いしたいでやんすねぇ。」
ずん
「結局、知識がある人が得する世界ってことなのだ...不公平なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「不公平じゃないでやんす。勉強すれば誰でも目利きになれるでやんすよ。ただし、おいらみたいに勉強しすぎてモテなくなるリスクもあるでやんすが。」
やきう
「お前はもともとモテてへんやろ。何言うとんねん。」
ずん
「わかったのだ!ボクはセカストで漆器を買い漁って、猫のベッドにするのだ!これでボクもインスタ映えできるのだ!」