ずん
「これヤバすぎなのだ。令和にこんな事件が起きるって、人類の進化どうなってんだ?」
やきう
「ワイもトレカショップ行くけど、こんなん氷山の一角やろ。閉鎖的な業界は何でもありや。」
でぇじょうぶ博士
「統計的に見ると、密室性の高い職場環境では権力勾配が生まれやすいでやんす。トレカショップは客層も特殊で、外部の目が届きにくい構造になっているでやんす。」
ずん
「でも排泄物食べさせるって、もはや人間じゃないのだ。動物だって仲間にそんなことしないのだ。」
やきう
「甘いで。ワイの知り合いの会社でも、新人に腐った弁当食わせる伝統あったわ。日本の陰湿さ舐めんな。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の発言は看過できないでやんすが、集団心理における残虐性の増幅は心理学で実証されているでやんす。スタンフォード監獄実験を思い出すでやんすね。」
ずん
「え?有名な大学でもそういう実験やってたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。普通の学生が看守役になったら、わずか数日で囚人役を虐待し始めたでやんす。人間の暗黒面は意外と浅いところに眠っているでやんす。」
やきう
「つまり誰でも加害者になりうるってことか。ワイも気ぃつけなアカンな...って、ワイ引きこもりやから関係なかったわ。」
ずん
「でもさ、売上金を持ち出したのが発端って書いてあるけど、それにしたって度が過ぎてるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まさにそこでやんす。当初の『罰』の名目が、いつの間にか快楽的な虐待にエスカレートしていくのが恐ろしいでやんす。『めちゃくちゃ面白いやろ』という発言がそれを物語っているでやんす。」
やきう
「動画まで撮って共有とか、完全にエンタメ化しとるやんけ。SNS時代の病理やな。」
ずん
「しかも被告同士の上下関係が曖昧って...つまり全員が加害者ってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そこが法廷での争点になるでやんす。『指示されてやった』のか『悪ノリの延長』なのか。前者なら従属的立場、後者なら共犯関係でやんす。量刑が大きく変わるでやんすよ。」
やきう
「どっちにしろクソやんけ。ワイなら即通報するわ...って、ワイ引きこもりやから職場ないんやった。」
ずん
「やきう、さっきから引きこもりアピールうるさいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それより問題は、被害者Aが売上金を持ち出した時点で、なぜ警察や法的手段を取らなかったのかでやんす。私刑に走った時点で、加害者たちは法治国家の住人としての資格を放棄しているでやんす。」
やきう
「トレカ業界って現金商売やし、税務処理もグレーなとこ多いんちゃう?警察呼んだら自分らも困るパターンや。」
ずん
「あー、そういうことなのだ。後ろめたいことがあるから、内々で『制裁』しようとしたのだ。」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。違法な労働環境や不透明な経理が、こうした事件の温床になっているでやんす。まるで闇と闇が交わって、より深い闇を生み出すようなものでやんす。」
やきう
「結局、全員クズってことやな。被害者も売上金パクっとるし。」
ずん
「でもでも、どんな理由があっても排泄物食べさせていい理由にはならないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。刑法における『罪刑法定主義』では、どんな犯罪に対しても法で定められた刑罰しか科せないでやんす。個人の裁量で『罰』を決める権利は誰にもないでやんす。」
やきう
「まあワイも昔、後輩のコーヒーにわさび入れたことあるけどな。あれも今思えばアウトやったわ。」
でぇじょうぶ博士
「予備軍どころか、立派な暴行罪でやんす。被害届出されたら逮捕されるレベルでやんすよ。」
やきう
「マジか...ワイ、明日からコンビニのコーヒーしか飲まんわ。」
ずん
「話を戻すのだ。この事件、今後どうなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「被告人たちは強要罪と傷害罪で起訴されているでやんす。強要罪は3年以下の懲役、傷害罪は15年以下の懲役でやんす。複数の罪が重なれば、実刑判決は避けられないでやんすね。」
やきう
「たった3年?甘すぎやろ。一生ムショにぶち込んどけや。」
ずん
「でも動画証拠があるから、言い逃れできないのだ。むしろバカすぎるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが現代の犯罪者の特徴でやんす。SNSやスマホの普及で、自らの犯行を記録してしまう。まるで自分で墓穴を掘っているようなものでやんす。デジタルタトゥーは消えないでやんすからね。」
やきう
「ワイの黒歴史ツイートも消えへんからな...ほんま恐ろしいわ。」
でぇじょうぶ博士
「まず、密室化した職場環境の危険性でやんす。次に、集団心理による残虐性の増幅。そして何より、『ちょっとした悪ふざけ』が取り返しのつかない犯罪にエスカレートする恐怖でやんす。」
やきう
「要するに、人間信じるなってことやな。ワイが引きこもっとるのは正解やったんや。」
ずん
「やきう、それは違うのだ。引きこもりは解決策じゃなくて逃避なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、やきう君の生き方はさておき、この事件が社会に与える影響は大きいでやんす。トレカ業界全体のイメージダウンは避けられないでやんすし、類似の事件が表に出てくる可能性もあるでやんす。」
ずん
「じゃあボク、もうトレカショップ行けないのだ...」
やきう
「お前、トレカやってたんか。どうせ遊戯王の青眼集めとるんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「おいらもトレカは嗜むでやんすが、この事件以降、店員の態度を観察するようになったでやんす。異常な上下関係や威圧的な態度がないか、チェックするでやんすよ。」
ずん
「でも大事なことなのだ。おかしいと思ったら通報するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。傍観者にならないことが重要でやんす。『自分には関係ない』という態度が、こうした犯罪を助長するでやんすからね。」
やきう
「いや、でも下手に関わったらワイらも巻き込まれるやん。リスク管理大事やで。」
ずん
「やきう...お前、さっきから保身の話しかしてないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の発言は極端でやんすが、一理あるでやんす。通報する際は匿名でもできるでやんすし、警察の相談窓口もあるでやんす。リスクを最小限にしながら正義を貫く方法はあるでやんすよ。」
ずん
「違うのだ!博士は『リスク管理しながら行動しろ』って言ってるのだ!お前は『何もするな』って言ってるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。重要なのは、この事件を『他人事』として消費しないことでやんす。自分の職場や周囲に同様の兆候がないか、常に意識することでやんす。」
やきう
「意識高い系かよ。ワイはそんな面倒なことせんわ。」
ずん
「やきう...お前、本当に童貞こじらせすぎなのだ...」
やきう
「は?童貞関係ないやろ!なんでそこで童貞ディスんねん!」
ずん
「だって、人との関わりを避けすぎた結果が童貞なのだ。この事件も、人との関わり方を間違えた結果なのだ。つまり...」
ずん
「加害者たちも、ある意味『こじらせた童貞』なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君、その理論は飛躍しすぎでやんす。」
ずん
「いや、だって動画撮って『面白いやろ』って共有するって、承認欲求の塊じゃん。モテないやつの典型的な行動パターンなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...確かに、承認欲求の歪んだ発現という点では、ずん君の指摘も的外れではないでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、いい加減にするでやんす。話を戻すでやんすが、この事件の最大の教訓は『エスカレートする前に止める』ことでやんす。最初の一歩で誰かが『それはおかしい』と声を上げていれば、防げた可能性があるでやんす。」
ずん
「でも、売上金パクった時点で、誰も『それはおかしい』って言わなかったってことなのだ...つまりみんな共犯なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。組織的な腐敗は、小さな違反の黙認から始まるでやんす。それが積み重なって、今回のような悲劇を生むでやんす。」
ずん
「じゃあボクたちも、普段から『おかしいことはおかしい』って言える環境を作らないといけないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。心理的安全性のある職場や コミュニティこそが、こうした犯罪を防ぐ最大の防波堤でやんす。」
ずん
「なんか難しくなってきたのだ...要するに、みんな仲良くしろってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、超簡単に言えばそうでやんす。」
ずん
「じゃあ結論!排泄物食べさせる前に、まず飲み会でコミュニケーション取れってことなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...その結論は斬新すぎるでやんす。」
ずん
「だってそうじゃん!仲良かったら排泄物なんて食べさせないし、売上金もパクらないのだ!つまり全ては飲みニケーション不足が原因なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君...おいらはその理論には到底賛同できないでやんす...」
ずん
「ほら、ボクって実は天才なのだ!この事件を機に、全国のトレカショップで強制飲み会を義務付ければ、第二の事件は防げるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それはむしろ別の問題を引き起こすでやんす!!!」
ずん
「え?でもコミュニケーション大事って言ったじゃん。だったら飲み会でしょ。ボク、店長になったら毎日飲み会するのだ!」