ずん
「147万人も借金地獄に落ちてるって、これ日本終わってるのだ!ボクの周りにもいるかもしれないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。3件以上から借りてる人が147万人。これは札幌市の人口に匹敵する規模でやんす。物価高で生活費が足りず、借金で借金を返す自転車操業に陥ってるでやんすよ。」
やきう
「ワイも消費者金融から借りてるけど、まだ2件やからセーフやな。」
でぇじょうぶ博士
「問題は『総量規制すり抜け』でやんす。本来は年収の3分の1までしか借りられないはずが、複数業者に同時申し込みすることで、その網をくぐり抜けてるでやんす。まるで穴だらけのザルでやんすね。」
やきう
「つまり、システムの抜け穴を突いてるってことか。賢いやんけ。」
ずん
「賢くないのだ!それで自殺者まで増えてるって書いてあるのだ!2021年から増加傾向って...怖すぎるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。多重債務は人の命まで奪う恐ろしい問題でやんす。金融庁も12月から実態調査を始めるそうでやんすが、もう手遅れ感が漂ってるでやんすねぇ。」
やきう
「でもさぁ、借りる方も悪いんちゃうんか?計画性ないだけやろ。」
ずん
「それはひどいのだ!物価高で生活できなくなってる人もいるのだ!やきうニートには関係ない話かもしれないけど!」
やきう
「ぐっ...ワイはニートちゃうわ!引きこもりや!」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。確かに個人の責任もあるでやんすが、物価高という外的要因も大きいでやんす。卵一パック300円、米10kg5000円の時代でやんすからね。給料は上がらないのに支出だけ増える地獄でやんす。」
ずん
「じゃあ、これからもっと増えるってことなのだ?147万人どころじゃなくなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「可能性は高いでやんすね。金融庁が監督指針を改正して使途確認を強化するらしいでやんすが、焼け石に水かもしれないでやんす。借りたい人は嘘をついてでも借りるでやんすから。」
やきう
「ほんなら、もう現金廃止してデジタル通貨にすればええんちゃうか?全部監視できるやん。」
ずん
「それ監視社会すぎて怖いのだ!やきうは中国共産党かなにかなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「デジタル通貨も一つの解決策でやんすが、プライバシーの問題があるでやんすね。それに、根本的な問題は『なぜ借りなきゃいけないのか』でやんす。賃金が上がらない、物価が上がる、この構造を変えない限り、多重債務者は減らないでやんすよ。」
やきう
「結局、政府が無能ってことやな。増税ばっかりしやがって。」
ずん
「でも金融庁も対策考えてるんでしょ?なんとかなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす。金融庁の調査なんて、泥棒が逃げた後に警察が来るようなもんでやんす。すでに147万人が苦しんでるのに、今から調査って遅すぎるでやんすよ。」
やきう
「ワイ、マジで日本脱出考えた方がええんかな...」
ずん
「やきうみたいな引きこもりニートを受け入れてくれる国なんてないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、海外に逃げても問題は解決しないでやんす。多重債務問題は日本だけじゃなく、世界中で起きてるでやんすからね。アメリカでも学生ローン地獄、中国でもシャドーバンキング問題があるでやんす。」
ずん
「じゃあ、ボクたちはどうすればいいのだ?借金しないように気をつけるしかないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「基本はそうでやんす。でも、予期せぬ病気や事故で借金せざるを得ない状況もあるでやんす。大事なのは、早めに相談窓口を利用することでやんす。金融庁も相談窓口を用意してるでやんすから。」
やきう
「相談窓口って、結局『自己破産しろ』って言われるだけやろ?」
でぇじょうぶ博士
「それも誤解でやんす。自己破産は再スタートの手段でやんす。確かにブラックリストに載るでやんすが、7年経てば消えるでやんす。死ぬよりはマシでやんすよ。」
やきう
「7年って長すぎやろ...その間クレカも作れへんし。」
ずん
「クレカなんて贅沢品なのだ!現金で生きればいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、そう単純でもないでやんすけどね。現代社会でクレカなしは不便でやんす。ネット通販も使えないし、ホテルの予約もできないでやんすから。」
やきう
「結局、一度でも多重債務に陥ったら詰みってことやんけ。怖すぎるわ。」
ずん
「ボク、絶対に借金しないって決めたのだ!...あれ、でも奨学金って借金じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君、奨学金も立派な借金でやんす。日本学生支援機構から借りてる人は、卒業後に返済義務があるでやんすよ。」
ずん
「え!?じゃあボクももう多重債務者予備軍なのだ!?」
やきう
「お前、大学すら行ってへんやろ。何言うとんねん。」
ずん
「...あっ、そうだったのだ。でもボク、近いうちに東大に行く予定なのだ!」