ずん
ボスが弱さを晒すって、これは世紀のネタバレなのだ!
でぇじょうぶ博士
やんすねぇ。1億4000万枚売り上げた男が、実は30代前半でメンタルぐちゃぐちゃだったとは、まるで無敵のラスボスが実は初期レベルでゲームオーバー連発してたようなもんでやんす。
やきう
ワイもメンタルぐちゃぐちゃやけど、1億枚も売れてへんで。不公平やんけ。
ずん
でも76歳でまだステージでトランプ批判してるって、体力ヤバくないのだ?
でぇじょうぶ博士
おいらの知る限り、怒りのエネルギーは核融合並みの持久力を生み出すでやんす。特にアメリカ人の政治への怒りは、永久機関として特許取得できるレベルでやんすからね。
やきう
でも結局、昔はビビってたってことやろ?ダサいやん。
ずん
そうなのだ!ヒーローは最初から完璧じゃないとダメなのだ!
でぇじょうぶ博士
むむむ、それは違うでやんす。彼のアルバム「ネブラスカ」は、まさにその弱さを4トラックのカセットレコーダーで録音した宅録作品でやんす。つまり、今で言う「寝室ポップ」の元祖みたいなもんでやんすよ。
やきう
宅録が芸術になるんか。ワイの鼻歌も録音したら名作になるかもしれへんな。
ずん
でもさ、ブルーカラーの男とか言ってるけど、結局大金持ちになったんでしょ?偽善なのだ!
でぇじょうぶ博士
そこが面白いところでやんす。彼は労働者階級の代弁者を演じながら、実際は億万長者という矛盾を抱えてるでやんす。まるで、ダイエット本を出版しながらケーキを爆食いしてる著者みたいなもんでやんすね。
やきう
でも大統領から勲章もろてるやん。権力側に取り込まれてるやんけ。
でぇじょうぶ博士
オバマとバイデンからもらった勲章でやんすからね。共和党政権なら、たぶん「国家反逆罪」で指名手配されてたでやんす。
ずん
映画でジェレミー・アレン・ホワイトが演じるって、あの『ザ・ベアー』の人なのだ?料理人がロッカーになるのは無理があるのだ!
でぇじょうぶ博士
まぁ、どっちも「熱くて、叫んで、汗だく」という点では共通してるでやんすね。ただ、一方はキッチンで、もう一方はステージという違いがあるだけでやんす。
やきう
で、映画の何がすごいんや?また伝記映画かいな。もう飽きたわ。
でぇじょうぶ博士
この映画は珍しく、本人が完成作を気に入って感謝までしてるでやんす。普通、ミュージシャンの伝記映画は「全然違う!」とキレられるのが定番でやんすからね。
ずん
妹も喜んでるって言ってたけど、家族公認の自虐映画ってことなのだ?
でぇじょうぶ博士
やんすね。家族も「ああ、あの頃のブルースは本当にヤバかったよね」って認めてるってことでやんす。まるで、同窓会で黒歴史をみんなでイジられるような状況でやんす。
やきう
でもなんで今さら弱さを見せるんや?もう十分成功してるやろ。
ずん
そうなのだ!もっと強くてカッコいいボスを見せてほしいのだ!
でぇじょうぶ博士
それが逆におかしいでやんす。76歳になってやっと、若い頃の弱さを認められるようになったんでやんす。人間、年取らないと本当の強さは手に入らないでやんすよ。おいらはまだ弱いままでやんすけどね。
やきう
ワイは最初から弱いから、80歳になったら最強になれるってことか?
ずん
じゃあボクも今のままダメ人間でいれば、将来レジェンドになれるのだ!これは朗報なのだ!